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オシロスコープ用RF/ベクトル・シグナル解析ソフトウェア
SignalVuデータ・シート
SignalVuは、ワイドバンド設計およびワイドバンド・スペクトラム・イベントが簡単に検証できるRF/ベクトル信号解析ソフトウェアです。RSA5000シリーズ・スペクトラム・アナライザの信号解析エンジンと、業界トップクラスのデジタル・オシロスコープを組合せることで、外付けのダウンコンバータの必要なしに複雑な信号を検証することが可能になります。ベクトル・シグナル・アナライザ、スペクトラム・アナライザ、デジタル・オシロスコープの強力なトリガ機能が、1台で実現されます。SignalVuは、MSO/DPO5000シリーズ、DPO7000シリーズ、DPO/DSA/MSO70000シリーズ・デジタル・オシロスコープ用の統合ソフトウェア・アプリケーションです。ワイドバンド・レーダ、高速衛星通信、無線LAN、WiGig IEEE 802.11ad/ay、周波数ホッピング通信における複雑な信号の設計検証であっても、SignalVuを使用することで、経時変化するワイドバンド信号の観測を容易にし、解析に要する時間を短縮できます。5GNR解析プラグインは、Windows 10(SignalVu)、DPO70000 SXシリーズ・オシロスコープ・モデルでサポートされています。
主な特長
- トリガ(T)
- オシロスコープ設定の利点を生かした統合RF信号解析パッケージ
- Pinpoint™トリガにより1400種類以上のトリガの組合せが可能で、広範囲なトリガ条件に対応
- 取込み
- 外付けのダウンコンバータなしでマイクロ波信号を直接観測
- オシロスコープのアナログ帯域内のすべての信号をメモリに取込み可能
- オシロスコープのアクイジション・パラメータをカスタマイズして、取り込んだメモリを有効利用
- FastFrameセグメント・メモリにより、信号のオフ時間を除いた信号バーストを取込み可能
- オシロスコープの4つのアナログ入力により、RF、I/Q、差動のI/Q信号をサポート
- 解析
- 3GPPリリース15/16規格に基づく、5G New Radio(NR)アップリンク/ダウンリンクRFパワー、パワー・ダイナミクス、信号品質、およびエミッション測定値
- 時間、周波数、位相、振幅領域のイベントに接続する優れた時間相関のマルチドメイン表示機能により、トラブルシューティング時に原因と結果を容易に理解
- パワー測定と信号統計により、コンポーネントとシステムを特性評価:SEM、マルチキャリアACLR、パワー対時間、CCDF(相補累積分布関数)、OBW(占有帯域幅)/EBW(放射帯域幅)、スプリアス・サーチ
- IEEE 802.11 a/b/g/j/p/n/ac規格に基づくWLANスペクトラム/変調トランスミッタ測定(Opt.SV23、SV24、SV25)
- WiGig IEEE 802.11ad/ayに準拠したスペクトラム/変調トランスミッタ測定(Opt.SV30)
- Bluetooth SIG RF仕様のBasic RateおよびLow Energyに基づくBluetooth®トランスミッタ測定。EDR(Enhanced Data Rate)の一部にも対応。(オプション SV27 型)
- LTE™ FDD/TDD基地局(eNB)トランスミッタRF測定(Opt. SV28)
- フェーズ1(C4FM)およびフェーズ2(TDMA)のAPCO Project 25に対応したトランスミッタ・テストおよび解析機能(Opt.SV26)
- AM/FM/PM変調とオーディオ測定(Opt.SVA)により、アナログ・トランスミッタとオーディオ信号の特性評価が可能
- セトリング時間測定、周波数、位相(Opt.SVT)により、広帯域で周波数変動する発振器の特性評価が可能
- 拡張パルス測定解析機能(Opt.SVP)の自動パルス測定により、パルス列の動作を詳細に観測可能。複数回のアクイジション(数百万パルス)のパルス統計測定
- 汎用デジタル変調解析(Opt.SVM)により、ベクトル信号解析機能を利用可能
- 柔軟なOFDM解析(Opt.SVO)により、802.11a/g/jおよびWiMAX 802.16-2004信号にも対応可能
- ゼロ近傍中間周波数(Near-Zero IF)を持つベースバンド信号の解析用周波数オフセット制御
- テクトロニクスのOpenChoice®により、Microsoft ExcelやMATLABなどの各種解析プログラムに測定データを容易に転送
アプリケーション(A)
- ワイドバンド・レーダとパルスRF信号の特性評価
- 周波数ホッピングを用いた通信
- 広帯域の衛星通信やマイクロ波バックホール・リンク
- 無線LAN、WiGig、Bluetooth、商用無線
- 陸上移動無線(LMR)、APCO P25
- LTE(Long Term Evolution)、セルラー
- 5G NRセルラー基地局またはユーザ機器トランスミッター・テスト
ワイドバンド信号の特性評価
SignalVuでは、MSO/DPO5000、DPO7000/DPO70000 SXオシロスコープ・モデル、DPO/DSA/MSO70000シリーズ・デジタル・オシロスコープを使用してワイドバンド設計を簡単に検証し、ワイドバンド・スペクトラム・イベントの特性を評価できます。SignalVuアプリケーションとオシロスコープのユーザ・インタフェースを簡単に切り替えることができ、ワイドバンド信号の取込みを最適化することができます。
トリガ(T)
ユーザは、オシロスコープの持つ強力なトリガ機能をSignalVuと共に利用することができます。ワイドバンド・システムの設計、デバッグ、検証では、時間とともに振幅が変化する信号にトリガできることが重要になります。テクトロニクス・オシロスコープのトリガ・システムは、A、Bの両方のトリガでトランジション・トリガ、ステート・トリガ、タイム・クオリファイ・トリガ、ロジック・クオリファイ・トリガなど、ほとんどすべてのトリガ・タイプを選択することができます。目的の信号にトリガできたならば、SignalVuは取込んだ信号をマルチドメインで解析します。
オシロスコープの強力なトリガにより、ワイドバンド信号の特定の部分のみを取込むことができる。AイベントとBイベントに加えてホールドオフを組み合せたトリガなど、Pinpointトリガ機能を利用することで、特定の送信モードにおけるパルス列を取込むことができる
取込み
一度信号を取込めば、再度取込むことなく複数の測定が実行できます。取込帯域内のすべての信号は、オシロスコープのロング・メモリに記録されます。最大4チャンネルが同時に取込まれ、SignalVuでそれぞれのチャンネルごとに解析することができます。入力チャンネルには、RF、I/Q、差動入力が入力できます。取込んだ波形は、SignalVuによる解析の前にオシロスコープのMath機能を使って演算することもできます。取込長は設定する取込帯域で異なりますが、MSO/DPO5000シリーズでは1チャンネルで最高25ms、DPO7000シリーズでは1チャンネルで最高12.5ms、MSO/DPO70000シリーズでは1チャンネルで最高2.5msとなります。サンプル・レートを下げると、さらに長い時間を取込むことができます。
SignalVuのFastFrameセグメント・メモリ機能により、アクイジション・メモリを節約しながら、繰り返し性の低いパルス列などの特定のイベントを取込むことができます。複数のトリガ・イベントを使用することで、FastFrameは短時間の信号、バースト状の信号を保存し、SignalVuのベクトル信号解析機能に送ることができます。数千というフレームを取込むことができるため、バースト信号の長時間におけるトレンド、変化を解析することができます。
一度メモリに取込んだ信号はマルチドメインで詳細に解析が可能。左側のスペクトログラム表示では、時間とともに変化する500MHzの広帯域リニアFMパルス信号を示している。スペクトログラムのパルス上の時間ポイントを選択すると、低い周波数から高い周波数に掃引されているチャープの様子を観測できる(右上)
解析
SignalVu RF/ベクトル・シグナル解析ソフトウェアには、RSA5000シリーズ・スペクトラム・アナライザと同じ解析機能があります。SignalVuは、コンポーネントやRFシステム設計や統合、性能検証に従事しているエンジニア、またはネットワーク・オペレーションに従事しているエンジニア、あるいはスペクトラム・モニタや監視に従事しているエンジニアの生産性が向上します。スペクトログラム表示では、時間とともに変化する周波数と振幅の両方を表示します。周波数、位相、振幅、変調の各ドメインで時間相関のとれた測定が行えるため、周波数ホッピング、パルスの特性評価、変調方式の切り替え、セトリング時間、帯域幅の変更、間欠信号などの信号解析に最適です。
オシロスコープの任意の4チャンネルの中から、1つのRF、I/Q、差動I/Q信号を処理することができます。オシロスコープの演算機能も利用できるため、ベクトル・シグナル解析の前に独自のフィルタをかけることもできます。
Microsoft Windowsの採用によりマルチドメイン解析がさらに容易になります。解析ウィンドウの数には制限がなく、すべて時間相関が取られ、信号の動きを詳細に調べることができます。ユーザの好みに応じたユーザ・インタフェース(キーボード、前面パネル、タッチ・スクリーン、マウス)により、初心者/熟練者を問わずSignalVuの学習は簡単にできます。
時間相関を取ったマルチドメイン表示により、従来の解析ソリューションでは不可能だった設計や運用上の問題を深いレベルで把握できます。ここでは、ナローバンド信号のホッピング・パターンをスペクトログラムで観測し(右下)、そのホッピング特性を周波数対時間表示(左下)で正確に観測している。時間と周波数の応答は、上部の2つの画面で信号が次の周波数にホッピングする様子を示している
ワイドバンドのアプリケーションに最適なオプション設定
SignalVu RF/ベクトル・シグナル解析ソフトウェアはすべてのMSO/DPO5000、DPO7000、DPO70000 SXシリーズ・オシロスコープ・モデルと、DPO/DSA/MSO70000シリーズ・オシロスコープで使用できます。ワイドバンド・レーダ特性、広帯域衛星通信、スペクトラム管理など、特定のアプリケーションに適したオプションが用意されています。SignalVu Essentials(Opt.SVE)は基本的な測定機能を備えています。パルス解析機能(Opt.SVP)、セトリング時間(Opt.SVT)、デジタル変調解析機能(Opt.SVM)、OFDM解析(Opt.SVO、MSO/DPO5000シリーズでは不可)、AM/FM/PM変調とオーディオ測定(Opt.SVA)は、Opt. SVEの機能を拡張する追加オプションです。
広帯域衛星リンクとマイクロ波中継回線の波形は、SignalVu解析ソフトウェアで直接観測できる。ここでは、デジタル変調解析機能(Opt.SVM)により、312.5Mシンボル/sで動作している16QAM の変調信号を復調している
セトリング時間測定(Opt.SVT)では、測定帯域幅、トレランス・バンド、リファレンス周波数(自動またはマニュアル)が選択でき、3種類までのトレランス・バンド対時間を設定したうえで、パス/フェイル・テストが自動実行できる。セトリング時間は、最後に落ち着いた周波数または位相から外部トリガまたは内部トリガまでの時間となります。この例では、ホッピング・オシレータの周波数セトリング時間は、DUTの外部トリガ・ポイントからの測定となる
無線LANのトランスミッタ・テスト
WLAN測定オプションを使用すると、規格ベースのトランスミッタ測定を、時間、周波数、変調のドメインで実行することができます。
- Opt. SV23は、IEEE 802.11a、b、g、j、pの信号をサポートします。
- Opt. SV24は、IEEE 802.11n 20MHzおよび40MHz SISO信号をサポートします。
- Opt. SV25は、IEEE 802.11ac 20/40/80/160MHz SISO信号をサポートします。
下表に、IEEE 802.11 WLAN信号の変調形式と周波数帯を示します。
標準 | 標準PHY | 周波数帯 | 信号 | 変調形式 | 帯域幅(最大) | 802.11- 2012セクション |
---|---|---|---|---|---|---|
802.11b | DSSS HR/DSSS | 2.4 GHz | DSSS/CCK 1~11 Mbps | DBSK、DQPSK CCK5.5M型, CCK11M型 | 20 MHz | 16および17 |
802.11g | ERP | 2.4 GHz | DSSS/CCK/PBCC 1~33 Mbps | BPSK DQPSK | 20 MHz | 17 |
802.11a | OFDM | 5 GHz | OFDM 64 <54 Mbps | BPSK QPSK 16QAM 64QAM | 20 MHz | 18 |
802.11g | 2.4 GHz | 20 MHz | 19 | |||
802.11j/p | 5 GHz | 5、10、20MHz | 18 | |||
802.11n | HT | 2.4GHzおよび5GHz | OFDM 64、128 150 Mbps以下 | BPSK QPSK 16QAM 64QAM | 20、40MHz | 20 |
802.11ac | VHT | 5 GHz | OFDM 64、128、256、512 ≦867 Mbps | BPSK QPSK 16QAM 64QAM 256QAM | 20、40、80、160MHz | 22 |
周波数帯により、オシロスコープが使用する帯域幅の最低要件が決定されます。
SignalVuには、WLANのプリセットによりEVM、コンスタレーション、およびSEM測定が使用できます。WLAN RFトランスミッタ測定は、規格のIEEE 802.11- 2012リビジョンにより定義されており、次にそのセクションと達成すべきリミットが記されています。
IEEE 802.11 RFレイヤ・テスト | IEEEリファレンス802.11-2012 | リミット・テスト済み |
---|---|---|
送信電力オン/オフ・ランプ | 16.4.7.8(DSSS) | (10~90 %)2 usec |
7.4.7.7(「b」) | (10~90 %)2 usec | |
送信スペクトラム・マスク | 16.4.7.5(DSSS) | 標準マスク |
17.4.7.4(「b」) | 標準マスク | |
18.3.9.3(「a」) | 標準マスク | |
19.5.5(「g」) | 標準マスク | |
20.3.20.1(「n」) | 標準マスク | |
22.3.18.1(「ac」) | 標準マスク | |
RFキャリア抑制 | 16.4.7.9(「DSSS」) | -15 dB |
17.4.7.8(「b」) | -15 dB | |
中心周波数リーク | 18.3.9.7.2(「a」) | 平均サブキャリア・パワーに対して-15 dBまたは+2 dB |
20.3.20.7.2(「n」) | 20 MHz:18.3.9.7.2に準拠 | |
40 MHz:平均サブキャリア・パワーに対して-20 bBcまたは0 dB | ||
送信スペクトル平坦性 | 18.3.9.7.3(「a」) | +/-4 dB(SC = -16...16)、+4/-6 dB(その他) |
20.3.20.2(「n」) | +/-4 dB、 +4/-6 dB | |
22.3.18.2(「ac」) | +/-4 dB、+4/-6 dB(各種帯域幅、20~160 MHz) | |
送信中心周波数許容範囲 | 16.4.7.6(「DSSS」) | +/-25 ppm |
17.4.7.5(「b」) | +/-25 ppm | |
18.3.9.5(「a」) | +/-20 ppm(20 MHzおよび10 MHz)、+/-10 ppm(5 MHz) | |
19.4.8.3(「g」) | +/-25 ppm | |
20.3.20.4(「n」) | +/-20 ppm(5 Hz帯域)、+/-25 ppm(2.4 GHz帯域) | |
22.3.18.3(「ac」) | +/-20 ppm | |
シンボル・クロック周波数許容範囲 | 16.4.7.7(「DSSS」) | +/-25 ppm |
17.4.7.6(「b」) | +/-25 ppm | |
18.3.9.6(「a」) | +/-20 ppm(20 MHzおよび10 MHz)、+/-10 ppm(5 MHz) | |
19.4.8.4(「g」) | +/-25 ppm | |
20.3.20.6(「n」) | +/-20 ppm(5 GHz帯域)、+/-25 ppm(2.4 GHz帯域) | |
22.3.18.3(「ac」) | +/-20 ppm | |
送信変調確度 | 16.4.7.10(「DSSS」) | ピークEVM 0.35未満 |
17.4.7.9(「b」) | ピークEVM 0.36未満 |
IEEE 802.11 RFレイヤ・テスト | IEEEリファレンス802.11-2012 | リミット・テスト済み | ||
---|---|---|---|---|
トランスミッタ・コンスタレーション・エラー | 18.3.9.7.4(「a」) | 変調 | コーディング・レート(R) | 相対コンスタレーション・エラー(dB) |
BPSK | 1/2 | -5 | ||
BPSK | 3/4 | -8 | ||
QPSK | 1/2 | -10 | ||
QPSK | 3/4 | -13 | ||
16-QAM | 1/2 | -16 | ||
16-QAM | 3/4 | -19 | ||
64-QAM | 2/3 | -22 | ||
64-QAM | 3/4 | -25 | ||
20.3.20.7.3(「n」) | BPSK | 1/2 | -5 | |
QPSK | 1/2 | -10 | ||
QPSK | 3/4 | -13 | ||
16-QAM | 1/2 | -16 | ||
16-QAM | 3/4 | -19 | ||
64-QAM | 2/3 | -22 | ||
64-QAM | 3/4 | -25 | ||
64-QAM | 5/6 | -27 | ||
22.3.18.4.3(「ac」) | BPSK | 1/2 | -5 | |
QPSK | 1/2 | -10 | ||
QPSK | 3/4 | -13 | ||
16-QAM | 1/2 | -16 | ||
16QAM | 3/4 | -19 | ||
64-QAM | 2/3 | -22 | ||
64-QAM | 3/4 | -25 | ||
64-QAM | 5/6 | -27 | ||
256-QAM | 3/4 | -30 | ||
256-QAM | 5/6 | -32 |
WiGig IEEE802.11ad/ayトランスミッタ・テスト
Opt. SV30は、WiGig IEEE802.11ad/ay ICの特性評価に対応した包括的な解析機能を提供します。DPO77002SX型で使用することにより、業界トップクラスの優れた確度による60GHzでの信号品質測定が可能になります。Startパケットが自動的に検出されるほか、ヘッダに含まれるパケット情報のデコードやショート・トレーニング・フィールドのゴレイ符号を使用したプリアンブルによる同期が可能で、プリアンブル、ヘッダ、ペイロードを個別に復調し、規格に従ってそれぞれのセクションのEVMが測定されます。
Opt. SV30を使用することで、規格要件と比較した場合のEVM性能の有意差が明確になります。チャンネル・インパルス係数も利用できます。Control PHY(802.11ad)とSingle Carrier PHY(802.11adおよび802.11ay)がサポートされているため、802.11ayの2.16GHzパケットまたは隣接2チャンネル結合の4.23GHzパケットの解析にも対応しています。
テストおよび検証はIFおよびRFのセットアップで実施できます。サマリ表示には、RFパワー、受信電力インジケータ(RCPI)、周波数誤差(最大、平均、標準偏差)、DCオフセット、IQ DC原点オフセット、IQゲイン/位相不均衡、信号品質、SNR推定部などが表示されます。パス/フェイル判定では、カスタマイズ可能なリミットを使用できます。また、プリセットを使用すれば、ボタンを押すだけでテスト・セットアップを実行できます。
信号をさらに詳細に解析できるように、色分けされたユーザ・インタフェースが採用されています。パケット全体に広がるEVMも領域ごとに見やすく色分けしながら解析を進められます。復調されたシンボルを色分けして表形式で表示できるほか、それぞれの領域の開始ポイントに移動するオプションも用意されているため、効率的なナビゲーションが可能です。
変調形式 | 802.11ad:MCS0-12.6 802.11ay:MCS1-21 |
802.11ad/ay Single Carrier:π/2 BPSK、π/2 QPSK、π/2 16QAM、π/2 64QAM 802.11ad Control PHY:π/2 DBPSK | |
測定項目 | RF出力パワー、受信チャンネル・パワー・インジケータ(RCPI)、推定SNR、周波数誤差、シンボル・レート誤差、IQ原点オフセット、IQ位相不均衡、IQゲイン不均衡、IQ直交エラー、各パケット領域(STF、CEF、ヘッダおよびデータ)のEVM合否判定。パケット情報には、パケット・タイプ、プリアンブル、同期ワードまたはアクセス・コード、パケット・ヘッダ、ペイロード長、およびCRCの詳細が含まれる |
ディスプレイ | コンスタレーション、EVM対時間、シンボル・テーブル、サマリ |
802.11ad:MCS0-12.6 | 802.11ay MCS1-21 | |
Channel1-4 | 1.2~1.6% (-38.4~-35.9 dBc) | 1.2~1.6% (-38.4~-35.9 dBc) |
チャンネル5~6 | 1.4~2.5% (-37.1~-32.0 dBc) | 1.4~2.5% (-37.1~-32.0 dBc) |
チャンネル1~2、2~3、3~4 (隣接結合) | - | 1.2~1.7% (-38.4~-35.4 dBc) |
チャンネル4~5、5~6 (隣接結合) | - | 2.5%未満 (-32.0 dBc未満) |
Bluetoothトランスミッタ・テスト
2つのオプションが追加されたことで、Bluetooth SIG規格ベースのトランスミッタRF測定を時間、周波数、変調のドメインで効率的に実行できます。Opt. SV27では、RF.TS.4.2.0およびRF-PHY.TSのテスト仕様で定義されている、Basic RateとLow Energyのトランスミッタ測定がサポートされます。4.2.0テスト仕様。さらに、Enhanced Data Rate(EDR)パケットを復調し、シンボル情報を提供する機能も備えています。Opt. SV31では、Bluetooth 5規格(LE 1M、LE 2M、LE Coded)とコア仕様で定義された測定がサポートされます。どちらのオプションでも、転送される物理層のデータがデコードされ、シンボル・テーブルにパケットのフィールドが色分けされて表示されるため、効率的な解析が可能です。
パス/フェイル判定では、カスタマイズ可能なリミットを使用できます。また、Bluetoothプリセットを使用すれば、ボタンを押すだけで異なるセットアップのテストを実行できます。
Opt. SV27およびSV31を使用することにより自動化される測定項目を以下に示します(別途記載がある場合を除く)。
- Bluetooth Low Energy(BLE)トランスミッタ測定
- NOC TRM-LE/CA/01/CおよびEOC TRM-LE/CA/02/Cでの出力パワー
- NOC TRM-LE/CA/03/CおよびEOC TRM-LE/CA/04/Cでのインバンド・エミッション
- 変調特性TRM-LE/CA/05/C
- NOC TRM-LE/CA/06/CおよびEOC TRM-LE/CA/07/Cでのキャリア周波数オフセットおよびドリフト
- Basic Rateトランスミッタ測定
- 出力パワーTRM/CA/01/C
- パワー密度TRM/CA/02/C(プリセットなし)
- パワー制御TRM/CA/03/C(プリセットなし)
- Tx出力スペクトラム – 周波数範囲TRM/CA/04/C(プリセットなし)
- Tx出力スペクトラム - 20 dB帯域幅TRM/CA/05/C
- Tx出力スペクトラム - 隣接チャンネル・パワーTRM/CA/06/C
- 変調特性TRM/CA/07/C
- 初期キャリア周波数許容範囲TRM/CA/08/C
- キャリア周波数-ドリフトTRM/CA/09/C
SV27およびSV31を使用すると、フィールド情報が色分けされたシンボル・テーブル、コンスタレーション、アイ・ダイアグラム、周波数偏差対時間(パケット/オクテットをハイライト表示)、周波数オフセット/ドリフトの詳細テーブル、パケット・ヘッダ・フィールド・デコードなどの情報も利用できます。マーカーを使用すれば、時間、ベクトル、周波数情報を相互相関させることができます。
5G NR変調解析および測定オプション
5G NRは、 SignalVuベクトル信号解析(VSA)ソフトウェアでサポートされる信号規格、アプリケーション、変調タイプの数多くのセットの中の1つです。SignalVu VSA 5G NR解析オプションは、3GPPの5G NR仕様に基づいた信号の周波数、時間、および変調ドメインの包括的な解析機能を提供します。
スペクトル、取込時間、およびNR固有の変調品質(EVM、周波数誤差、I/Qエラーなど)トレースとテーブルの結果トレースを設定することにより、エンジニアは全体的な信号特性を識別し、断続的なエラー・ピークや繰り返し発生する同期エラーのトラブルシューティングを行うことができます。
Error Vector Magnitude(EVM)は、信号品質の説明に使用される性能指数です。これは、指定されたシンボルの理想的なコンスタレーション点と実際の測定点との間のI/Q平面上の差を測定することによって行われます。理想的なサブシンボルのdBまたは%で測定し、受信した平均QAMパワーに正規化して、シンボルのコンスタレーションと理想的なシンボルを表示できます。EVM対信号またはEVM対時間は、考慮されるシンボル数またはスロット内の時間に存在するOFDMシンボルのEVMを提供します。
自動テストでは、SCPIリモート・インタフェースを使用して設計を迅速化できるため、設計検証および製造フェーズへの迅速な移行が可能になります。
5G NR トランスミッタ測定コアに対応する機能
5G NRオプション(Opt.5GNR)は、3GPPのTS38仕様のリリース15およびリリース16に従い、5G NR変調解析測定に対応しています。これには次のものが含まれます。
- アップリンクおよびダウンリンク・フレーム構造の解析
- 5G NRの測定値と表示には、次のものが含まれます
- 変調確度(ModAcc)
- チャンネル・パワー (CHP)
- 隣接チャンネル電力 (ACP)
- スペクトラム・エミッション・マスク(SEM)
- 占有帯域幅(OBW)
- パワー対時間(PVT)2
- エラー・ベクトル振幅(EVM)
- ModAcc、SEM、CHP、ACP、OBW、PVT、EVM測定のすべてのスカラ値結果を含むサマリ・テーブル
- 領域におけるカップリング測定を使用した、詳細解析とトラブルシューティング。複数のマーカーを使用して結果を相関させ、根本原因を特定。
- 設定パラメータと測定結果を使用して、レポートをCSV形式で保存
- 各コンポーネント・キャリアの PDSCH または PUSCH の設定可能なパラメータ
- ダウンリンクについては、3GPP仕様に準拠したFDDとTDD対応のテスト・モデル
LTE FDD/TDD基地局トランスミッタRFテスト
Opt. SV28を使用することにより、次のLTE測定を実行できます。
セルID
チャンネル・パワー
占有帯域幅(OBW)
隣接チャンネル漏洩比(ACLR)
スペクトラム・エミッション・マスク(SEM)
TDDのトランスミッタ・オフ・パワー
リファレンス信号パワー
4つのプリセットにより、プリコンプライアンス・テストやセルIDの検出が効率化されます。これらのプリセットは、セルID、ACLR、SEM、チャンネル・パワー、およびTDD Toffパワーとして定義されています。測定方法は3GPP TSバージョン12.5の定義に従っており、ピコセル/フェムトセルを含むすべてのカテゴリの基地局に対応しています。パス/フェイル情報が報告され、すべてのチャンネル周波数帯域がサポートされます。
セルIDプリセットでは、プライマリ同期信号(PSS)とセカンダリ同期信号(SSS)がコンスタレーション・ダイアグラムに表示されます。さらに、周波数誤差やリファレンス信号(RS)パワーも表示されます。
ACLRプリセットでは、E-UTRA/UTRA隣接チャンネルが測定されます。UTRAでは異なるチップ・レートを使用できます。ACLRでは、入力が存在しない状態で測定されたノイズに基づいたノイズ補正機能もサポートされます。ACLRとSEMはどちらも掃引モード(デフォルト)で動作します。または、十分な取込帯域幅があるときには、より高速なシングル・アクイジションでも動作します。
測定機能
スペクトラム・ アナライザ測定 (Opt.SVEが必要) | チャンネル電力、隣接チャンネル電力、マルチキャリア隣接チャンネル電力/漏洩比、占有帯域幅、xdBダウン、dBm/Hzマーカ、dBc/Hzマーカ |
時間領域と統計測定 (Opt.SVEが必要) | RF IQ対時間、振幅対時間、パワー対時間、周波数対時間、位相対時間、CCDF(クレスト・ファクタ測定)、ピーク・アベレージ比、振幅、周波数、位相変調解析 |
スプリアス・サーチ測定 (Opt.SVEが必要) | 最大20レンジ、ユーザ設定によるディテクタ(ピーク、アベレージ、CISPRピーク)、フィルタ(RBW、CISPR、MIL)、および各レンジのVBW(ビデオ帯域幅)。リニアまたはログの周波数スケール。キャリアに対する絶対パワーまたは相対パワーによる測定と違反。999までの違反を、CSVフォーマットでエクスポート |
WLAN 802.11a/b/g/j/p測定アプリケーション(Opt.SV23が必要) | IEEE規格に定義されたすべてのRFトランスミッタ測定、広範な追加のスカラ測定(キャリア周波数誤差、シンボル・タイミング誤差、平均/ピーク・バースト・パワー、IQ原点オフセット、RMS/ピークEVMなど)、解析表示(EVMおよび位相/振幅誤差対時間/周波数または対シンボル/サブキャリアなど)、およびパケット・ヘッダのデコード情報とシンボル・テーブル Opt. SV23にはOpt. SVEが必要です Opt. SV24にはOpt. SV23が必要です Opt. SV25にはOpt. SV24が必要です |
WLAN 802.11n測定アプリケーション(Opt.SV24が必要) | |
WLAN 802.11ac測定アプリケーション(Opt.SV25) | |
APCO P25のコンプライアンス・テストおよび解析アプリケーション(Opt.SV26) | 測定開始ボタンを押すだけでTIA-102規格に基づいたトランスミッタ測定(ACPR、トランスミッタ・パワー/エンコーダ・アタック・タイム、トランスミッタ・スループット遅延、周波数偏差、変調忠実度、シンボル・レート確度、過渡的周波数変動、HCPMトランスミッタ論理チャンネル・ピークACPR、オフ・スロット・パワー、パワー・エンベロープ、タイム・アライメントなど)のパス/フェイル判定を実施 Opt. SV26にはOpt. SVEが必要です |
Bluetooth LE TX SIG基本測定 (Opt.SV27) | Bluetooth SIGにより定義されているBasic RateとBluetooth Low Energyのトランスミッタ測定用のプリセット。結果にはパス/ファイル情報も含まれる。アプリケーションはパケット・ヘッダ・フィールドのデコードにも対応しており、Enhanced Data Rateなどの規格の自動検出が可能 |
LTEダウンリンクRF測定(Opt.SV28) | セルID、ACLR、SEM、チャンネル・パワー、およびTDD Toffパワーに対応したプリセット。3GPP TSバージョン12.5 で定義されているTDD/FDDフレーム・フォーマットおよびすべての基地局に対応。結果にはパス/ファイル情報が含まれる。接続された機器で十分な帯域幅を利用できる場合には、リアルタイム設定により、ACLR/SEM測定の高速化が可能 |
5G NR測定値(Opt.5G NR) | チャンネル・パワー(CHP)、隣接チャンネル・パワー(ACP)、パワー対時間(PVT)2、変調確度(エラー・ベクトル・マグニチュード(EVM)、周波数誤差、IQエラーを含む)、EVM対シンボル、占有帯域幅(OBW)、スペクトラム・エミッション・マスク(SEM)、コンスタレーション・ダイアグラム、スカラー値を含むサマリ・テーブルに対応したプリセット。 |
WiGig IEEE 802.11ad/ay測定アプリケーション(Opt.SV30) | Control PHY(802.11ad)とSingle Carrier PHY(802.11adおよび802.11ay)に対応したプリセット。802.11ay解析結果は、EDMG、PreEDMG1、PreEDMG2領域で表示。規格にしたがった各パケット・フィールドのEVM測定と、ヘッダ・パケット情報のデコードの両方が可能。RFパワー、受信電力インジケータ、周波数誤差、IQ DC原点オフセット、IQゲイン/位相不均衡のサマリ表示。カスタマイズ可能なリミットを使用したパス/フェイル判定が可能 |
AM/FM/PM変調およびオーディオ測定 (Opt.SVA) | キャリア電力、周波数誤差、変調周波数、変調パラメータ(±ピーク、ピーク・ピーク/2、RMS)、SINAD、変調歪み、S/N、総合高調波歪み、総合非高調波歪み、ハムとノイズ |
セトリング時間(周波数と位相) (Opt.SVT) | 測定された周波数、最後に落ち着いた周波数からのセトリング時間、最後に落ち着いた位相からのセトリング時間、トリガからのセトリング時間。リファレンス周波数は自動またはマニュアルで選択。測定帯域幅、アベレージング、スムージングは設定可能。3つの設定ゾーンによるパス/フェイル・テストが可能 |
拡張パルス解析機能(Opt. SVP) | パルソグラム(Pulse-Ogram™)のウォーターフォール表示では、複数のセグメント化された取込みを振幅対時間と各パルスのスペクトラムと一緒に表示可能。パルス周波数、デルタ周波数、平均オン・パワー、ピーク・パワー、平均送信パワー、パルス幅、立上り時間、立下り時間、繰返し間隔(秒)、繰返し間隔(Hz)、デューティ・ファクタ(%)、デューティ・ファクタ(比率)、リップル(dB)、リップル(%)、ドループ(dB)、ドループ(%)、オーバシュート(dB)、オーバーシュート(%)、パルスと基準パルスの周波数差、パルスと基準パルスの位相差、パルスとパルスの周波数差、パルスとパルスの位相差、RMS周波数誤差、最大周波数誤差、RMS位相誤差、最大位相誤差、周波数偏差、位相偏差、インパルス応答(dB)、インパルス応答(時間)、タイムスタンプ。 |
柔軟なOFDM解析 (Opt.SVO) | WLAN 802.11a/g/jおよびWiMax 802.16-2004に対応したOFDM解析。コンスタレーション、スカラ測定サマリ、EVMまたはパワー対キャリア、シンボル・テーブル(バイナリまたは16進) |
汎用デジタル変調解析 (Opt.SVM) | EVM(RMS、ピーク、EVM対時間)、変調エラー比(MER)、マグニチュード誤差(RMS、ピーク、マグニチュード誤差対時間)、位相誤差(RMS、ピーク、位相誤差対時間)、原点オフセット、周波数誤差、不平衡ゲイン、直交エラー、ロー(ρ)、コンスタレーション、シンボル・テーブル FSKのみ:周波数偏差、シンボル・タイミング・エラー |
拡張パルス解析パッケージ(Opt.SVP)には31種類の測定項目があり、長いパルス列を自動的に評価することができる。中心周波数1GHzの500MHz幅のリニアLFMチャープのパルス1~10が測定されている(右下)。パルス形状は、左上に振幅対時間プロットとして表示されている。パルス#8の周波数偏差と放物位相曲線は他の2つの画面に表示されている
セトリング時間測定(Opt.SVT)では、測定帯域幅、トレランス・バンド、リファレンス周波数(自動またはマニュアル)が選択でき、3種類までのトレランス・バンド対時間を設定したうえで、パス/フェイル・テストが自動実行できる。セトリング時間は、最後に落ち着いた周波数または位相から外部トリガまたは内部トリガまでの時間となります。この例では、ホッピング・オシレータの周波数セトリング時間は、DUTの外部トリガ・ポイントからの測定となる
仕様
性能(代表値)
以下はDPO70000 SXシリーズ・オシロスコープのモデル、またはDPO/DSA/MSO70000シリーズ・オシロスコープでSignalVu®を実行した場合の代表的性能です。
- 周波数関連
- 周波数レンジ
- 適切な機器のデータ・シートを参照
- 初期中心周波数設定確度
- 機器の時間軸確度と同等
- 中心周波数設定分解能
- 0.1 Hz
- 周波数オフセット・レンジ
- 0Hzからオシロスコープの最高周波数帯域まで
- 周波数マーカ読取確度
- ±(基準周波数誤差×マーカ周波数+0.001×スパン+2)Hz
- スパン確度
- ±0.3%
- 基準周波数誤差
- オシロスコープの基準周波数確度、エージング、ドリフトと同じ。MSO/DPOのデータ・シートを参照
- チャンネル・テーブル
- 以下の規格に基づいたチャンネル・リストの表が用意されています。
- 携帯の規格ファミリ:AMPS、NADC、NMT-450、PDC、GSM、CDMA、CDMA-2000、1xEV-DO WCDMA、TD-SCDMA、LTE、WiMax
- 近距離無線通信:802.11a/b/j/g/p/n/ac、Bluetooth
- コードレス電話:DECT、PHS
- ブロードキャスト:AM、FM、ATSC、DVBT/H、NTSC
- 携帯ラジオ、ポケベル、その他:GMRS/FRS、iDEN、FLEX、P25、PWT、SMR、WiMax
- 3次相互変調歪34
中心周波数 MSO/DPO5000 シリーズ DPO7000 DPO/DSA/MSO70000 DPO70000SX 2 GHz -38 dBc -40 dBc -55 dBc -60 dBc未満 10 GHz -- -- -48 dBc -50 dBc未満 18 GHz -- -- -50 dBc -50 dBc未満
- 残留応答5
- DPO/DSA/MSO70000DX/SXシリーズ(すべてのスパン)
- -60dBm
- 表示平均ノイズ・レベル67
スパン MSO/DPO5000 シリーズ DPO7000C DPO/DSA/MSO70000 DPO70000SX DC - 500 MHz -94 dBm 100dBm -103dBm -145 dBm/Hz未満 500 MHz~3.5 GHz - -102dBm -103dBm -155 dBm/Hz未満 3.5 GHz~14 GHz - - -101dBm -155 dBm/Hz未満 14 GHz~20 GHz - - -88dBm -155 dBm/Hz未満 20 GHz~25 GHz - - -87dBm -150 dBm/Hz未満 25 GHz~33 GHz - - -85dBm -150 dBm/Hz未満 33 GHz~70 GHz - - - -150 dBm/Hz未満
- 入力関連
- 入力数8
- 4
- 入力信号タイプ
- RF、I/Q(シングル・エンド)、I/Q(差動)
- 最大入力レベル
- 50Ω入力: +26dBm(5VRMS)
- トリガ関連
- トリガ・モード
- フリー・ランとトリガ。トリガ感度、性能については、オシロスコープのデータ・シートを参照してください。
- 取込関連
- SignalVuは、高い時間/周波数分解能で、長い波形取込みが可能です。最大取込時間は、オシロスコープで使用できるメモリ長とアナログ帯域により異なります。以下の表は、オシロスコープの1チャンネル、最大メモリ長における性能を示しています。
70000SX型 オシロスコープにより異なる SignalVu依存関係 オシロスコープにより異なる 型名 最大スパン 最大サンプル・レートにおける最大取込時間9 最大サンプル・レートにおける最小RBW 最小IQ時間分解能 最大FastFrame数 DPO77002SX 70 GHz 5 ms 600 Hz 20 ps SX 10 ps DX
369 K DPO75002SX 50 GHz DPO73304SX 33 GHz 10 ms 300 Hz 10 ps DPO72504SX 25 GHz 20 ps DPO72304SX 23 GHz DPO71604SX 16 GHz DPO71304SX 13 GHz 70000D型、70000C型 型名10 最大スパン 最大サンプル・レートにおける最大取込時間 最大サンプル・レートにおける最小RBW 最小IQ時間分解能 最大FastFrame数11 DPO/DSA73304D型 33 GHz 2.5ms 1.2 kHz 20 ps 65,535 DPO/DSA72504D 25 GHz DPO/DSA/ MSO72004C 20 GHz DPO/DSA/ MSO71604C 16 GHz DPO/DSA/ MSO71254C 12.5 GHz DPO/DSA/ MSO70804C 8 GHz 5 ms 600 Hz 80 ps DPO/DSA/ MSO70604C 6 GHz DPO/DSA/ MSO70404C 4 GHz
- 解析関連
- 周波数(Opt.SVEが必要)
- スペクトラム(振幅対周波数、リニアまたはログ)
- スペクトログラム(時間とともに変化するスペクトラム)
- スプリアス(振幅対周波数、リニアまたはログ)
- 時間と統計(Opt.SVEが必要)
- 振幅対時間
- 周波数対時間
- 位相対時間
- 振幅変調対時間
- 周波数変調対時間
- 位相変調対時間
- RF IQ対時間
- タイム・オーバビュー
- CCDF
- ピーク・アベレージ比
- セトリング時間(周波数、位相)(OPT.SVT)
- 周波数セトリング時間対時間
- 位相セトリング時間対時間
- 拡張パルス測定解析機能(Opt.SVP)
- パルス・パラメータの測定結果表
- パルス波形(パルス番号で選択)
- パルス統計(パルス測定結果のトレンド、タイム・トレンドのFFT、ヒストグラム)
- 累積統計、累積ヒストグラム、パルソグラム
- デジタル復調(Opt.SVM)
- コンスタレーション・ダイアグラム
- EVM対時間
- シンボル・テーブル(バイナリまたは16進)
- 振幅と位相誤差対時間と信号品質
- 復調IQ対時間
- アイ・ダイアグラム
- トレリス・ダイアグラム
- 周波数偏差対時間
- OFDM解析(Opt.SVO)
- EVM対シンボル、対サブキャリア
- サブキャリア・パワー対シンボル、対サブキャリア
- サブキャリア・コンスタレーション
- シンボル・データ・テーブル
- 振幅エラー対シンボル、対サブキャリア
- 位相エラー対シンボル、対サブキャリア
- チャンネル周波数応答
- サポートされるファイル・フォーマット
- SignalVuは、MSO/DPO5000、DPO7000、DPO/DSA/MSO70000、RSA5000、RSA6000シリーズで保存した波形データを呼び出すことができます。SignalVuは、拡張子“WFM”と“TIQ”のファイル解析のために呼び出すことかできます。
RFとスペクトラムの解析性能
- 分解能帯域幅
- 分解能帯域幅(スペクトラム解析)
- 1、2、3、5ステップ、自動またはユーザ選択(任意)
- 分解能帯域幅形状
- ほぼガウシャン、シェープ・ファクタ 4.1:1(60:3dB)、±10%(代表値)
- 分解能帯域幅確度
- ±1%(自動結合RBWモード)
- 分解能帯域幅のタイプ
- カイザ・ウィンドウ(RBW)、-6dB Mil、CISPR、ブラックマンハリス4Bウィンドウ、ユニフォーム・ウィンドウ、フラットトップ(CW振幅)ウィンドウ、ハニング・ウィンドウ
- ビデオ帯域幅
- ビデオ帯域幅範囲
- オシロスコープのレコード長設定によって異なり、およそ500Hz~5MHz
- RBW/VBW最大値
- 10,000:1
- RBW/VBW最小値
- 1:1
- 分解能
- 入力値の5%
- 確度(代表値)
- ±10%
- 時間ドメイン帯域幅(振幅対時間表示)
- 時間ドメイン帯域幅範囲
- 取込帯域の1/2~1/10,000以上
- 時間ドメイン帯域幅形状
ほぼガウシャン、シェープ・ファクタ 4.1:1(60:3dB)、±10%(代表値)
シェープ・ファクタ 2.5:1(60:3 dB)未満(全帯域の代表値)
- 時間ドメイン帯域幅確度
- ±10%
- スペクトラム/スプリアス表示、検波器、ファンクション
- トレース
- 3トレース+1演算波形+1トレース(スペクトログラムからのスペクトラム表示)、4トレース(スプリアス表示)
- 検波器
- +ピーク、-ピーク、アベレージ、CISPRピーク、オプションSVQPが有効なときは、CISPR準尖頭値/アベレージ(MDO4000B/CシリーズまたはMSO5/6シリーズ接続時は使用不可)
- トレース機能
- ノーマル、アベレージ、MAXホールド、MINホールド
- スペクトラムのトレース長
- 801、2401、4001、8001、10401、16001、32001、64001ポイント
AM/FM/PM変調とオーディオ測定(SVA)
性能条件-入力信号:0 dBm、入力周波数:100MHz、RBW:オート、アベレージング:オフ、フィルタ:オフ。サンプリングと入力パラメータは、最良な結果になるように最適化。
- キャリア周波数範囲12
- 1kHzまたは(1/2×オーディオ解析帯域)~最高入力周波数
- 最大オーディオ周波数スパン
- 10 MHz
- オーディオ・フィルタ
- ロー・パス(kHz)
- 0.3、3、15、30、80、300、0.9×オーディオ帯域までのユーザ設定
- ハイ・パス(Hz)
- 20、50、300、400、0.9×オーディオ帯域までのユーザ設定
- 標準
- CCITT、C-Message
- ディエンファシス(μs)
- 25、50、75、750、ユーザ設定
- ファイル
- .TXTまたは.CVSファイルによる振幅/周波数ペア。最大1000ペア
- FM変調解析
- FM測定、
- キャリア電力、キャリア周波数誤差、オーディオ周波数、偏差(+ピーク、-ピーク、ピーク・ピーク/2、RMS)、SINAD、変調歪み、S/N、総合高調波歪み、総合非高調波歪み、ハム/ノイズ
- FM偏移確度
- 偏移の±1.5%
- FMレート確度
- ±1.0 Hz
- キャリア周波数確度
- ±1 Hz+(伝送周波数×基準周波数誤差)
- 残留FM(レート:1kHz~10kHz、偏移:(5 kHz を推奨)
- THD
0.2%(DPO70000シリーズ)
- SINAD
44 dB(DPO70000シリーズ)
- AM変調解析
- AM測定
- キャリア電力、オーディオ周波数、偏差深度(+ピーク、-ピーク、ピーク・ピーク/2、RMS)、SINAD、変調歪み、S/N、総合高調波歪み、総合非高調波歪み、ハム/ノイズ
- AM変調度確度(レート:1kHz、深度:50 %)
- ±1%+0.01×測定値
- AMレート確度(レート:1kHz、深度:50 %)
- ±1.0 Hz
- 残留(AM)
- THD
0.3%(DPO70000シリーズ)
- SINAD
48 dB(DPO70000シリーズ)
- PM変調解析
- PM測定
- キャリア電力、キャリア周波数誤差、オーディオ周波数、偏差(+ピーク、-ピーク、ピーク・ピーク/2、RMS)、SINAD、変調歪み、S/N、総合高調波歪み、総合非高調波歪み、ハム/ノイズ
- PM偏移確度(レート:1kHz、偏移:0.628°)
- ±100% × (0.01 +(レート/1MHz))
- PMレート確度(レート:1kHz、偏移:0.628°)
- ±1 Hz
- 残留(PM)
- THD
0.1%(DPO70000シリーズ)
- SINAD
48 dB(DPO70000シリーズ)
- ダイレクト・オーディオ入力
- オーディオ測定
- 信号電力、オーディオ周波数(+ピーク、-ピーク、ピーク・ピーク/2、RMS)、SINAD、変調歪み、S/N、総合高調波歪み、総合非高調波歪み、ハム/ノイズ
- ダイレクト入力周波数範囲(オーディオ測定のみ)
1 Hz~10 MHz
- 最大オーディオ周波数スパン
10 MHz
- オーディオ周波数確度
- ±1 Hz
- 残留(PM)
- THD
- 1.5%
- SINAD
- 38 dB
- 最小オーディオ解析帯域幅とRBW対オシロスコープのメモリとサンプル・レート
- (Opt.SVA)
型名 サンプル・レート:1GS/s サンプル・レート:最大 標準のメモリ 最長のメモリ 標準のメモリ 最長のメモリ 最小オーディオBW RBW(自動) 最小オーディオBW RBW(自動) 最小オーディオBW RBW(自動) 最小オーディオBW RBW(自動) DPO/DSA/MSO
70000シリーズ 12.5GHz帯域以上の機種
200 kHz
400 Hz
10 kHz
20 Hz
推奨しない
>4 kHz
1 MHz
2 kHz
DPO/DSA/MSO70000シリーズ 12.5GHz帯域未満の機種
200 kHz
400 Hz
20 kHz
40 Hz
推奨しない
>4 kHz
500 kHz
1 kHz
セトリング時間、周波数、位相(SVT)
- セトリング周波数の不確かさ13
- 測定周波数:1 GHz
アベレージ回数 測定帯域幅における周波数確度 1 GHz 100 MHz 10 MHz 1 MHz 1回の測定 20 kHz 2 kHz 500 Hz 100 Hz 100回のアベレージ 10 kHz 500 Hz 200 Hz 50 Hz 1000回のアベレージ 2 kHz 200 Hz 50 Hz 10 Hz - 測定周波数:9 GHz
アベレージ回数 測定帯域幅における周波数確度 1 GHz 100 MHz 10 MHz 1 MHz 1回の測定 20 kHz 5 kHz 2 kHz 200 Hz 100回のアベレージ 10 kHz 2 kHz 500 Hz 50 Hz 1000回のアベレージ 2 kHz 500 Hz 200 Hz 20 Hz
- セトリング位相確度13
- 測定周波数:1 GHz
アベレージ回数 測定帯域幅における位相確度 1 GHz 100 MHz 10 MHz 1 MHz 1回の測定 2 % 2% 2% 2% 100回のアベレージ 0.5 % 0.5% 0.5% 0.5% 1000回のアベレージ 0.2 % 0.2% 0.2% 0.2% - 測定周波数:9 GHz
アベレージ回数 測定帯域幅における位相確度 1 GHz 100 MHz 10 MHz 1 MHz 1回の測定 5 % 5% 5% 5% 100回のアベレージ 2 % 2% 2% 2% 1000回のアベレージ 0.5 % 0.5% 0.5% 0.5%
拡張パルス測定解析機能(Opt.SVP)
- 基本特性
- 測定項目
- パルソグラム(Pulse-Ogram™)のウォーターフォール表示では、複数のセグメント化された取込みを振幅対時間と各パルスのスペクトラムと一緒に表示可能。パルス周波数、デルタ周波数、平均オン・パワー、ピーク・パワー、平均送信パワー、パルス幅、立上り時間、立下り時間、繰返し間隔(秒)、繰返し間隔(Hz)、デューティ・ファクタ(%)、デューティ・ファクタ(比率)、リップル(dB)、リップル(%)、ドループ(dB)、ドループ(%)、オーバシュート(dB)、オーバーシュート(%)、パルスと基準パルスの周波数差、パルスと基準パルスの位相差、パルスとパルスの周波数差、パルスとパルスの位相差、RMS周波数誤差、最大周波数誤差、RMS位相誤差、最大位相誤差、周波数偏差、位相偏差、インパルス応答(dB)、インパルス応答(時間)、タイムスタンプ。
- パルス数
- 1~100,00014 1回の取込みで200,000以上の連続パルスのオフライン解析にも対応可能です。複数回のアクイジションで取り込まれた数多くのパルスを対象とした測定統計表示
- システム立上り時間(代表値)
- オシロスコープの立上り時間と同じ
- 検出最小パルス幅15
型名 最小パルス幅 DPO/DSA72004C MSO72004
400 ps DPO/DSA71604C MSO71604
500 ps DPO/DSA71254C MSO71254
640 ps DPO/DSA70804C MSO70804
1 ns DPO/DSA70604C MSO70604
1.3 ns DPO/DSA70404C MSO70404
2 ns DPO77002SX 40 ps DPO75002SX 40 ps DPO73304SX 40 ps DPO72504SX 40 ps DPO72304SX 40 ps DPO71604SX 40 ps DPO71304SX 40 ps
- パルス測定確度(代表値)16
- 平均オン・パワー
- ±0.3 dB+機器の絶対振幅確度
- 平均送信パワー
- ±0.4dB+機器の絶対振幅確度
- ピーク・パワー
- ±0.4dB+機器の絶対振幅確度
- パルス幅
- ±(読取値の3%+0.5×サンプル間隔)
- パルス繰返しレート
- ±(読取値の3%+0.5×サンプル間隔)
デジタル変調解析(SVM)
- 変調形式
- π/2DBPSK、BPSK、SBPSK、QPSK、DQPSK、π/4DQPSK、D8PSK、8PSK、OQPSK、SOQPSK、CPM、16/32/64/128/256QAM、MSK、GMSK、GFSK、2-FSK、4-FSK、8-FSK、16-FSK、C4FM、D16PSK、16APSK、32APSK
- 解析範囲
- 最大80,000サンプル
- 測定フィルタ
- ルート・レイズド・コサイン、レイズド・コサイン、ガウシャン、方形、IS-95、IS-95EQ、C4FM-P25、ハーフサイン、なし、ユーザ定義
- 基準フィルタ
- レイズド・コサイン、ガウシャン、方形、IS-95、SBPSK-MIL、SOQPSK-MIL、SOQPSK-ARTM、なし、ユーザ定義
- Alpha/B x Tレンジ
- 0.001~1、0.001ステップ
- 測定項目
コンスタレーション、エラー・ベクトル振幅(EVM)対時間、最高変調エラー率(MER)、振幅エラー対時間、位相エラー対時間、信号品質、シンボル・テーブル
ローFSKのみ:周波数偏差、シンボル・タイミング・エラー
- シンボル・レート範囲
- 1kシンボル/秒~(0.4×サンプル・レート)Gシンボル/秒(変調信号は取込帯域内に完全に入っていること)
- 適応イコライザ
- タイプ
- 線形、Decision-directed、係数適応およびコンバージョン・レート調整可能なFIR(Feed Forward)イコライザ
- サポートされる変調方式
- BPSK、QPSK、OQPSK π/2 DQPSK、π/4 DQPSK、8PSK、D8PSK、D16PSK、16/32/64/128/256QAM
- OQPSK以外のすべての変調形式の基準フィルタ
- レイズド・コサイン、方形、なし
- OQPSKの基準フィルタ
- レイズド・コサイン、ハーフ・サイン
- フィルタ長
- 1~128タップ
- タップ/シンボル:レイズド・コサイン、ハーフ・サイン、フィルタなし
- 1、2、4、8
- タップ/シンボル:方形フィルタ
- 1
- イコライザ制御
- オフ、トレイン、ホールド、リセット
- 16QAM残留EVM(DPO/DSA/MSO70000シリーズ)(代表値)17
シンボル・レート RF IQ 100 MS/s 2.0%未満 2.0%未満 312.5 MS/s 3.0%未満 3.0%未満
- OFDM残留EVM、2.4 GHzの802.11g信号、最高性能を得るために最適化された入力レベル
- DPO/DSA/MSO70000シリーズ型名
- -38 dB
WLAN IEEE802.11a/b/g/j/p (Opt.SV23が必要)
- 基本特性
- 変調形式
- DBPSK(DSSS1M)、DQPSK(DSSS2M)、CCK5.5M、CCK11M、OFDM(BPSK、QPSK、16または64QAM)
- 測定項目
パイロット/データの実効値とピークEVM、シンボル/サブキャリアごとのピークEVM
パケット・ヘッダ・フォーマット情報
平均パワーとヘッダのセクションごとの実効値EVM
WLANパワー対時間、WLANシンボル・テーブル、WLANコンスタレーション
スペクトラム・エミッション・マスク、スプリアス
エラー・ベクトル。マグニチュード(EVM)対シンボル(または時間)、対サブキャリア(または周波数)
振幅誤差対シンボル(または時間)、対サブキャリア(または周波数)
位相誤差対シンボル(または時間)、対サブキャリア(または周波数)
WLANチャンネル周波数応答対シンボル(または時間)、対サブキャリア(または周波数)
WLANスペクトラム平坦性対シンボル(または時間)、対サブキャリア(または周波数)
WLAN IEEE802.11n(Opt.SV24が必要)
- 基本特性
- 変調形式
- OFDM(BPSK、QPSK、16または64 QAM)、SISO
- 測定項目
バースト・インデックス、バースト・パワー、ピーク対平均バースト・パワー、IQ原点オフセット、周波数誤差、コモン・パイロット・エラー、シンボル・クロック・エラー
パイロット/データの実効値とピークEVM、シンボル/サブキャリアごとのピークEVM
パケット・ヘッダ・フォーマット情報
平均パワーとヘッダのセクションごとの実効値EVM
WLANパワー対時間、WLANシンボル・テーブル、WLANコンスタレーション
スペクトラム・エミッション・マスク、スプリアス
エラー・ベクトル・マグニチュード(EVM)対シンボル(または時間)、対サブキャリア(または周波数)
振幅誤差対シンボル(または時間)、対サブキャリア(または周波数)
位相誤差対シンボル(または時間)、対サブキャリア(または周波数)
WLANチャンネル周波数応答対シンボル(または時間)、対サブキャリア(または周波数)
WLANスペクトラム平坦性対シンボル(または時間)、対サブキャリア(または周波数)
WLAN IEEE802.11ac(Opt.SV25)
- 基本特性
- 変調形式
- OFDM(BPSK、QPSK、16 QAM、64 QAM、256 QAM)、SISO
- 測定項目
バースト・インデックス、バースト・パワー、ピーク対平均バースト・パワー、IQ原点オフセット、周波数誤差、コモン・パイロット・エラー、シンボル・クロック・エラー
パイロット/データの実効値とピークEVM、シンボル/サブキャリアごとのピークEVM
パケット・ヘッダ・フォーマット情報
平均パワーとヘッダのセクションごとの実効値EVM
WLANパワー対時間、WLANシンボル・テーブル、WLANコンスタレーション
スペクトラム・エミッション・マスク、スプリアス
エラー・ベクトル・マグニチュード(EVM)対シンボル(または時間)、対サブキャリア(または周波数)
振幅誤差対シンボル(または時間)、対サブキャリア(または周波数)
位相誤差対シンボル(または時間)、対サブキャリア(または周波数)
WLANチャンネル周波数応答対シンボル(または時間)、対サブキャリア(または周波数)
WLANスペクトラム平坦性対シンボル(または時間)、対サブキャリア(または周波数)
WiGig 802.11ad/ay(Opt.SV30)
- 変調形式
802.11ad MCS0-12.6、
802.11ay MCS1-21
802.11ad Control PHY(pi/2 DBPSK)
802.11adおよび802.11ay Single Carrier PHY(pi/2 BPSK、pi/2 QPSK、pi/2 16QAM、pi/2 64QAM)
- 測定および表示
- RF出力パワー、受信チャンネル・パワー・インジケータ(RCPI)、推定SNR、周波数誤差、
シンボル・レート誤差、IQ原点オフセット、IQゲイン不均衡、IQ位相不均衡、IQ直交エラー、
各パケット領域のEVMパス/フェイル判定:パケット情報、802.11ad(STF、CEF、ヘッダ、ガード、データ)、802.11ay(LSTF、LCEF、Lヘッダ、EDMGヘッダA、EDMG STF、EDMG CEFガードおよびデータ)、
(パケット・タイプ、プリアンブル、同期ワードまたはアクセス・コード、パケット・
ヘッダ、ペイロード長、CRCの詳細を含む)。
- 残留EVM、DPO770002SX型のRF(チャンネル1~6)で測定
- 残留EVM
- 測定確度:±0.3%は、プリ補正フィルタ、AWG70000、アップコンバータの影響による。
802.11ad:MCS0-12.6 802.11ay MCS1-21 Channel1-4 1.2~1.6%
(-38.4~-35.9 dBc)
1.2~1.6%
(-38.4~-35.9 dBc)
チャンネル5~6 1.4~2.5%
(-37.1~-32.0 dBc)
1.4~2.5%
(-37.1~-32.0 dBc)
チャンネル1~2、2~3、3~4 (隣接結合)
- 1.2~1.7%
(-38.4~-35.4 dBc)
チャンネル4~5、5~6 (隣接結合)
- 2.5%未満
(-32.0 dBc未満)
APCO P25(Opt.SV26)
- 変調形式
- フェーズ1(C4FM)、フェーズ2(HCPM、HDQPSK)
- 測定および表示
- RF出力パワー、動作周波数確度、変調エミッション・スペクトラム、
不要なエミッション・スプリアス、隣接チャンネル・パワー比、周波数偏差、
変調忠実度、周波数エラー、アイ・ダイアグラム、シンボル・テーブル、シンボル・レート確度、
トランスミッタ・パワー/エンコーダ・アタック・タイム、トランスミッタ・スループット遅延、周波数
偏差対時間、パワー対時間、過渡周波数の動作、HCPMトランスミッタ論理
チャンネル・ピーク隣接チャンネル・パワー比、HCPMトランスミッタ論理チャンネル・オフ・スロット・パワー、
HCPMトランスミッタ論理チャンネル・パワー・エンベロープ、HCPMトランスミッタ論理チャンネル・タイム・アライメント
Bluetooth(Opt.SV27)
- 変調形式
- Bluetooth® 4.2 Basic Rate、Bluetooth® 4.2 Low Energy、Bluetooth® 4.2 Enhanced Data Rate。Bluetooth® 5(SV31が有効な場合)
- 測定および表示
ピーク・パワー、平均パワー、隣接チャンネル・パワーまたはインバンド・エミッション・マスク、-20dB帯域幅、周波数誤差、変調特性(ΔF1avg(11110000)、ΔF2avg(10101010)、ΔF2>115 Hz、ΔF2/ΔF1比)、周波数偏差対時間(パケット/オクテット・レベルの測定情報)、キャリア周波数f0、周波数オフセット(プリアンブルおよびペイロード)、最大周波数オフセット、周波数ドリフトf1-f0、最大ドリフト比fn-f0およびfn-fn-5、中心周波数オフセット・テーブルおよび周波数ドリフト・テーブル、カラーコードによるシンボル・テーブル、パケット・ヘッダ・デコード情報、アイ・ダイアグラム、コンスタレーション・ダイアグラム
LTEダウンリンク(Opt.SV28)
- サポート規格
- 3GPP TS 36.141バージョン12.5
- 対応フレーム・フォーマット
- FDDおよびTDD
- サポートされる測定/表示機能
- 隣接チャンネル漏洩比(ACLR)、スペクトラム・エミッション・マスク(SEM)、チャンネル・パワー、占有帯域幅、TDD信号のトランスミッタ・オフ・パワーのパワー対時間表示、PSS/SSSのLTEコンスタレーション・ダイアグラムおよびセルID、グループID、セクタID、周波数誤差)
5G NRアップリンク/ダウンリンク測定(Opt.5GNR)
- サポート規格
- BSの場合はTS 38.141-1、UEの場合は38.521-1
- 変調確度
- BSの場合はセクション6.5.2、UEの場合はセクション6.4.2
- ACP
- BSの場合はセクション6.6.3、UEの場合はセクション6.5.2.4
- サポートされるフレーム・フォーマット
- アップリンク(FDDおよびTDD)
- ダウンリンク(FDDおよびTDD)
- サポートされる測定および表示機能
- チャンネル・パワー(CHP)、隣接チャンネル・パワー(ACP)、パワー対時間(PVT)2、変調確度(エラー・ベクトル振幅(EVM)、周波数誤差、IQエラーを含む)、EVM対シンボル、占有帯域幅(OBW)、スペクトラム・エミッション・マスク(SEM)、コンスタレーション・ダイアグラム、およびスカラ結果を含むサマリ・テーブル。
- EVM(代表値)
1 GHz 2 GHz 3 GHz 4 GHz 5 GHz 6 GHz 7 GHz 0.50% 0.50% 0.70% 0.70% 0.70% 0.90% 0.90% - ACLR(代表値)
- 最大7 GHzのすべての周波数で-48 dBc
基本特性
- GPIB
- SCPI互換、プログラマ・リファレンスを参照してください。
ご注文の際は以下の型名をご使用ください。
オプション
- Opt.SVE
- SignalVu Essentials‐ベクトル信号解析ソフトウェア
- Opt.SV23
- WLAN 802.11a/b/g/j/p測定アプリケーション(Opt.SVEが必要、帯域2.5GHz以上のオシロスコープが必要)
- Opt.SV24
- WLAN 802.11n測定アプリケーション(Opt.SV23が必要、帯域2.5 GHz以上のオシロスコープが必要)
- Opt.SV25
- WLAN 802.11ac測定アプリケーション(Opt.SV24が必要、帯域6.0 GHz以上のオシロスコープが必要)
- Opt.SV26
- APCO P25測定アプリケーション
- Opt.SV27
- Bluetooth LE Tx基本測定(Opt.SVEが必要、帯域2.5GHz以上のオシロスコープが必要)
- Opt.SV28
- LTEダウンリンクRF測定(Opt.SVEが必要、帯域1 GHz以上のオシロスコープが必要)。DPO/MSO5000シリーズでは利用できません
- Opt.5GNR
- 5G NRアップリンク/ダウンリンクRF解析ソフトウェア(アップグレードとしてのみ利用可能。Opt.SVEが必要)
- Opt.SV30
- IEEE802.11ad/ay SCワイドバンド波形解析(Opt.SVEが必要、帯域3 GHz超のオシロスコープが必要)
- Opt.SVP
- 拡張信号解析、パルス測定を含む(Opt.SVEが必要)
- Opt.SVM
- 汎用デジタル変調解析(Opt.SVEが必要)
- Opt.SVT
- セトリング時間、周波数、位相(Opt.SVEが必要)
- Opt.SVO
- 802.11a/j/gおよび802.16-2044(固定WiMAX)変調タイプをサポートするOFDM解析機能。Opt. SVEが必要。
- Opt.SVA
- AM/FM/PM変調とオーディオ測定(Opt.SVEが必要)
べてのオシロスコープにおけるオプション名、発注型名を記します。他のすべてのオプションは、Opt. SVEが必要になります。
PC上で実行する解析ソフトウェアについては、SignalVu-PCソフトウェアのデータ・シートをご参照ください。
- 新規モデルと既存モデル
型名 新規ご注文 既存機器のアップグレード 8GHz以下のDPO/DSA/MSO70000シリーズ Opt.SVE (Essentials) DPO-UP Opt.SVEH 8 GHz超のDPO/DSA/MSO70000シリーズ Opt.SVE (Essentials) DPO-UP Opt.SVEU その他のオプションは、Opt. SVEが必要になります。 Opt.SVT(セトリング時間) DPO-UP Opt.SVT Opt.SVP(パルス測定) DPO-UP Opt.SVP Opt.SVM(汎用変調解析) DPO-UP Opt.SVM Opt.SVO (OFDM) DPO-UP Opt.SVO Opt.SVA(AM/FM/PMオーディオ) DPO-UP Opt.SVA Opt.SV26(APCO P25) DPO-UP Opt.SV26 2.5 GHz以上のDPO/DSA/MSO70000シリーズ Opt.SV23 (IEEE802.11a/b/g/j/p) DPO-UP Opt.SV23 Opt. SV24にはOpt. SV23が必要 Opt.SV24 (IEEE802.11n) DPO-UP Opt. SV24 Opt. SV25にはOpt. SV24およびOpt. SV23が必要 Opt.SV25 (IEEE802.11ac) DPO-UP Opt.SV25 2.5 GHz以上のDPO/DSA/MSO70000シリーズ Opt.SV27(Bluetooth) DPO-UP Opt.SV27 1 GHz以上のDPO/DSA/MSO70000シリーズ Opt.SV28(LTEダウンリンク) DPO-UP Opt.SV28 DPO70000 SXシリーズのみ Opt.SV30(IEEE 802.11ad/ay) DPO-UP Opt.SV30 DPO70000 SXシリーズのみ DPO-UP Opt.5GNR18
- 従来の機種
- DPO7000シリーズ、MSO/DPO70000シリーズ
初期のDPO/DSA/MSO70000シリーズ・オシロスコープでもSignalVuを使用できます。これらの機器はMicrosoft Windows XPオペレーティング・システムを使用しており、オシロスコープのファームウェア・バージョンは5.1以降のため、SignalVuのバージョン2.3.0072と互換性があります。注文情報については、上記のアップグレード一覧表を参照してください。Opt. SVO(OFDM)、Opt. SVA(AM/FM/PMオーディオ)、Opt. SV23、SV24、SV25、SV26、SV27、SV28、SV30(WLAN、Bluetooth、WiGig、LTEおよびP25)は、Microsoft Windows XPのオシロスコープでは利用できません。
5GNR解析は、Windows 8/8.1、Window 7、Windows XPではサポートされていません。