チャルマース大学での導入事例

誰でも無理なく習得できる

教育への投資こそイノベーションの未来への鍵です。テクトロニクスは、世界中の大学のエンジニアリング・プログラムが、学生や教員に未来を切り開くために必要なツールを提供できるよう支援しています。

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顧客事例

チャルマース・フォーミュラは、スウェーデンの工学部の学生33名で構成されたチームで、他校の工学部の学生と競うために、電気式全輪駆動のレーシング・カーを設計し、製作していました。

4種類のモータと600Vのバッテリを車に搭載した複雑なプロジェクトでしたが、必要なテスト機器や計測器も満足に利用できない状態にありました。まだ学生ということもあり、経験が少なく、電子機器のテストやシステム設計の基礎的なスキルを学んでいるという段階にありました。

ソリューション

チャルマース・フォーミュラ学生チームは、テクトロニクスとの提携により、5シリーズのミックスド・シグナル・オシロスコープ、電源、ソース・メジャー・ユニット、プローブの提供を受けられることになりました。これにより、レーシング・カーのモータやバッテリの設計を正確かつ効率的にテストし、測定するために必要なすべての機材を手にすることができました。

5シリーズMSOのユーザ・フレンドリーなインタフェースとタッチスクリーンにより、学生たちは機器の使い方を無理なく習得することができました。操作方法を習得するのに費やす時間が減り、革新的な設計に取り組む時間が大幅に増えました。

使いやすさと最先端の機能の両方を兼ね備えたテスト／計測機器を使用することで、プロジェクトの複雑で困難な作業がより簡単になり、習得も容易になりました。

ある学生の体験談

アレクサンダー・アンダーソンは、子供の頃、レゴの家やトラック、レーンを設計する「レゴ・エンジニア」になりたいと思っていました。

年をとるにつれて、レゴは制限が多すぎて物足りない、と思うようになりました。すべてのものが既製のブロックでできており、それらを使用して作れるものには限界があると感じたからです。新しい素材を探し始めた彼は、最終的にスウェーデンのチャルマース大学で工学を学び、チャルマーズ・フォーミュラという学生チームに参加して、競争力のあるレーシング・カーを製作するようになりました。

インタビューの中で、アンダーソンは、エンジニアリングとは、脳が何もしていないときに自然に行われるものだ、と述べています。それは意識的とか意図的というような行為からは、かけ離れたものです。心が自由に遊んでいるようなときこそ、身の回りの日常的なことを改善する方法が心に浮かぶのかもしれません。

テクトロニクスとチャルマース大学のパートナーシップの詳細は、このビデオをご覧ください。

関連製品、ソフトウェア、サービス

ベンチ構成

ハードウェア	概要
	MSO58 5-BW-2000型 スイッチング損失や安全動作領域の測定、ボード・プロット、電源除去比、またはインサーキット・インダクタやトランスの測定など、5シリーズMSOは、電源装置の測定、設計、および解析に不可欠なツールです。
	DMM6500型 DMM6500型は、他社の下位クラスの6.5桁DMMと同程度の価格でありながら、トランジェント信号の取り込み、データの視覚化、解析など、豊富な測定機能を備えたベンチ・テストや製造試験に最適なタッチスクリーン対応DMMです。
	SMU2450型 ケースレーの2450型は、4象限動作の高精度な電圧および電流の印加／負荷としての機能に加え、測定の機能も合わせ持っており、さらにタッチスクリーン方式のユーザ・インタフェースを備えています。

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