テクトロニクスの機器でのMATLABの使用

MATLABは、対話型のソフトウェア環境であり、技術計算用言語でもあります。信号フィルタ、機器の制御、信号の変調、波形生成、信号処理といった、使用頻度の高いエンジニアリング・タスクを実行するためのライブラリが付属しているため、負荷の高い計算タスクでも、C、C++、Fortranといった従来のソフトウェア開発環境よりも高速に実行することができます。 以下は、テクトロニクスの機器でMATLABソフトウェアを使用して、設計や検証、テストにおけるさまざまな課題の解決する活用法のほんの一例を示すものです。

• オシロスコープの信号を解析し、視覚化することにより、データの取込みと解析、データのグラフ化、カスタム測定、レポートの生成、自動化アプリケーションの開発が可能となります。

• MSO/DPO5000シリーズ、DPO7000およびMSO/DPO700000 シリーズ・オシロスコープの演算機能と統合することにより、カスタム・データ解析も簡単に利用できます。これにより、オシロスコープ測定システム内で、直接カスタムMATLAB解析と可視化機能が使用可能となります。

• AWG5000シリーズ、AWG7000およびAWG70000 シリーズの任意波形ジェネレータを使用することにより、特殊な波形やパターンを生成できるため、短時間で特性評価を行うことができます。

• RSA6000 シリーズ・スペクトラム・アナライザの使用により、解析および可視化アプリケーションを作成できます。MATLABソフトウェアを使用して、ライブIQデータの取込みや設計仕様を検証するための信号の解析、3D可視化アプリケーションによる異常信号の検出などを行えます。

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