お問い合わせ
ダウンロード
マニュアル、データシート、ソフトウェアなどのダウンロード:
フィードバック
EA-BT 20000シリーズ
バッテリのテストおよびシミュレーション用に最適化されているEA-BT 20000シリーズは、完全な双方向電源であり、バッテリ・セル、バッテリ・パック、およびバッテリ・モジュールの放電と充電の両方を完全に制御することができます。最大出力は30kWで、並列チャンネル接続で最大1800Aの機能を持つため、ニーズに合わせてソリューションのスケーリングが可能です。搭載されている回生技術により、バッテリ放電時やバッテリの充電シミュレーション中にエネルギーを回収し、ローカル・グリッドに戻します。これは回収しなければ熱として消失するエネルギーであり、これにより、運用費やHVACコストを低減します。
最大30kW
最大2,000V
最大1,000A
バッテリのすべてのニーズに対応
バッテリのテスト
バッテリ(セル、モジュール、パックなど)のベンチトップ・テストの実施、または製造テスト用の自動システムを構成します。SOH(State-of-Health:健全度)の判定、セカンド・ライフの分類、EOL(End-of-Line:寿命)テストを実施します。最高96%の効率ということは、バッテリ・サイクルを繰り返してもエネルギー損失が少なく、回収されたエネルギーがローカル・グリッドに戻されることを意味しています。
バッテリのシミュレーション
バッテリで動作するシステムの設計やテストの際、一過性のバッテリ・エラーに影響されることのない再現性の高い結果が得られるように、バッテリ・セル、モジュール、またはバッテリ・パック全体のシミュレーションを行います。過電流保護(OCP)は、敏感なコンポーネントを損傷から保護します。また、電圧および電流のデータ・ロギングにより、設計の動作をより良く把握できるようになります。
バッテリのリサイクル
バッテリは、製品寿命に達したときにエネルギーが回収されてから、リサイクルへと送られます。オートレンジ機能により最大放電電流を2 Vまで低下させることができ、回生機能により回収されたエネルギーが96%の効率性でグリッドに戻されます。
3つのチャンネルがスループットを増加
EA-BT 20000 Tripleバッテリ・テスタは、1台の4U機器に3つの10kWチャンネルを装備しています。各チャンネルは個別に制御可能であり、テストで必要な場合は、テストのスループットを最大限にしたり、並列接続にして電流を高めたりすることができます。![20000Series-OverviewTab 1_1](/-/media/products/ea-2000/20000series-overviewtab-1_1.png?h=301&iar=0&w=541)
![eap-bt20000-back-diagram_OverviewTab_1](/-/media/products/ea-2000/eap-bt20000-back-diagram_overviewtab_1.png?h=301&iar=0&w=540)
高確度ですばやく測定
すべてのEA-BT 20000シリーズには、バッテリ上で電圧を直接測定するための外部センシング機能が備わっています。これにより測定確度が向上し、テスト・リードでの電圧降下を原因とする誤差も低下します。これは、高い電流を使用している場合に最も重要なことです。3チャンネル・モデルと1 msの通信速度により、ベンチや自動化システムでのテストを迅速に進めることができます。アクティブ・プリチャージ、ケーブルおよび接続の確認機能、そしてケーブルの過負荷保護機能は、テストの速度をさらに向上させ、ダウンタイムを最小限に抑えます。
オートレンジ機能による柔軟性
EA Elektro-Automatik製品にはオートレンジ機能があり、定格出力最大値の33%まで、さまざまな電圧・電流範囲で電源または負荷を最大電力で動作させることができます。
最大電圧と最大電流でのみ定格電力を出力できる従来の電源と比較してみましょう。被試験デバイス(DUT)に最大電圧を印加することはまれであり、ほとんどの場合、その電源はその潜在能力をフルに発揮していないことを意味します。
どういう原理でしょうか。EAの電源は、低電圧で自動的に多くの電流 (または低電流ではより高い電圧) を供給するため、電源が定格電力を出力し続けることを可能にします。これにより、複数の電源を必要とするような複数の電圧と電流の組み合わせでも、1つの電源で対応可能にしています。
![](/-/media/products/ea-2000/autoranging-ea-10000-series.png?h=248&iar=0&w=444)
![](/-/media/products/ea-2000/regeneration-ea-10000-series.png?h=304&iar=0&w=546)
エネルギー回生により浪費を貯蓄に
EAの回生電子負荷と双方向電源は、吸収したエネルギーの最大96%を回収できます。つまり、AC主電源の接続は、供給されたDCエネルギーの逆送の出力としても使用されます。
従来の電子負荷または抵抗バンクは、消費した電力を熱に変換して放散します。これには大規模な冷却ないしHVACソリューションが必要になることがあり、その吸収されたエネルギーは廃棄物として永久に失われてしまうため、試験や施設の効率が低下します。
EAの負荷によって回収されたエネルギーは、主電源に同期されたインバータによって地域の施設送電網に還元され、そのエネルギーを施設内の他の機器で使用できるようになります。施設が使用するよりも多くのエネルギーが回収された場合(たとえば、燃料電池の出力をテストする場合など)、そのエネルギーを公共の送電網に供給できます。
シリーズ | 電源出力 | 電圧 | 電流 | 見積り |
---|---|---|---|---|
EA-BT 20000 Triple 4U | 4kW~10kW(チャンネルあたり) | 0~920 V | 40A/チャンネル~600A/チャンネル | 見積依頼 |
EA-BT 20000 4U | 30 kW | 0~2000 V | 0~1000A | 見積依頼 |
EA-BT 20000 3U | 0~15 kW | 0~2000 V | 0~600 A | 見積依頼 |
高確度ですばやく測定
すべてのEA-BT 20000シリーズには、バッテリ上で電圧を直接測定するための外部センシング機能が備わっています。これにより測定確度が向上し、テスト・リードでの電圧降下を原因とする誤差も低下します。これは、高い電流を使用している場合に最も重要なことです。3チャンネル・モデルと1 msの通信速度により、ベンチや自動化システムでのテストを迅速に進めることができます。アクティブ・プリチャージ、ケーブルおよび接続の確認機能、そしてケーブルの過負荷保護機能は、テストの速度をさらに向上させ、ダウンタイムを最小限に抑えます。
シリーズ | 電源出力 | 電圧 | 電流 | 見積り |
---|---|---|---|---|
EA-BT 20000 Triple 4U | 4kW~10kW(チャンネルあたり) | 0~920 V | 40A/チャンネル~600A/チャンネル | 見積依頼 |
EA-BT 20000 4U | 30 kW | 0~2000 V | 0~1000A | 見積依頼 |
EA-BT 20000 3U | 0~15 kW | 0~2000 V | 0~600 A | 見積依頼 |