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シリアル・トリガ/解析アプリケーション・モジュール

AERO・AUDIO・AUTO・AUTOMAX・COMP・EMBD・FLEX・USB・ENETデータ・シート

AERO・AUDIO・AUTO・AUTOMAX・COMP・EMBD・FLEX・USB・ENETデータ・シート
主な特長
  • 自動シリアル・トリガ/デコード/検索オプション-I2C、SPI、CAN、CAN FD、LIN、FlexRay、RS-232/422/485/UART、MIL-STD-1553、ARINC 429、I2S/LJ/ RJ/T DM、USB、Ethernet
  • アドレス、データなど、シリアル・バスの測定に不可欠なすべての要素にトリガ可能
  • 各メッセージの重要な要素すべてをデコード。1、0を数える必要なし
  • 検索条件を定義することで、長いメモリ長からでも特定のメッセージを検索可能。イベント・テーブルには、自動検索で見つかったイベントをリスト表示
  • 検索マーク・テーブル・データは.csvファイルにエクスポート可能
  • デコードされたシリアル・バス動作をタイムスタンプ付のフォーマットでイベント・テーブルに表示できるため、システム動作をすばやく把握できる
  • イベント・テーブル・データは.csvファイルにエクスポート可能

シリアル・トリガ/解析アプリケーション・モジュール

シリアル・バスでは、1つの信号にアドレス、コントロール、データ、クロック情報が含まれているため、特定のイベントの分離が難しい場合があります。MDO4000Cシリーズ、MDO3000シリーズ、MSO/DPO2000Bシリーズ用のシリアル・アプリケーション・モジュールを使用すれば、I2C、SPI、CAN、CAN FD、LIN、FlexRay、RS-232/422/485/UART、MIL-STD-1553、ARINC 429、I2S/LJ/RJ/TDM、USB2、Ethernetの自動トリガ、デコード、および検索が可能になり、オシロスコープはシリアル・バスをデバッグするための強力なツールになります。



RS-232バスの特定の送信データ・パケットにトリガした例。特定のシリアル・パケットの内容でトリガすることもできるため、特定イベントのすばやい取込みが可能

シリアル・トリガ

I2C、SPI、CAN、CAN FD、LIN、FlexRay、RS-232/422/485/UART、MIL-STD-1553、ARINC 429、I2S/LJ/RJ/TDM、USB2、Ethernetなどのシリアル・バスにおいて、パケットの開始、特定のアドレス、特定のデータ内容、ユニーク識別子などのパケット内容にトリガすることができます。

バス表示

バスを構成するClock、Data、Chip Enableなどの個々の信号に沿ってわかりやすく表示でき、パケットの開始と終了、アドレス、データ、識別子、CRCなどのサブパケット・コンポーネントを容易に認識することができます。

バス・デコード

また、波形からクロック数を数えて各ビットが1か0かを判定したり、各ビットをまとめてHex表示したりすることも面倒な作業です。ご使用のオシロスコープにシリアル・アプリケーション・モジュールを装備すれば、作業が飛躍的に楽になります。バスをセットアップしておけば、オシロスコープがバスの各パケットを自動的にデコードし、Hex、バイナリ、10進(LIN、MIL-STD-1553、FlexRay、USB、Ethernetのみ)、符号付き10進(I2S/LJ/RJ/TDMのみ)またはASCII(RS-232/422/485/UART、USB、Ethernetのみ)で表示することができます。



シリアル信号の開始、DLC、データ、CRC、終了が色識別表示されたCANバスの例



バス波形とデジタル波形の同時表示の例。デジタル波形では、スレッショルドの設定に基づいて、バスの個々の信号の表示方法を変えている(アナログ・チャンネルを1や0のように表示したい場合などに役立つ)

イベント・テーブル

デコードされたパケット・データがバス波形上で見えるだけでなく、取込んだすべてのパケットを、ロジック・アナライザのようにリスト形式で見ることができます。パケットにはタイムスタンプが付き、アドレス、データなど、コンポーネントごとにカラムとして連続にリスト表示されます。



イベント・テーブル表示には、長い時間ウィンドウで取込まれたCANパケットの識別子、DLC、データ、CRCが表示されている

Search(検索)

シリアル・トリガは特定のイベントを検出するのに非常に便利な機能ですが、取込んだ波形全体に対して解析するこてはできません。従来は波形をマニュアルでスクロールし、ビットを数え変換して、イベントの原因を探しました。シリアル・アプリケーション・モジュールをインストールすると、シリアル・パケットの内容を定義すれば、取込んだ後でも自動的にデータを検索することができます。検出されたイベントには検索マークが付きます。オシロスコープ前面パネルの(←)ボタンや(→)ボタンを押すだけで、各マーク間をすばやく移動することができます。イベント・テーブルには、自動検索で見つかったイベントがリスト表示されます。検索マーク・データを.csvファイルにエキスポートすることもできます。



サーチ(検索)の例-Wave Inspector®のI2Cデコード機能によってサーチされたアドレス50。Wave Inspector®により、波形データを効率的に観測、操作することが可能

仕様

バス設定オプション
ソース(クロックとデータ)

アナログ・チャンネル(1~4)

デジタル・チャンネル(D0~D15)

スレッショルド
チャンネルごとのスレッショルド設定
推奨プローブ
シングルエンド
アドレスのリード/ライトを含む
YesまたはNo
利用可能なデコード・フォーマット
Hex(16進)、バイナリ(2進)
表示モード
モード 概要
バス バスのみ
バスと波形 バス波形とロジック波形の同時表示
イベント・テーブル デコードされたパケット・データを表形式で表示


I2Cバスの設定(バス表示モードの選択画面の表示)
バスのトリガ/サーチ・オプション
特性 概要
トリガ/サーチ条件 開始
終了
繰返し開始 Ackなし
アドレス(7または10ビット)、リード/ライトの選択
データ(バイト数:1~5)
アドレスとデータ



I2Cバスの特定のアドレス値にトリガした例
バス・デコード
特性概要
最大クロック/データ・レート 最大10Mbps(バスの自動デコードの場合)
デコード表示 開始(緑のブラケット)
アドレス(黄色のボックス)
Ackなし(赤の!シンボル)
データ(シアンのボックス)
終了(赤のブラケット)



I2Cバスのイベント・テーブルの例。取込んだパケットすべてにタイムスタンプが付けられ、表形式で表示されている
SPIの特性
バス設定オプション
特性 概要
ソース(クロック、スレーブ・セレクト、MOSI、MISO) アナログ・チャンネル(1~4)デジタル・チャンネル(D0~D15)
スレッショルド チャンネルごとのスレッショルド設定
推奨プローブ シングルエンド
デコード設定  
フレーム アイドル時間(2線SPI)スレーブ・セレクト(3線または4線SPI)
クロック 立上りまたは立下りエッジ
スレーブ・セレクト アクティブ・ハイまたはアクティブ・ロー
MOSI アクティブ・ハイまたはアクティブ・ロー
MISO アクティブ・ハイまたはアクティブ・ロー
ワード・サイズ 4~32ビット
ビット順序 最上位ビット(MSB)から最下位ビット(LSB)から
利用可能なデコード・フォーマット Hex(16進)、バイナリ(2進)
表示モード  
バス バスのみ
バスと波形 バス波形とロジック波形の同時表示
イベント・テーブル デコードされたパケット・データを表形式で表示



SPIバスの設定(バス・ソースの入力オプション)
バスのトリガ/サーチ・オプション
特性 概要
トリガ/サーチ条件 SSアクティブ SOF(Start of Frame)
MOSI
MISO
MOSIおよびMISO
データ:最大128ビット(32ビット・ワード×4または4ビット・ワード×32)



SPIバスの特定のMOSIデータ値にトリガした例
バス・デコード
特性 概要
最大クロック/データ・レート 最大50Mbps(バスの自動デコードの場合)
デコード表示 開始(緑のブラケット)データ(シアンのボックス)
終了(赤のブラケット)



SPIバスのイベント・テーブルの例。取込んだパケットすべてにタイムスタンプが付けられ、表形式で表示されている
RS-232/UART/RS-422/RS-485の特性
バス設定オプション
RS-232/UARTのソース(送信および受信)

アナログ・チャンネル(1~4)

デジタル・チャンネル(D0~D15)

RS-422/RS-485のソース(送信および受信)

アナログ・チャンネル(1~4)

スレッショルド
チャンネルごとのスレッショルド設定
推奨プローブ
RS-232/UART:シングルエンド
RS-422/RS-485:差動
極性
RS-422/RS-485 
反転(UART、RS-422/RS-485)
デコード設定
パラメータ概要
ビット・レート
あらかじめリストされているレート50bps~2.8Mbps
カスタム50bps~10Mbps
データ・ビット7、8または9
パリティなし、奇数、または偶数
パケットオンまたはオフ
パケットの終了00h(NUL)
0Ah(LF)
0Dh(CR)
20h(SP)
FFh
利用可能なデコード・フォーマット
Hex(16進)、バイナリ(2進)、ASCII
表示モード
モード 概要
バス バスのみ
バスと波形 バス波形とロジック波形の同時表示
イベント・テーブル デコードされたパケット・データを表形式で表示


RS-232バスの設定(RS-232バスのビット・レート・オプションの表示)
バスのトリガ/サーチ・オプション
特性 概要
トリガ/サーチ条件 Txのスタート・ビットRxのスタート・ビット
Txのパケットの終了
Rxのパケットの終了
Txのデータ(バイト数:1~10)
Rxのデータ(バイト数:1~10)
Txのパリティ・エラー
Rxのパリティ・エラー



RS-232バスの特定のTxデータ値にトリガした例
バス・デコード
特性 概要
最大クロック/データ・レート 最大10Mbps(バスの自動デコードの場合)
デコード表示 データ(シアンのボックス) エラー(赤のボックス)
- パリティ
- フレーム



RS-232バスのイベント・テーブルの例。取込んだパケットすべてにタイムスタンプが付けられ、表形式で表示されている
CAN、CAN FD(ISOおよび非ISO)の特性
バス設定オプション
CAN_H、CAN_L、Rx、またはTxプロービングのソース

アナログ・チャンネル(1~4)

デジタル・チャンネル(D0~D15)

差動プロービングのソース
アナログ・チャンネル(1~4)
スレッショルド
チャンネルごとのスレッショルド設定
推奨プローブ
TDP1500型差動プローブ

CAN_H、CAN_L、Rx、Tx:シングルエンド

差動:差動

ビット・レート
パラメータ 概要
標準:あらかじめリストされているレートおよびカスタム 10kbps~1Mbps
FD:事前定義およびカスタム 1Mbps~10Mbps(MDO3K では7Mbps)
サンプル・ポイント
ビット周期またはユニット・インターバルの15~95%
利用可能なデコード・フォーマット
Hex(16進)、バイナリ(2進)
表示モード
パラメータ 概要
バス バスのみ
バスと波形 バス波形とロジック波形の同時表示
イベント・テーブル デコードされたデータを表形式で表示


CANバスの設定(CANバスの信号タイプ・オプションの表示)
バスのトリガ/サーチ・オプション
特性 概要
トリガ/サーチ条件1フレームの開始 フレームの種類(データ、リモート、エラー、オーバロード)
識別子(標準または拡張)
データ(バイト数:1~8、トリガ/サーチ条件:=、≠、<,>、≤、≥)
識別子とデータ
フレームの終了
Ackなし
ビット・スタッフ・エラー
FD BRSビット
FD ESI ビット
フォーム・エラー
すべてのエラー



CANバスの特定のデータ値にトリガした例

1FD BRSビット、FD ESIビット、フォーム・エラー、およびすべてのエラーは、CAN FDがバスとして選択されている場合にのみ利用できます。

バス・デコード
特性概要
デコード表示 開始(緑のブラケット)
アドレス(黄色のボックス)
DLC、CRC(紫のボックス)
Ackなし(赤の!シンボル)
データ(シアンのボックス)
終了(赤のブラケット) ビット・スタッフ・エラー(赤のボックス)



CANバスのイベント・テーブルの例。取込んだパケットすべてにタイムスタンプが付けられ、表形式で表示されている
LINの特性
バス設定オプション
ソース

アナログ・チャンネル(1~4)

デジタル・チャンネル(D0~D15)

スレッショルド
チャンネルごとのスレッショルド設定
推奨プローブ
シングルエンド
デコード設定
パラメータ概要
極性正極性または反転
ビット・レート
あらかじめリストされているレート1.2kbps~19.2kbps
カスタム800bps~100kbps
LINの規格v1.x、v2.x、または両方
パリティ・ビットとIDを含むYesまたはNo
利用可能なデコード・フォーマット
ミックス:IDとパリティ(Hex表示)、データとチェックサム(バイナリ表示)
Hex(16進):全フィールド
バイナリ(2進):全フィールド
表示モード
モード 概要
バス バスのみ
バスと波形 バス波形とロジック波形の同時表示
イベント・テーブル デコードされたデータを表形式で表示


LINバスの設定(LINバスの設定オプションの表示)
バスのトリガ/サーチ・オプション
特性 概要
トリガ/サーチ条件 シンク 識別子
データ(バイト数:1~8、トリガ/サーチ条件:=、≠、<,>、≤、≥、設定範囲内、設定範囲外)
識別子とデータ
ウェイクアップ・フレーム
スリープ・フレーム
エラー(シンク、IDパリティ、チェックサム)



LINバスのシンク・エラーにトリガした例
バス・デコード
特性 概要
最大ビット・レート 最大1Mbps、最大20kbpsのLIN設定(自動バス・デコードの場合)
デコード表示 開始(緑のブラケット)シンク、ブレーク(紫のボックス)
識別子、パリティ(黄色のボックス)
データ(シアンのボックス)
チェックサム、ウェイクアップ(紫のボックス)
EOF(赤のブラケット)
エラー(赤のボックス)
- シンク
- パリティ
- チェックサム
- ヘッダ時間
- 応答時間
- フレーム時間
- 応答とフレーム時間



LINバスのイベント・テーブルの例。取込んだパケットすべてにタイムスタンプが付けられ、表形式で表示されている
FlexRayの特性
バス設定オプション
シングルエンド・プロービングのソース

アナログ・チャンネル(1~4)

デジタル・チャンネル(D0~D15)

差動プロービングのソース
アナログ・チャンネル(1~4)
スレッショルド
チャンネルごとのハイ、ローのスレッショルド
推奨プローブ
シングルエンドまたは差動
デコード設定
パラメータ概要
ビット・レート2.5Mbps, 5Mbps、10Mbps、カスタム(1Mbps~100Mbps)
チャンネル・タイプAまたはB
極性BDiffまたはBP、BM、TxまたはRx
利用可能なデコード・フォーマット
ミックス:識別子、ペイロード長、サイクル・カウント(10進表示)、データおよびCRC(Hex表示)
Hex(16進):全フィールド
バイナリ(2進):全フィールド
表示モード
モード 概要
バス バスのみ
バスと波形 バス波形とロジック波形の同時表示
イベント・テーブル デコードされたデータを表形式で表示


FlexRayバスの設定(FlexRayバスの入力オプションの表示)
バスのトリガ/サーチ・オプション
特性 概要
トリガ/サーチ条件 フレームの開始 インジケータ・ビット(ノーマル、ヌル、ペイロード、シンク、スタートアップ)
識別子(トリガ条件:=、≠、<、>、≤、≥、設定範囲内、設定範囲外)
サイクル・カウント(トリガ条件:=、≠、<、>、≤、≥、設定範囲内、設定範囲外)
ヘッダ・フィールド(インジケータ・ビット、識別子、ペイロード長、ヘッダCRC、サイクル・カウント)
データ(バイト数:1~16、Don't Careのバイト・オフセット:253、トリガ条件:=、≠、<、>、≤、≥、設定範囲内、設定範囲外)
識別子とデータ
フレームの終了(スタティック、ダイナミック(DTS)、すべて)
エラー(ヘッダCRC、トレーラCRC、ヌル・フレーム、シンク・フレーム、スタートアップ・フレーム)
バス・デコード
特性 概要
最大ビット・レート 最大10Mbps(バスの自動デコードの場合)
デコード表示 TSS(紫のボックス)開始(緑のブラケット)
フレームID(黄色のボックス)
ペイロード長(紫のボックス)
ヘッダ(紫のボックス)
- ヌル
- ノーマル
- シンク
- ペイロード
- スタートアップ
- 不明
- ヌル・シンク
- ペイロード・シンク
- ヌル・スタートアップ
- ペイロード・スタートアップ
- CRC
- サイクル・カウント(黄色のボックス)
- データ(シアンのボックス)
- CRC、DTS、CID(紫のボックス)
- 終了(赤のブラケット)
- TSS
- ヘッダCRC
- トレーラCRC
- ヌル・フレーム
- シンク・フレーム
- スタートアップ・フレーム
- BSS
- FSS


PCベースのアイ・ダイアグラム解析ソフトウェアにより、取込んだデータ全体からアイ・ダイアグラムを作成し、FlexRay規格で求められるTP1マスク・テストを実施している例(MDO4000Cシリーズのみで利用可能)

I²S/LJ/RJ/TDMの特性
バス設定オプション
ソース(クロック、ワード、データ)

アナログ・チャンネル(1~4)

デジタル・チャンネル(D0~D15)

スレッショルド
チャンネルごとのスレッショルド設定
推奨プローブ
シングルエンド
デコード設定
パラメータ概要
ワード・サイズ4~32ビット
クロック立上りまたは立下りエッジ
ワード・セレクトの極性正極性または反転
データ・ハイ1または0
ビット順序最上位ビット(MSB)から最下位ビット(LSB)から
利用可能なデコード・フォーマット
符号付き10進、Hex(16進)、バイナリ(2進)
表示モード
モード 概要
バス バスのみ
バスと波形 バス波形とロジック波形の同時表示
イベント・テーブル デコードされたデータを表形式で表示


I2Sバスの設定(I2Sバスの入力設定オプションの表示)
バスのトリガ/サーチ・オプション
特性 概要
トリガ/サーチ条件 ワード・セレクトフレーム・シンク
データ(いずれかのワード、左/右ワードを選択、トリガ/サーチ条件:=、≠、<,>、≤、≥、設定範囲内、設定範囲外)



I2Sバスの特定のデータ値にトリガした例
バス・デコード
特性 概要
最大クロック/データ・レート 最大12.5Mbps(I2S/LJ/RJバスの自動デコードの場合)最大25Mbps(TDMバスの自動デコードの場合)
デコード表示 開始(緑のブラケット)データ(シアンのボックス)
終了(赤のブラケット)



開始(緑のブラケット)データ(シアンのボックス)終了(赤のブラケット)
MIL-STD-1553の特性
バス設定オプション
ソース

アナログ・チャンネル(1~4)

リファレンス波形(1~4)

演算波形

スレッショルド
ソースごとのハイ、ローのスレッショルド
推奨プローブ
差動またはシングルエンド(1つのシングルエンド信号のみ必要)
デコード設定
パラメータ概要
ビット・レート1規格につき1Mbps
応答時間2μs~100μs
極性正極性または反転
利用可能なデコード・フォーマット
ミックス1:Hex(データ)、10進(アドレスとカウント)、バイナリ(ビット)
ミックス2:ASCII(データ)、10進(アドレスとカウント)、バイナリ(ビット)
Block Hex
Hexとバイナリ
バイナリ
表示モード
モード 概要
バス バスのみ
バスと波形バス波形とロジック波形の同時表示
イベント・テーブル デコードされたパケット・データを表形式で表示


MIL-STD-1553バスの設定(スレッショルド・エントリ・フィールドの表示)
バスのトリガ/サーチ・オプション
特性 概要
トリガ/サーチ条件 シンクワード・タイプ1(コマンド、ステータス、データ)
コマンド・ワード1(RTアドレス(=、≠、<、>、≦、≧、範囲の内外)、T/R、サブアドレス/モード、データ・ワード・カウント/モード・コード、パリティを個々に設定)
ステータス・ワード1(RTアドレス(=、≠、<、>、≦、≧、範囲内、範囲外)、メッセージ・エラー、インスツルメンテーション、サービス・リクエスト・ビット、ブロードキャスト・コマンド・レシーブ、ビジー、サブシステム・フラグ、ダイナミック・バス・コントロール・アクセプタンス(DBCA)、ターミナル・フラグ、パリティを個々に設定)
データ・ワード(ユーザ定義の16ビット・データ値)
エラー(シンク、パリティ、マンチェスタ、不連続データ)
アイドル・タイム(最短時間は4µs~100µsから選択可能、最短以下、最長以上、範囲内、範囲外でトリガ)



MIL-STD-1553バスの特定のデータ値にトリガした例

1コマンド・ワードのトリガを選択すると、コマンドと不明瞭なコマンド/ステータス・ワードでトリガします。ステータス・ワードのトリガを選択すると、ステータスと不明瞭なコマンド/ステータス・ワードでトリガ。

特性 概要
最大クロック/データ・レート 最大1Mbps(バスの自動デコードの場合)
デコード表示 開始(緑のブラケット) シンク 1(紫のボックス)、ワード・タイプの識別
アドレス(黄色のボックス)
R/T(紫のボックス)
ワード・カウント(紫のボックス)
ステータス・ビット(紫のボックス)
データ(シアンのボックス)
パリティ(紫のボックス)
終了(赤のブラケット)
エラー(赤のボックス)



MIL-STD-1553バスのイベント・テーブルの例。取込んだパケットすべてにタイムスタンプが付けられ、表形式で表示されている

1あいまいなコマンド/ステータス・ワードにはC/Sのラベルが付き、一般的なビット・デコード が表示されます。

ARINC 429の特性
バス設定オプション
ソース

アナログ・チャンネル(1~4)

リファレンス波形(1~4)

演算波形

スレッショルド
ソースごとのハイ、ローのスレッショルド
デコード設定
パラメータ概要
ビット・レート100kbps(ハイスピード)、12.5~14.5kbps(ロースピード)
極性正極性または反転
利用可能なデコード・フォーマット
Hex(16進)、バイナリ(2進)、ミックス(表形式。ラベルは8進、データは16進)
表示モード
モード 概要
バス バスのみ
バスと波形 バス波形とロジック波形の同時表示
イベント・テーブル デコードされたデータを表形式で表示


ARINC 429バスの設定(ビット・レートとデータ・フォーマットの設定エントリの表示)
バスのトリガ/サーチ・オプション
特性 概要
トリガ/サーチ条件 ワード開始、ワード終了、ラベル、データ・フィールド(データ、SDI+データ、SDI+Data+SSM)、ラベル+データ、ギャップ・エラー、パリティ・エラー、ワード・エラー、任意のエラー・データ(データの条件:=、≠、<、>、≦、≧、範囲の内外)


ARINC 429バスの特定のデータ値でトリガ
特性 概要
最大クロック/データ・レート 最大100kbps(カスタム:1Mbps)
デコード表示 開始(緑のブラケット)
ラベル(黄色のボックス)
SDI(黄色のボックス)
データ(シアンのボックス)
SSM(紫のボックス)
パリティ(シアンのボックス)
停止(赤のブラケット)
エラー(赤のボックス)
ワードの終了(赤のブラケット)


ARINC 429バスのイベント・テーブルの例。取込んだパケットすべてにタイムスタンプが付けられ、表形式で表示されている
USBの特性
バス設定オプション
USB 2.0対応:

ロースピード、フルスピード:すべてのMDO4000CシリーズまたはMDO3000シリーズ

ハイスピード:1GHzのアナログ・チャンネル帯域を持った機種

ソース

シングルエンド:アナログ・チャンネル(1~4)

デジタル・チャンネル(D0~D15)

差動:アナログ・チャンネル(1~4)、演算チャンネル、リファレンス・チャンネル(1~4)

推奨プローブ
ロースピード、フルスピード:シングルエンドまたは差動
ハイスピード:差動
スレッショルド・プリセット
ロースピード、フルスピード:シングル・エンド(D+:1.4V、D-:-1.4V)、差動(ハイ:1.4V、ロー:-1.4V)
ハイスピード:差動(ハイ:100mV、ロー:-100mV)
ハイスピード:差動(ハイ:100mV、ロー:-100mV)
利用可能なデコード・フォーマット
ミックス1:フレームとアドレスは10進で表示、データはHexで表示
ミックス2:フレームとアドレスは10進で表示、データはASCIIで表示
Hex(16進):全フィールド
バイナリ(2進):全フィールド
表示モード
モード 概要
バス バスのみ
バスと波形 バス波形とロジック波形の同時表示
イベント・テーブル デコードされたパケット・データを表形式で表示


USB FSバスの特定のPIDにトリガした例
バス・デコード
特性 概要
USB2.0データ・レート ロースピード:1.5Mbpsフルスピード:12Mbps
ハイスピード:480Mbps
デコード表示 開始(緑のブラケット)PID(黄色のボックス)
データ(シアンのボックス)
CRC(紫のボックス)
終了(赤のブラケット)



バスの内容を自動的に表示したハイスピードUSBバスの例
バスのトリガ/サーチ・オプション
特性 概要
トリガ/サーチ条件 ロースピード:シンク、リセット、サスペンド、レジューム、パケットの終了、トークン(アドレス)パケット、データ・パケット、ハンドシェイク・パケット、スペシャル・パケット、エラーにトリガ/サーチトークン・パケット-任意のトークン・タイプ、SOF、OUT、IN、SETUP。アドレスの条件(≦、<、=、>、≧、≠)、特定の値、または範囲の内外でトリガ可能。SOFトークンのフレーム番号は、2進、16進、符号なし10進、Don't Careデジットで指定可能。
データ・パケット-任意のデータ・タイプ、DATA0、DATA1。データの条件(特定の値との≦、<、=、>、≧、≠)または範囲の内外でトリガ可能
ハンドシェイク・パケット-任意のハンドシェイク・タイプ、ACK、NAK、STALL
スペシャル・パケット-任意のスペシャル・タイプ、リザーブ
エラー-PIDチェック、CRC5、CRC16、ビット・スタッフ
 フルスピード:シンク、リセット、サスペンド、レジューム、パケットの終了、トークン(アドレス)パケット、データ・パケット、ハンドシェイク・パケット、スペシャル・パケット、エラーにトリガ/サーチ
トークン・パケット-任意のトークン・タイプ、SOF、OUT、IN、SETUP。アドレスの条件(≦、<、=、>、≧、≠)、特定の値、または範囲の内外でトリガ可能。SOFトークンのフレーム番号は、バイナリ、16進、符号なし10進、Don't Careデジットで指定可能。
データ・パケット-任意のデータ・タイプ、DATA0、DATA1。データの条件(特定の値との≦、<、=、>、≧、≠)または範囲の内外でトリガ可能
ハンドシェイク・パケット-任意のハンドシェイク・タイプ、ACK、NAK、STALL
スペシャル・パケット-任意のスペシャル・タイプ、PRE、リザーブ
エラー-PIDチェック、CRC5、CRC16、ビット・スタッフ
 ハイスピード:シンク、リセット、サスペンド、レジューム、パケットの終了、トークン(アドレス)パケット、データ・パケット、ハンドシェイク・パケット、スペシャル・パケット、エラーにトリガ/サーチトークン・パケット-任意のトークン・タイプ、SOF、OUT、IN、SETUP。アドレスの条件(≦、<、=、>、≧、≠)、特定の値、または範囲の内外でトリガ可能。SOFトークンのフレーム番号は、バイナリ、16進、符号なし10進、Don't Careデジットで指定可能。
データ・パケット-任意のデータ・タイプ、DATA0、DATA1、DATA2、MDATA。データの条件(特定の値との≦、<、=、>、≧、≠)または範囲の内外でトリガ可能
ハンドシェイク・パケット-任意のハンドシェイク・タイプ、ACK、NAK、STALL、NYET
スペシャル・パケット-任意のスペシャル・タイプ、ERR、SPLIT、PING、リザーブ。指定可能なSPLITパケット・コンポーネント:
ハブ・アドレス
スタート/コンプリート – Don't Care、スタート(SSPLIT)、コンプリート
(CSPLIT)
ポート・アドレス
スタート/エンド・ビット – Don't Care、コントロール/バルク/インタラプト
(フルスピード・デバイス、ロースピード・デバイス)、
アイソクロナス(Data is Middle、Data is End、Data is Start、
Data is All)
エンドポイント・タイプ – Don't Care、コントロール、アイソクロナス、バルク、
インタラプト
エラー – PIDチェック、CRC5、CRC16
Ethernetの特性
バス設定オプション
Ethernet対応
10BASE-T、100BASE-TX
MDO4000Cシリーズのみ
ソース

シングルエンド:アナログ・チャンネル(1~4)

差動:アナログ・チャンネル(1~4)、演算チャンネル、リファレンス・チャンネル(1~4)

推奨プローブ
10BASE-T:シングルエンドまたは差動
100BASE-TX:差動
スレッショルド・プリセット
10BASE-T:シングル・エンド(D+:1.25 V、D-:1.25 V)、差動(ハイ:1.25V、ロー:-1.25V)
100BASE-TX:シングル・エンド(D+:500mV、D-:500mV)、差動(ハイ:500mV、ロー:-500mV)
利用可能なデコード・フォーマット
ミックス1:データはHex(16進)で表示、他のすべてのフィールドは10進またはHex(16進)のいずれかで表示
ミックス2:データはASCIIで表示、他のすべてのフィールドは10進またはHex(16進)のいずれかで表示
Hex(16進):全フィールド
バイナリ(2進):全フィールド
表示モード
モード 概要
バス バスのみ
バスと波形 バス波形とロジック波形の同時表示
イベント・テーブル デコードされたデータを表形式で表示


DPO4ENETの表示例。デコードされた100BASE-TXのすべてのパケット情報がイベント・テーブルに表示される
バス・デコード
特性 概要
Ethernetデータ・レート 10BASE-T:10Mbps 100BASE-TX:100Mbps
デコード表示 開始(緑のブラケット) MACアドレス(黄色のボックス)
データ(シアンのボックス)
IPv4ヘッダ(白のボックス)
TCPヘッダ(茶のボックス)
CRC(紫のボックス)
終了(赤のブラケット)
エラー(赤のボックス)
インターネット・プロトコルのサポート IPv4
トランスポート層プロトコルのサポート TCP



DPO4ENETによる100BASE-TXの色識別表示
表示モード
モード(Mode) 概要
バス バスのみ
バスと波形 バス波形とロジック波形の同時表示
イベント・テーブル デコードされたパケット・データを表形式で表示



DPO4ENETの表示例。デコードされた100BASE-TXのすべてのパケット情報がイベント・テーブルに表示される
バス・トリガ・オプション
Opt. 概要
トリガ/サーチ条件 10BASE-T:スタート・フレーム・デリミタ
MACアドレス:ソース、48ビット・アドレス値の宛先にトリガ
MAC Qタグ・コントロール・インフォメーション:Qタグ32ビット値にトリガ
MAC長/タイプ:アドレスの条件(特定の16ビット値との≦、<、=、>、≧、≠)または範囲の内外でトリガ可能

IPヘッダ:IPプロトコル8ビット値、ソース・アドレス、宛先アドレスにトリガ
TCPヘッダ:宛先ポート、ソース・ポート、シーケンス番号、Ack番号にトリガ
TCP/IPv4/MACクライアント・データ:アドレスの条件(特定のデータ値との≦、<、=、>、≧、≠)または範囲の内外でトリガ可能。トリガするバイト数は1~16から選択可能。Don't Careのバイト・オフセット・オプション:0~1499
パケットの終了
FCS(CRC)エラー
100BASE-TX:スタート・フレーム・デリミタ
MACアドレス:ソース、48ビット・アドレス値の宛先にトリガ
MAC Qタグ・コントロール・インフォメーション:Qタグ32ビット値にトリガ
MAC長/タイプ:アドレスの条件(特定の16ビット値との≦、<、=、>、≧、≠)または範囲の内外でトリガ可能

IPヘッダ:IPプロトコル8ビット値、ソース・アドレス、宛先アドレスにトリガ
TCPヘッダ:宛先ポート、ソース・ポート、シーケンス番号、Ack番号にトリガ
TCP/IPv4/MACクライアント・データ:アドレスの条件(特定のデータ値との≦、<、=、>、≧、≠)または範囲の内外でトリガ可能。トリガするバイト数は1~16から選択可能。Don't Careのバイト・オフセット・オプション:0~1499
パケットの終了
FCS(CRC)エラー
アイドル



DPO4ENETの表示例。特定の10BASE-T MACソース・アドレスにトリガ

ご注文の際は以下の型名をご使用ください。

現在の製品/製造中止の製品
現在の製品
シリアル・バス MDO4000Cシリーズ用モジュール MDO3000シリーズ用モジュール MSO/DPO2000Bシリーズ用モジュール
I2C、SPI 1 DPO4EMBD MDO3EMBD DPO2EMBD
RS-232/422/485/UART DPO4COMP MDO3COMP DPO2COMP
CAN/CAN FD、LIN DPO4AUTO MDO3AUTO DPO2AUTO
FlexRay -- MDO3FLEX --
CAN/CAN FD、LIN、FlexRay DPO4AUTOMAX 2-- --
I2S/LJ/RJ/TDM 3DPO4AUDIO MDO3AUDIO --
MIL-STD-1553、ARINC 429  DPO4AERO MDO3AERO --
USB 4DPO4USB MDO3USB --
Ethernet 5DPO4ENET -- --
製造中止の製品
シリアル・バス MSO/DPO4000BシリーズおよびMDO4000/Bシリーズ用モジュール MSO/DPO4000シリーズ用モジュール MSO/DPO3000シリーズ用モジュール MSO/DPO2000シリーズ用モジュール
I2C、SPI1 DPO4EMBD DPO4EMBD DPO3EMBD DPO2EMBD
RS-232/422/485/UART DPO4COMP DPO4COMP DPO3COMP DPO2COMP
CAN、LIN DPO4AUTO DPO4AUTO DPO3AUTO DPO2AUTO
FlexRay -- -- DPO3FLEX --
CAN/LIN/FlexRay DPO4AUTOMAX2DPO4AUTOMAX2-- --
I2S/LJ/RJ/TDM3DPO4AUDIO DPO4AUDIO DPO3AUDIO --
MIL-STD-1553  DPO4AERO DPO4AERO DPO3AERO --
USB 4DPO4USB DPO4USB -- --
Ethernet 5DPO4ENET -- -- --

12つのアナログ・チャンネルのみを備えており、デジタル・チャンネルを持たない機種では、SPIのサポートは2線のSPIのみに限定されます。

2DPO4AUTOMAXには、FlexRayのアイ・ダイアグラム解析をサポートするPCベースのソフトウェア・パッケージが含まれます。

32つのアナログ・チャンネルのみを備えており、デジタル・チャンネルを持たない機種では使用できません。

4USB(LS/FS)のトリガ/デコードは、指定の製品ファミリのすべての機種で使用できます。HSのデコードは1GHzの機種でのみ使用できます。HSのトリガは MSO/DPO4000BシリーズおよびMDO4000/B/C シリーズの1GHzの機種でのみ使用できます。

5100BASE-TXの場合は、350MHz以上の機種を使用する必要があります。

推奨プローブ

推奨プローブ、必要なプローブ・アダプタの詳細については、当社ウェブ・ サイト( www.tek.com/probes)をご参照ください。