パッシブプローブ（受動プローブ）

パッシブ・プローブとはオシロスコープ・プローブ の一種です。パッシブ・プローブはほとんどのオシロスコープに標準で付属している、低コストで汎用的なプローブです。

パッシブ・プローブは低コスト、汎用のプローブとして使用することができます。パッシブ・プローブは一般に、アクティブ・プローブほどの性能はありませんが、広範なアプリケーション信号の測定に最適なダイナミック・レンジと堅牢さを兼ね備えています。

アクティブ・プローブ は、通常12 Vまでの高速なグランド基準信号の測定に使用します。 アクティブ・プローブは、プローブ負荷を最小にする必要のある、高インピーダンス／高周波回路素子の測定に最適です。

差動プローブ は差動増幅器によって2つの信号の差を求めて1つのシングル・エンド信号とし、オシロスコープの1つのチャンネルで測定するためのプローブです。差動プローブを使用することで、より広い周波数範囲でのCMRR性能が著しく向上し、高周波測定における優れた信号再生が可能になり、信号忠実度が向上します。  

パッシブ・プローブの他には、お伝えしたアクティブ・プローブや差動プローブ、電流プローブ 、IsoVu絶縁プローブ、光プローブ、パワーレール・プローブ、高電圧プローブ、ロジック・プローブ などがあります。それぞれの特徴やプローブの選び方は「オシロスコープ・プローブの選び方」をご参考にご覧ください。