オックスフォード・ブルックス大学での導入事例

エンジニアリング教育の促進

テクトロニクスは、学生エンジニアのチームに電動レーシング・カーの製作に必要なツールを提供し、エンジニアリングに関する知識を深めてもらいました。教室で学んだ原理を実践的なプロジェクトで応用することで、業界で優位に立つための貴重な経験を得ることができました。

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顧客の課題

1999年に英国で設立されたオックスフォード・ブルックス大学は、自動車およびモータ・スポーツの研究と教育において確固たる遺産を有しています。

また、ゼロからレーシング・カーを製作し、他大学とレースを行うオックスフォード・ブルックス・レーシングのような課外プログラムを通じて、エンジニアリングに関する知識を深め、実践することを奨励しています。

長年、学生たちはさまざまな燃焼モータのレーシング・カーを製作してきましたが、2019/2020年のシーズンには、初めて完全な電気自動車に取り組むことにしました。

問題は、電動レーシング・カーを製作するためには、設計を最適化して検証するために、さまざまなテスト／測定ツールが必要だということでした。最先端の電動レーシング・カーの開発には、最先端のツールが必要です。また、新しい機器を最も利用するエンジニアは学生であるため、信頼性が高く、使いやすい機能やインタフェースを提供することで、ツールを習得するのに必要な時間を短縮したいと考えていました。

ソリューション

テクトロニクスは、オックスフォード・ブルックスのレーシング・チームに、以下のような堅牢で汎用性の高いテスト／計測器で構成されたベンチを提供しました。

• 200MHz帯域の3シリーズ・ミックスド・ドメイン・オシロスコープ（MDO）
• コンパクトでポータブルなスペクトラム・アナライザ
• 25MHzの任意波形／ファンクション・ジェネレータ
• 7.5桁のグラフィカル・サンプリング・デジタル・マルチメータ
• 高出力、3チャンネルのプログラマブル電源

オックスフォード・ブルックス大学の工学部の学生は、これらのツールやその他のハイエンドのツールを使用して、電動レーシング・カーのために試作された電気システムのコンセプトを正確かつ効率的にテストし、検証することができます。テクトロニクスの最先端の直感的ユーザ・インタフェースにより、学生は計測器操作の習得に時間を取られることなく、自分のスキルと設計の可能性を最大限に引き出すことができます。

初めて電動レーシング・カーを製作する学生たちをサポートするだけでなく、この新しい機器は、エンジニアリング・プログラムで現在進めている先進的なエネルギー貯蔵、応用制御、エレクトロメカニカル・イノベーションに関連する研究の能力を向上させます。

関連製品、ソフトウェア、サービス

ベンチ構成

ハードウェア	概要
	MDO3024型ミックスド・ドメイン・オシロスコープ、200MHz、2.5GS/S お手頃な価格で、信頼性の高い、高確度の信号測定が可能
	RSA306B型スペクトラム・アナライザ（コンパクトでポータブル） 高忠実度、低ノイズのスペクトラム・アナライザ
	AFG1022型任意波形／ファンクション・ジェネレータ、25MHz、125MS/s、14ビット 柔軟で効率的な波形生成が可能
	ケースレーDMM7510型：7.5桁デジタル・グラフィカル・サンプリング・マルチメータ 高精度、高分解能のデジタイザ
	2230Gシリーズ・ハイ・パワー、3チャンネル・プログラマブル電源 コンパクトな3チャンネル電源

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