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究極の6-in-1タイプの統合型オシロスコープ、完全なカスタマイズ機能とフル・アップグレードに対応
昨今、オシロスコープへの計測器の統合が進む中で開発されたのが、MDO3000シリーズ・ミックスド・ドメイン・オシロスコープ(MDO)です。この究極の6-in-1タイプのオシロスコープには、スペクトラム・アナライザ、任意波形/ファンクション・ジェネレータ、ロジック・アナライザ、プロトコル・アナライザ、デジタル・ボルトメータ/周波数カウンタの機能が統合されています。MDO3000シリーズはカスタマイズが可能なほか、拡張性に優れており、必要な機能と性能をいつでも追加することができます。
主な性能仕様
- 1.オシロスコープ
- 2および4アナログ・チャンネル・モデル
- 1GHz、500MHz、350MHz、200MHz、100MHzの周波数帯域モデル
- 帯域は最高1GHzまでアップグレード可能
- 最高サンプル・レート:5GS/s
- レコード長:10Mポイント(全チャンネル同時)
- 最大波形取込レート:280,000波形/秒以上
- 受動電圧プローブ(負荷容量3.9pF、アナログ帯域1GHz、500MHz、または250MHz)を付属
- 2.スペクトラム・アナライザ
- 周波数レンジ
- 標準:9kHz~オシロスコープの周波数帯域
- オプション:9kHz~3GHz
- 超ワイド取込み帯域:最高3GHz
- 周波数レンジ
- 3.任意波形/ファンクション・ジェネレータ(オプション)
- 13種類の標準波形
- 50MHzの波形生成
- 任意波形ジェネレータのレコード長:128k
- 任意波形ジェネレータのサンプル・レート:250MS/s
- 4.ロジック・アナライザ(オプション)
- 16デジタル・チャンネル
- レコード長:10Mポイント(全チャンネル同時)
- 最高タイミング分解能:121.2ps
- 5.プロトコル・アナライザ(オプション)
- I2C、SPI、RS-232/422/485/UART、USB 2.0、CAN、CAN FD、LIN、FlexRay、MIL-STD-1553、ARINC-429、オーディオ・シリアル・バス・サポート
- デジタル・ボルトメータ/周波数カウンタ(製品登録で無償)
- 4桁のAC RMS、DC、AC+DC RMS電圧測定
- 5桁の周波数測定
代表的なアプリケーション
- 組込み設計
6-in-1タイプのMDO3000シリーズにより、業界で広く採用されているシリアル・バスが組み込まれたミックスド・シグナルのシステムに対して、システム・レベルのデバッグを実行することで、問題をすばやく特定し、解決できます。
- 電源設計
豊富な電源用プローブを使用した、電源品質、スイッチング損失、高調波、リップル、変調、および安全動作領域(SOA)の自動測定により、信頼性と再現性に優れた電圧/電流/出力測定を低コストで実現できます。
- 教育
ベンチ上の複数の機器を管理するのは複雑な作業になりがちです。MDO3000シリーズを使用すれば、6種類の機器を1台の計測器(奥行き147.4mm)に統合できるため、複数の計測器を管理する手間が省けます。多くの機能が統合されているため、電子工学のさまざまな原理を教える際や研究室での高度な実験で使用する際に便利です。すべての機能がアップグレードに対応しており、必要に応じて、あるいは予算に合わせて随時機能を追加することができます。
- 製造テストとトラブルシューティング
製造現場においては、サイズや設置面積に制限がある場合があります。6-in-1タイプのMDO3000シリーズでは、複数の計測器が1台の小型パッケージに統合されているため、ラックまたはベンチの占有面積が最小に抑えられます。このように統合されていることで、製造テストやトラブルシューティングにおける、異なる複数の計測器の利用に伴うコストを削減できます。
- サービス・インストールおよび保守
適材適所に計測器を配置することが重要です。MDO3000シリーズは、軽量(4.2kg)で持ち運び可能なパッケージに6種類の計測器を組み込んでいるため、スペースが限られていて、フレキシビリティが要求される際に最適です。
より高性能が必要な場合
MSO/DPO2000Bシリーズ | MDO3000シリーズ | MDO4000Cシリーズ | MSO/DPO5000Bシリーズ | |
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製品の概要 | 拡張デバッグ機能をお手頃な価格で | 6台の計測器を1つに統合したオシロスコープ | アナログ、デジタル、RF信号の同期測定が可能 | 高度な解析/演算機能による優れた信号忠実度 |
主な用途 |
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アナログ帯域 | 70MHz、100MHz、200MHz | 100MHz、200MHz、350MHz、500MHz、 1GHz | 200MHz、350MHz、500MHz、 1GHz | 350MHz、500MHz、1GHz、 2GHz |
最高アナログ・サンプル・レート | 1GS/s | 5GS/s | 5GS/s | 10GS/s |
アナログ・チャンネル数 | 2、4 | 2、4 | 4 | 4 |
レコード長(ポイント) | 1M | 10M | 20M | 25M(オプション)、最大125M |
デジタル・チャンネル数 | (オプション)16 | (オプション)16 | 16 | (オプション)16 |
スペクトラム・アナライザ・チャンネル | - | (標準)9kHz~アナログ周波数帯域(オプション)9kHz~3GHz | (オプション)9kHz~3GHz(オプション)9 kHz~6GHz | - |
AFG 任意波形/ファンクション・ジェネレータ | - | 最高50MHz、13種類の標準波形と任意波形の生成 | - | - |
シリアル・バス解析 | トリガ/デコード: I 2 C、SPI、RS-232/422/485/UART、CAN、LIN | トリガ/デコード:I 2C、SPI、RS-232/422/485/UART、CAN、CAN FD、LIN、FlexRay、USB 2.0、MIL-STD-1553、ARINC-429、オーディオ | トリガ/デコード:I 2C、SPI、RS-232/422/485/UART、CAN、CAN FD、LIN、FlexRay、USB 2.0、MIL-STD-1553、ARINC-429、オーディオ | トリガ/デコード: I 2 C、SPI、RS-232/422/485/UART、CAN、LIN、FlexRay、USB 2.0、Ethernet、MIL-STD-1553 デコードのみ:USB-HSIC、MIPI D-PHY コンプライアンス: BroadR-Reach、USB2.0、USB-PWR、Ethernet、MOST |
拡張解析 | パワー、リミット/マスク、ビデオ | パワー、リミット/マスク、ビデオ、スペクトログラム、ベクトル信号解析 | パワー、リミット/マスク、ビデオ、ベクトル信号解析、ジッタ | |
付属プローブ | 100MHz、12pF または 200MHz、12pF | 200MHz、3.9pF 500MHz、3.9pF または 1GHz、3.9pF | 200MHz、3.9pF 500MHz、3.9pF または 1GHz、3.9pF | 500MHz、3.9pF または 1GHz、3.9pF |
1-オシロスコープ
MDO3000シリーズは世界トップクラスのオシロスコープがベースとなっており、デバッグの効率化に役立つ多彩なツールが搭載されています。これらを使用することで、迅速に波形異常を発見して取込んだり、波形レコードの中から目的のイベントを探したり、イベントの特性やDUTの挙動を解析したりできます。
FastAcq®(高速取込み)搭載のデジタル・フォスファ技術
MDO3000シリーズは、設計デバッグの各ステップを迅速に実行するための強力な機能を装備しています。異常をすばやく検出し、取込み、波形レコードからすばやくサーチし、デバイスの特性と動作を解析します。
MDO3000シリーズに搭載されたデジタル・フォスファ技術により、デバイスの実際の動作を確認することかできます。FastAcqを使用した毎秒280,000波形以上という高速の波形取込レートにより、デジタル・システムでよく見られるラント・パルス、グリッチ、タイミング問題など、間欠的に発生する問題も非常に高い確率ですばやく観測することができます。
まれにしか発生しないイベントをはっきりと表示させるため、輝度階調表示を使用することで、通常の信号特性に対する、まれなトランジェントの発生頻度を表示します。FastAcq取込みモードには4種類の波形パレットが用意されています。
- 色温度パレット: 発生頻度の高いイベントを赤や黄色などの暖色で、発生頻度の低いイベントを青や緑などの寒色でグラデーション表示します。
- スペクトラル・パレット: 発生頻度の高いイベントを青などの寒色で、発生頻度の低いイベントを赤などの暖色でグラデーション表示します。
- 通常パレット: デフォルトのチャンネル・カラー(チャンネル1は黄色、など)と輝度階調を組み合わせて使用し、発生頻度の高いイベントほど高輝度で表示します。
- 反転パレット: デフォルトのチャンネル・カラーと輝度階調を組み合わせて使用し、発生頻度の低いイベントほど高輝度で表示します。
これらのカラー・パレットにより、そのイベントが頻繁に発生しているのか、まれにしか発生していないのかを判断することができます。
画面上での波形の残像時間は無限または可変パーシスタンスによって設定でき、波形異常の発生頻度を見極めるのに役立ちます。
デジタル・フォスファ技術とFastAcqは、毎秒280,000波形を超える取込みレートとリアルタイム輝度階調表示を実現します。
トリガ
デバイスの障害を検出するのは、デバッグの第1段階です。 次に、原因を特定するために、目的のイベントを取込まなければなりません。 MDO3000シリーズでは、ラント、ロジック、パルス幅/グリッチ、セットアップ/ホールド時間違反、シリアル・パケット、パラレル・データなど、125通り以上のトリガの組み合わせが可能であり、目的のイベントを素早く特定することができます。 また、レコード長は最大10Mポイントで、目的のイベントを数多く取込むことができます。数千というシリアル・パケットでも1回で取込むことができ、信号をズーム表示しても高い分解能が維持され、細部を詳しく観測することができます。
125通り以上のトリガの組み合わせで目的のイベントを容易に捕捉可能
Wave Inspector®による取込波形内の移動と検索
レコード長が長い場合、取込んだ波形データが数千画面分に相当する場合があります。 Wave Inspector®では、波形内の移動/検索機能により、目的のイベントを迅速に見つけることができます。
革新的なWave Inspector機能により、長いレコード長のデータ解析の効率が飛躍的に向上。 外側のノブ(1)を回してロング・メモリを移動する。 わずか数秒でレコード全体の詳細を把握。 詳細に観察する部分が見つかったならば、 内側のノブ(2)を回してズーム表示する
ズーム/パン
前面パネルに配置された2段の専用ノブにより、ズームとパンを行います。 内側のノブではズーム倍率を設定します。時計方向に回すことでズームがオンになり、回転量に応じてズーム倍率も高くなります。反対側に回すとズーム倍率は低くなり、最後にはオフになります。 このように、ズーム表示させるために複数のメニューを操作する必要はありません。 外側のノブを回すと、ズーム・ボックスを拡大したい波形部分にすばやく移動することができます。回す力に応じて波形上の移動速度が変化し、 大きく回すほどズーム・ボックスの移動が速くなります。 移動方向を変える場合は、ノブを反対側に回します。
ユーザ・マーク
気になる波形部分を見つけたならば、前面パネルにあるSet Markボタンを押すことで、波形にマークを付けることができます。 マークを付けた部分は、前面パネルの(←)ボタン、(→)ボタンを押すことで簡単に移動することができます。
マークの検索
Searchボタンを押すと、独自に定義した条件でロング・メモリ上のイベントを検索することができます。条件に該当するすべてのイベントには検索マークが付き、(←)、(→)ボタンを押すことでイベント箇所に簡単に移動することができます。検索する項目としてはエッジ、パルス幅/グリッチ、タイムアウト、ラント、ロジック、セットアップ/ホールド、立上り/立下り時間、パラレル・バス、I2C、SPI、RS-232/422/485/UART、USB 2.0、CAN、CAN FD、LIN、FlexRay、MIL-STD-1553、ARINC-429、オーディオ・パケットがあります。イベント・テーブルには、自動検索で見つかったイベントがリスト表示されます。各イベントはタイムスタンプ付きで表示され、イベント間のタイミング測定が容易に行えます。
検索手順1:検索条件を定義する
検索手順2:Wave Inspectorは波形メモリを自動的に検索し、該当イベントに白い三角(▽)でマークを付けて記録。(←)、(→)ボタンを押して次のイベントに移動
検索手順3:イベント・テーブルには、自動検索で見つかったイベントが表示される。各イベントはタイムスタンプ付きで表示され、イベント間のタイミング測定が容易に行える
波形解析
プロトタイプの性能がシミュレーションと一致し、プロジェクトの設計目標に到達していることを確認するためには、信号の動きを解析する必要があります。作業は、立上り時間とパルス幅の単純なチェックから、洗練された電力損失の解析やノイズ源の調査まで多岐にわたります。
MDO3000シリーズでは、波形およびスクリーンでカーソル測定機能、自動測定、任意数式演算を含む拡張波形演算、FFT解析、波形ヒストグラム、時間による測定値の変化を示すトレンド・プロットなどの、包括的な統合解析機能が提供されます。
測定値の自動読み取りによって、再現性の高い波形特性の統計表示が提供される
各測定項目の測定方法を説明するためのテキストとグラフィック表示
波形ヒストグラムは、時間の経過に伴う波形の変化を視覚的に示します。水平軸方向の波形ヒストグラムは、クロック信号にどれだけのジッタが存在しているか、そのジッタの分布はどのようなものかを知る上で特に役に立ちます。垂直方向の波形ヒストグラムは、信号にどれだけのノイズが存在しているか、そのノイズの分布はどのようなものかを知る上で特に役に立ちます。
波形ヒストグラムの測定値は波形ヒストグラムの分布に関する解析情報を提供します。この情報を基に、分布の広さ、標準偏差の度合い、平均値などを確認することができます。
立上りエッジの波形ヒストグラム表示により、時間に伴うエッジ位置(ジッタ)の分布がわかる。波形ヒストグラム・データには、数値測定データも含まれる
ビデオ回路設計
ビデオ回路設計エンジニアには、いまだにアナログ・オシロスコープの愛用者が多く存在します。これは、アナログ・オシロスコープの輝度階調でなければビデオ波形の細部を表示できないと思っているからです。 しかし、MDO3000シリーズでは、高速な波形取込みレートと輝度階調表示機能を組み合わせることで、アナログ・オシロスコープと同等の優れた波形表示を実現できます。しかもデジタル・オシロスコープならではの機能もあります。
IRE、mVの波形目盛、フィールドによるホールドオフ機能、ビデオ極性、HDTVおよびカスタム(非標準)ビデオ・トリガ、オートセット機能などを標準で装備しており、ビデオ信号を確実に捉えることができるので、ビデオ・アプリケーションに最適なオシロスコープとなっています。 高帯域、4つのアナログ・チャンネル入力、75Ω入力終端(1GHzモデルを除く)により、MDO3000シリーズはアナログ・ビデオ、デジタル・ビデオ測定において優れた性能を発揮します。 さらに、ビデオ・ピクチャ・モードでは、観測対象のビデオ信号(NTSCおよびPAL)の映像を表示することもできます。
NTSCビデオ信号の観測例。 MDO3000シリーズの輝度階調表示機能により、時間、振幅および頻度が観測できる。
NTSCフル・カラー・バー信号の画像を表示。 ビデオ・ピクチャ・モードでは、コントラストと輝度の手動調整に加え、自動設定が可能。
パワー解析(オプション)
長時間のバッテリ駆動が可能なデバイスや省電力タイプの製品需要が高まるにつれ、電源回路の設計エンジニアは、電源におけるスイッチング損失を抑えて電源効率を向上する必要性に迫られています。また、電源の出力レベル、電源出力品質、高調波の電源ラインへのフィードバックなどは、各国、地域の電源品質規格に適合しなければなりません。従来、オシロスコープを使用してこのようなパワー測定を行うことは、時間がかかり、手作業が多く、面倒な作業とされてきました。MDO3000シリーズにオプションのパワー解析モジュールを追加すると、このような作業の効率、信頼性、確度を向上させ、電源品質、スイッチング損失、高調波、SOA、変調、リップル、スルー・レート(di/dt、dv/dt)をすばやく、正確に測定することができます。オシロスコープに完全統合されたパワー解析ツールを使用すると、ボタン1つでパワー解析を自動的に繰り返し実行することができます。また、30日間試用可能なオプションのパワー解析機能も提供されます。この無料試用期間は機器の電源を最初に投入した時点で自動的に開始されます。
電源品質測定結果。パワー解析オプションにより、パワー回路のパラメータを簡単に、正確に測定可能
リミット/マスク・テスト(オプション)
開発段階における一般的な作業には、システム内の特定信号の動作評価があります。その一つの方法に、リミット・テストと呼ばれるものがあります。既知の良品信号、またはこの信号に垂直軸、水平軸方向の許容値を持たせたユーザ定義の信号に対して、テスト信号を比較します。もう一つの方法がマスク・テストと呼ばれるもので、テスト信号をマスクと比較し、信号がマスクから外れないかチェックします。MDO3000シリーズには、リミット・テスト、マスク・テストの両方の機能が用意されており、長時間の監視、設計時の信号特性評価、または製造ラインでのテストに使用できます。独自のテスト要件を作成することもでき、テスト波形の数や時間、フェイルと判定するための違反スレッショルドを設定したり、統計情報とともにマスク・ヒット数をカウントしたり、さらには違反時、テスト・フェイル時、テスト終了時のアクションを設定することができます。既知の良品信号またはオリジナルのマスクを指定してパス/フェイル・テストを実行することで、グリッチなどの波形異常が簡単に検出できます。また、30日間試用可能なオプションのリミット/マスク・テスト機能も提供されます。この無料試用期間は機器の電源を最初に投入した時点で自動的に開始されます。
リミット・テストでは、良品の波形からマスク波形を作成し、ライブ波形と比較する。テスト結果は統計情報とともに表示される
2-スペクトラム・アナライザ
MDO3000シリーズは、同じ製品クラスの中でスペクトラム・アナライザを統合した最初のオシロスコープです。そのスペクトラム・アナライザの周波数レンジは、下限が9kHz、上限がオシロスコープ自体のアナログ帯域です。この周波数レンジは、Opt. MDO3SAで9kHz~3GHzにアップグレードでき、多くの商用ワイヤレス規格のスペクトラム解析が可能となります。
迅速、正確なスペクトラム解析
スペクトラム・アナライザ入力の使用時、MDO3000シリーズのディスプレイは全画面の周波数ドメイン表示となります。
中心周波数、スパン、リファレンス・レベル、分解能帯域幅などの主なスペクトラム・パラメータは、専用の前面パネル・メニューとキーパッドを使用して、すばやく簡単に設定できます。
MDO3000シリーズの周波数ドメイン表示
効率的なマーカ
従来のスペクトラム・アナライザでは、マーカをオンにし、特定のピークすべてにマーカを付けることは、非常に面倒な作業でした。 MDO3000シリーズはピークに自動的にマーカを付け、それぞれのピークにおける周波数と振幅の両方を表示できるため、この作業がより効率的に行えます。 ピークの定義は、ユーザによって設定することができます。
最も大きな振幅ピークには、赤いリファレンス・マーカが付きます。 マーカのリードアウトは、絶対値とデルタ(Δ)で切り替えることができます。 デルタ(Δ)を選択すると、各ピークのリードアウトは、リファレンス・マーカからの差分の周波数、振幅になります。
2 つのマニュアル・マーカを使用すると、スペクトラムのピークでない部分を測定することができます。 マニュアル・マーカをオンにすると、1 つのマーカはリファレンス・マーカに付き、任意のスペクトラムからのデルタ測定が行えます。 周波数と振幅以外にも、マニュアル・マーカでは絶対値またはデルタを選択することでノイズ密度と位相ノイズのリードアウトも含まれます。 "Reference Marker to Center"を選択すると、リファレンス・マーカの周波数が中心周波数に移動します。
自動ピーク・マーカにより、重要な情報を一度に表示。 この例では、設定したスレッショルド/範囲条件に合った5つの振幅ピークに自動的にマーカが付属。また、ピークにおける周波数と振幅も表示
スペクトログラム
MDO3000シリーズにはスペクトログラム表示機能があり、ゆっくり変化するRF現象の観測に適しています。 X軸は一般的なスペクトラム表示と同じように周波数になります。 しかし、Y軸は時間を表し、振幅は色で表示されます。
スペクトログラムのスライスは各スペクトラムで生成され、上にスクロールしながらスライスされたスペクトラムを順次下端に表示します。高さは1ピクセルになり、各周波数における振幅に基づいてピクセルに色が割り当てられます。 青や緑などの寒色は振幅が小さいことを、黄色や赤などの暖色は振幅が大きいことを示します。 新しいアクイジションごとに、スペクトログラムの一番下に新しいスライスが追加され、上に行くにしたがって履歴は古くなります。 アクイジションを停止すると、スペクトログラムを遡ってスクロールでき、個々のスペクトラム・スライスを観測することができます。
スペクトログラム表示は、ゆっくり変化するRF現象の表示に最適。 この例では、複数のピークが観測され、 ピークの周波数と振幅が時間とともに変化しており、その変化はスペクトログラム表示で容易に観測可能
超ワイド取込帯域
最新の無線通信は、最先端のデジタル変調やバースト出力による伝送技術を使用しており、時間とともに大きく変動します。 このような変調では、非常に広い帯域幅を使用することがあります。 従来の掃引型のスペクトラム・アナライザでは、このような信号のごく一部分しか一度に観測することができません。
一回に取込めるスペクトラムの量を、取込帯域と呼びます。 従来のスペクトラム・アナライザは、所定のスパンで掃引またはステップすることで必要なスペクトラム・イメージを構築しています。 このため、スペクトラム・アナライザがスペクトラムの一部分を取込んでいる間に、本当に取込みたいイベントがスペクトラムの別の部分で発生していることがあります。 現在市場に出回っているほとんどのスペクトラム・アナライザの取込帯域は10MHzであり、高価なオプションを付けることで20MHz、40MHz、あるいは160MHzまで拡げられるものもあります。
最新のRFの帯域要件に対応するため、MDO3000シリーズは3GHz以上の取込み帯域を実現しました。 1回の取込みでスペクトラムが生成されるため、周波数ドメインで確実にイベントを観測できます。
900MHzのZigbee信号と2.4GHzのBluetooth信号のそれぞれのバースト信号が、1回の取込みで表示されている例
スペクトラム波形
MDO3000シリーズ・スペクトラム・アナライザには、ノーマル、アベレージ、MAXホールド、MINホールドという4種類の波形/表示機能があります。
ノーマル、アベレージ、MAXホールド、MINホールドのスペクトラム表示例
RF測定
MDO3000シリーズには、チャンネル・パワー、隣接チャンネル・パワー比(ACPR)、占有帯域幅(OBW)の3つの自動RF測定方法があります。 いずれかの測定項目がオンになると、自動的にアベレージのスペクトラム波形になり、最適な測定になるように検波タイプもアベレージに設定されます。
自動チャンネル・パワー測定
RFプロービング
一般的に、スペクトラム・アナライザへの信号入力方法は、ケーブル接続またはアンテナに限定されます。 しかし、MDO3000シリーズにはオプションのTPA-N-VPI型アダプタが用意されており、50Ω TekVPIインタフェース対応のアクティブ・プローブをスペクトラム・アナライザで使用できます。 これにより、ノイズ源の検出やプロービングした信号のスペクトラム解析を柔軟に行うことができます。
さらに、オプションのプリアンプ・アクセサリを使用すると、低振幅信号を観測することができます。 TPA-N-PRE型プリアンプは、9kHz~3GHzの周波数レンジで10dBのゲイン(公称値)をもたらします。
オプションのTPA-N-VPI型アダプタを使用することで、50Ω TekVPIインタフェース対応のアクティブ・プローブをRF入力コネクタに接続可能
3-任意波形/ファンクション・ジェネレータ(オプション)
MDO3000シリーズにオプションの任意波形/ファンクション・ジェネレータ(Opt. MDO3AFG)を追加すると、センサ信号のシミュレーション信号を出力したり、信号にノイズを付加してマージン・テストを実行することができます。
統合されたファンクション・ジェネレータは、最高50MHzの標準波形(サイン、方形、パルス、ランプ/三角、DC、ノイズ、sin(x)/x (Sinc)、ガウシャン、ローレンツ、指数立上り/立下り、ハーバサイン、心電図)を出力します。
内蔵AFGの波形タイプの選択。
任意波形ジェネレータの128kポイント・レコードには、アナログ入力、保存済み内部ファイル、USBメモリ、外部PCから波形を取得して保存することができます。任意波形ジェネレータの編集メモリに取り込んだ波形は、画面に表示したエディタで修正し、ジェネレータから再現できます。MDO3000シリーズは当社のArbExpress(PCベースの波形作成/編集ソフトウェア)と互換性があり、複雑な波形を迅速かつ容易に作成できます。波形ファイルをMDO3000シリーズの編集メモリに転送するには、USBまたはLANポート、USBメモリを経由し、オシロスコープのAFGから出力します。
任意波形エディタ(波形ポイントごとの編集)
4-ロジック・アナライザ(オプション)
ロジック・アナライザ(Opt. MDO3MSO)の16デジタル・チャンネルは、オシロスコープのユーザ・インタフェースに完全に統合されているため、操作が容易で、ミックスド・シグナルに関する問題を解決できます。
MDO3000シリーズとOpt. MDO3MSOにより、統合された16のデジタル・チャンネルが利用でき、アナログ信号とデジタル信号の時間的な相関をとっての観測が可能
カラーコードによるデジタル波形表示
カラーコードによってデジタル波形を表示し、1は緑、0は青で表示します。 このカラーコードはデジタル・チャンネル・モニタでも使用します。 たとえば、信号の状態がハイ、ロー、遷移中によって色分けされるので、チャンネルのアクティビティが一目でわかり、ディスプレイに不要なデジタル波形を表示させる必要はありません。
複数のトランジションを検出するハードウェアを搭載しており、白いエッジでそれを表示します。 白エッジは、ズームするか、より高速なサンプル・レートで取込むことにより、より詳細な情報が得られることを意味します。 ほとんどの場合、拡大表示することにより、その前の設定では見えなかったパルスが見えるようになります。 可能な限り拡大してもまだ白いエッジが見える場合は、サンプル・レートを高速にすることで、前回の設定よりも詳しい情報が得られます。
デジタル波形をグループ化して、USBキーボードから波形ラベルを入力することができます。 デジタル波形を隣り合わせに配置するとグループが作成されます。
デジタル波形はカラーコードによって表示され、デジタル波形を隣り合わせに配置してグループを作成すれば、グループ内のすべてのチャンネルをまとめてポジショニング可能。
グループを作成すると、グループ内のすべてのチャンネルをまとめてポジショニングできます。 各チャンネルを個別にポジショニングしなくても済むので、設定時間が大幅に短縮できます。
MagniVu™による高速取込み
MDO3000シリーズのメイン・デジタル・アクイジション・モードでは、500 MS/s(2ns分解能)で最大10 Mポイントまで取込むことができます。メイン・モードの他に、MDO3000シリーズにはMagniVuと呼ばれる超高分解能モードがあり、最高8.25GS/s(121.2ps分解能)で10,000ポイントを取込むことができます。メイン波形、MagniVu波形とも、すべてのトリガで同時に取込むことができ、取込み中、停止中であっても表示の切替えが可能です。MagniVuは、他の市販の同クラスのオシロスコープに比べて高いタイミング分解能であるため、デジタル波形における重要なタイミング測定を正確に行うことができます。
MagniVuの高分解能モードでは、121.2psのタイミング分解能が得られ、デジタル波形の主要なタイミング測定が行える
P6316型MSOプローブ
P6316型プローブは、2つの8チャンネル・ポッドで構成されており、DUTへの接続が簡単に行えます。 スクエア・ピンに接続する場合は、2.54 mm間隔の8×2スクエア・ピン・ヘッダを直接接続できます。 付属のフライング・リードとグラバ・クリップを使うと、表面実装デバイスやテスト・ポイントにも接続できます。 P6316型は高い入力インピーダンスを持ち、プローブ容量はわずか8pF、入力抵抗は101kΩです。
P6316型デジタル・プローブには2組の8チャンネル・ポッドが付属しており、デバイスに簡単に接続できます。
5-シリアル・プロトコル・トリガ/解析(オプション)
シリアル・バスでは、1つの信号にアドレス、コントロール、データ、クロック情報が含まれているため、特定のイベントの分離が難しい場合があります。シリアル・バスのイベント/条件による自動トリガ、デコード、サーチ機能は、シリアル・バスの強力なデバッグ・ツールとなります。また、30日間試用可能なオプションのシリアル・プロトコルのトリガ/解析機能も提供されます。この無料試用期間は、電源を最初に投入した時点で自動的に開始されます。
I2Cバスの特定のアドレスおよびデータのパケットにトリガした例。黄色の波形はクロック、青色の波形はデータ。バス波形は、スタート、アドレス、読み取り/書き込み、データ、ストップなど、デコードされたパケットの内容を表示
シリアル・トリガ
I2C、SPI、RS-232/422/485/UART、USB 2.0、CAN、CAN FD、LIN、FlexRay、MIL-STD-1553、ARINC-429、I2S/LJ/RJ/TDMなど、代表的なシリアル・インタフェースにおいて、パケットの開始、特定のアドレス、特定のデータ内容、固有の識別子などのパケット内容でトリガをかけることができます。
バス表示
バスを構成するClock、Data、Chip Enableなどの個々の信号に沿ってわかりやすく表示でき、パケットの開始と終了、アドレス、データ、識別子、CRCなどのサブパケット・コンポーネントを容易に認識することができます。
バス・デコード
また、波形からクロック数を数えて各ビットが1か0かを判定したり、各ビットをまとめてHex表示したりすることも面倒な作業です。MSO/DPO4000Cシリーズでは、バスの各パケットを自動的にデコードし、Hex、バイナリ、10進(USB、CAN、CAN FD、LIN、FlexRay、MIL-STD-1553、ARINC-429のみ)、符号付10進(2S/LJ/RJ/TDMのみ)またはASCII(MIL-STD-1553、RS-232/422/485/UARTのみ)で表示することができます。
テクノロジ | トリガ、デコード、検索 | 型名 | |
---|---|---|---|
組込み | I2C | ○ | MDO3EMBD |
SPI | ○ | MDO3EMBD | |
コンピュータ | RS232/422/485、UART | ○ | MDO3COMP |
USB | USB LS、FS、HS | ○(LSおよびFSのみトリガ。HSデコードは1GHzモデルのみサポート) | MDO3USB |
自動車 | CAN、CAN FD | ○ | MDO3AUTO |
LIN | ○ | MDO3AUTO | |
FlexRay | ○ | MDO3FLEX | |
航空宇宙通信 | MIL-STD-1553、ARINC-429 | ○ | MDO3AERO |
オーディオ | I2S | ○ | MDO3AUDIO |
LJ、RJ | ○ | MDO3AUDIO | |
TDM | ○ | MDO3AUDIO |
イベント・テーブル
デコードされたパケット・データがバス波形上で見えるだけでなく、取込んだすべてのパケットを、ロジック・アナライザのようにリスト形式で見ることができます。 パケットにはタイムスタンプが付き、アドレス、データなど、コンポーネントごとにカラムとして連続にリスト表示されます。 イベント・テーブル・データは.CSVフォーマットで保存できます。
イベント・テーブルでは、ロング・メモリに取込まれたすべてのCANパケットの識別子、DLC、データ、CRCが、トリガからの時間とともに表示
検索(シリアル・トリガ)
シリアル・トリガは特定のイベントを検出するのに非常に便利な機能ですが、取込んだ波形全体に対して解析するこてはできません。 従来は波形全体をマニュアルでスクロールして該当する現象を探し、イベントの原因を探す必要がありました。 MDO3000シリーズでは、シリアル・パケットの内容などを定義して、取込んだ後でもデータをオシロスコープで自動的に検索することができます。 検出されたイベントには検索マークが付き、 前面パネルの(←)ボタンや(→)ボタンを押すだけで、マーク間をすばやく移動することができます。
6-デジタル・ボルトメータ(DVM)と周波数カウンタ
MDO3000シリーズには、4桁のデジタル・ボルトメータ(DVM)と5桁の周波数カウンタも統合されています。オシロスコープ付属のプローブを使用して、任意のアナログ入力を電圧計の測定対象にすることができます。ディスプレイには、刻々と変化する測定値が数値とグラフ表示の両方で明瞭に表示されます。さらに、ディスプレイには測定値の最小値、最大値、平均値の他、直前の5秒間に測定された値の範囲も表示されます。デジタル電圧計と周波数カウンタは、MDO3000シリーズに標準搭載されており、製品を登録することで使用可能となります。
DC測定値は、最小、最大、平均電圧値と共に、5秒間の変動が表示される。波形の周波数も表示される
MDO3000シリーズ・プラットフォーム
大型、高解像度ディスプレイ
MDO3000シリーズは9型(229mm)ワイドスクリーン、高解像度(800×480WVGA)ディスプレイを搭載しており、複雑な信号を細部まで表示することができます。
拡張性
MDO3000は複数の外部接続ポートを経由して、ネットワーク接続、PCへの直接接続、または他のテスト機器に接続することができます。
- 前面および後部パネルのUSBホスト・ポートにUSBマス・ストレージ・デバイスを装着することで、スクリーン・ショット、設定、波形データを容易に保存できます。 USBキーボードをUSBホスト・ポートに接続し、文字入力に使用することもできます
- 後部パネルのUSBデバイス・ポートは、PCからオシロスコープをリモート制御したり、PictBridge®タイププリンタに直接出力するのに便利です。
- 後部パネルには10/100BASE-Tイーサネット・ポートがあり、計測器の制御、ネットワーク印刷に使用できます(LXI Core 2011にも対応)。
- 後部パネルのビデオ出力ポートから、画面を外部モニタまたはプロジェクタに映し出すことができます。
リモート接続で機器をコントロール
USBケーブルでPCと接続することにより、オシロスコープで取込んだデータ、測定値を簡単にPCに送ることができます。 OpenChoice®デスクトップ、Microsoft Excel、Wordのツール・バーなどのキー・ソフトウェア・アプリケーションを標準で装備しており、Windows PCとのデータの受渡しも容易です。
OpenChoiceデスクトップを使用することで、USBまたはLAN経由でオシロスコープとPCを接続し、設定、波形、スクリーン・イメージを簡単に受け渡すことができます。
内蔵のe*Scope®機能を使用すると、標準Webブラウザを通じて、ネットワーク経由でオシロスコープを制御することもできます。 オシロスコープのIPアドレスまたはネットワーク名を入力するだけで、ブラウザにWebページが表示されます。 このWebページから、設定、波形、測定値、画面イメージを転送および保存したり、オシロスコープの設定をその場で直接変更することもできます。
e*Scopeを使用してWebブラウザにMDO3000シリーズの画面を表示。 e*Scopeでは作業内容の文書化も容易。画面イメージ、波形、セットアップを保存し、後で使用することもできます。
小型・軽量
小型・軽量で持ち運びが容易であり、奥行わずか147mmであることから貴重なテスト・ベンチのスペースを有効に利用することができます。デバッグ作業に必要なすべての機能が1台の筐体に収められています。
MDO3000シリーズはコンパクトな筐体に必要なすべてのデバッグ機能が詰め込まれているため、貴重な作業場所を占有しない
正確な高速プロービング
MDO3000シリーズ・スコープには標準で受動電圧プローブが付属しており、TekVPIプローブ・インタフェースを使用します。
付属の受動電圧プローブ
MDO3000シリーズに付属の受動電圧プローブは、容量負荷がわずか3.9pFと業界最小レベルです。 付属のTPPプローブはDUTに与える影響が極めて小さく、取込みや解析のための信号を高確度でオシロスコープに受け渡します。 以下の表に、MDO3000シリーズの型番とTPPプローブの対応を示します。
MDO3000シリーズ型番 | 付属プローブ |
---|---|
MDO3012、MDO3014、 MDO3022、MDO3024 | TPP0250型: 250MHz、10:1受動電圧プローブ。 アナログ・チャンネルにつき1本 |
MDO3032、MDO3034、 MDO3052、MDO3054 | TPP0500B型: 500MHz、10:1受動電圧プローブ。 アナログ・チャンネルにつき1本 |
MDO3102、MDO3104 | TPP1000型: 1GHz、10:1受動電圧プローブ。 アナログ・チャンネルにつき1本 |
TekVPI®プローブ・インタフェース
TekVPIプローブ・インタフェースは、プローブの使い勝手を格段に向上、セキュアで信頼性の高い接続を実現します。補正ボックスには、ステータス・インジケータ、操作ボタンおよびプローブ・メニュー・ボタンがあります。このプローブ・メニュー・ボタンを押すと、すべてのプローブ設定や操作メニューがオシロスコープ上にプローブ・メニューとして表示されます。TekVPIインタフェースは、外部電源の必要なしに電流プローブを直接接続することができます。さらにTekVPIプローブは、USB、GPIBあるいはLAN経由でリモート制御できますので、自動試験装置においても汎用性の高いソリューションが可能になります。また、内部電源から最高25Wの電力を前面パネルのコネクタに供給できます。
TekVPIプローブ・インタフェースにより、オシロスコープとプローブの接続が簡単
仕様
すべての仕様は、特に断らないかぎり、保証値を示します。すべての仕様は、特に断らないかぎり、すべての機種に適用されます。
1-オシロスコープ
MDO3012 | MDO3014 | MDO3022 | MDO3024 | MDO3032 | MDO3034 | MDO3052 | MDO3054 | MDO3102 | MDO3104 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
アナログ・チャンネル数 | 2 | 4 | 2 | 4 | 2 | 4 | 2 | 4 | 2 | 4 |
アナログ・チャンネル周波数帯域 | 100 MHz | 100 MHz | 200 MHz | 200 MHz | 350 MHz | 350 MHz | 500 MHz | 500 MHz | 1 GHz | 1 GHz |
立上り時間(代表値、計算値) (10mV/div設定、入力終端50Ω) | 4ns | 4ns | 2ns | 2ns | 1.14ns | 1.14ns | 800ps | 800ps | 400ps | 400ps |
サンプル・レート(1Ch) | 2.5GS/s | 2.5GS/s | 2.5GS/s | 2.5GS/s | 2.5GS/s | 2.5GS/s | 2.5GS/s | 2.5GS/s | 5GS/s | 5GS/s |
サンプル・レート(2Ch) | 2.5GS/s | 2.5GS/s | 2.5GS/s | 2.5GS/s | 2.5GS/s | 2.5GS/s | 2.5GS/s | 2.5GS/s | 5GS/s | 5GS/s |
サンプル・レート(4Ch) | - | 2.5GS/s | - | 2.5GS/s | - | 2.5GS/s | - | 2.5GS/s | - | 2.5GS/s |
レコード長(1Ch) | 10M | 10M | 10M | 10M | 10M | 10M | 10M | 10M | 10M | 10M |
レコード長(2Ch) | 10M | 10M | 10M | 10M | 10M | 10M | 10M | 10M | 10M | 10M |
レコード長(4Ch) | - | 10M | - | 10M | - | 10M | - | 10M | - | 10M |
デジタル・チャンネル追加(Opt. MDO3MSO) | 16 | 16 | 16 | 16 | 16 | 16 | 16 | 16 | 16 | 16 |
任意波形/ファンクション・ジェネレータ追加(Opt. MDO3AFG) | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 |
スペクトラム・アナライザのチャンネル数 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 |
標準搭載のスペクトラム・アナライザの周波数レンジ | 9kHz~100MHz | 9kHz~100MHz | 9kHz~200MHz | 9kHz~200MHz | 9kHz~350MHz | 9kHz~350MHz | 9kHz~500MHz | 9kHz~500MHz | 9kHz~1GHz | 9kHz~1GHz |
スペクトラム・アナライザの拡張周波数レンジ(Opt. MDO3SA) | 9kHz~3GHz | 9kHz~3GHz | 9kHz~3GHz | 9kHz~3GHz | 9kHz~3GHz | 9kHz~3GHz | 9kHz~3GHz | 9kHz~3GHz | 9kHz~3GHz | 9kHz~3GHz |
垂直軸システム-アナログ部
- ハードウェア帯域制限
- 350MHz以上のモデル
- 20MHzまたは250MHz
- 100MHz、200MHzのモデル
- 20MHz
- 入力カップリング
- AC、DC
- 入力インピーダンス
- 1MΩ±1%、50Ω±1%、75Ω±1%、1GHzモデルでは75Ωは除外
- 入力感度
- 1MΩ
- 1mV/div~10V/div
- 50Ω、75Ω
- 1mV/div~1V/div
- 垂直軸分解能
- 8 ビット(ハイレゾでは 11 ビット)
- 最大入力電圧
- 1MΩ
- 300VRMS CAT II(ピーク電圧:±425V以下)
- 50Ω、75Ω
- 5VRMS(ピーク電圧:±20V以下)
- DCゲイン確度
- ±1.5%(5mV/div以上)、30℃以上で1℃あたり0.10%の割合で低減
±2.0%(2mV/div)、30℃以上で1℃あたり0.10%の割合で低減
±2.5%(1mV/div)、30℃以上で1℃あたり0.10%の割合で低減
±3.0%(可変ゲイン)、30℃以上で1℃あたり0.10%の割合で低減
- チャンネル間アイソレーション(代表値)
- 100:1以上(100MHz以下)、30:1以上(100MHzを超えて定格周波数まで)、(任意の2ch、同じ垂直軸スケールにおいて)
- ランダム・ノイズ(代表値)
垂直軸スケールの設定 50Ω、実効値 MDO310x型 MDO305x型 MDO303x型 MDO302x型 MDO301x型 1mV/div 0.179mV 0.178mV 0.169mV 0.178mV 0.161mV 100mV/div 2.4mV 2.05mV 1.97mV 1.93mV 1.87mV 1V/div 24.67mV 20.96mV 20.01mV 19.39mV 18.55mV
- オフセット・レンジ
V/div設定 オフセット・レンジ 1MΩ入力 50Ω、75Ω入力 1mV/div~50mV/div ±1 V ±1 V 50.5 mV/div~99.5 mV/div ±0.5 V ±0.5 V 100 mV/div~500 mV/div ±10 V ±10 V 505 mV/div~995 mV/div ±5 V ±5 V 1 V/div~10 V/div ±100 V ±5 V
水平軸システム - アナログ部
- 時間軸レンジ
- 1GHzモデル
- 400ps/div~1,000s/div
- 500MHz以下のモデル
- 1ns/div~1000s/div
- 最高サンプル・レートでの最長記録時間(全/ハーフ・チャンネル)
- 1GHzモデル
- 4/2 ms
- 500MHz以下のモデル
- 4/4 ms
- 遅延時間レンジ
- -10 div~5000 s
- チャンネル間デスキュー・レンジ
- ±125ns
- 時間軸確度
- 1 ms以上の任意の間隔において±10 ppm
トリガ・システム
- トリガ・モード
- オート、ノーマル、シングル
- トリガ・カップリング
- DC、AC、HF除去(50KHz以上で減衰)、LF除去(50KHz以下で減衰)、ノイズ除去(感度を低下)
- トリガ・ホールドオフ範囲
- 20ns~8s
- トリガ感度(代表値)
- エッジ・タイプ、DC結合
トリガ・ソース 感度 任意のアナログ入力チャンネル 1mV/div~4.98mV/div、0.75div(DC~50MHz)、機器の帯域で1.3divに増加
5 mV/div以上: 0.40div(DC~50MHz)、機器の帯域で1divに増加Aux In(外部)、2チャンネル機種のみ 200mV(DC~50MHz)、200MHzで500mVに増加 電源ライン 固定
- トリガ・レベル・レンジ
- 任意の入力チャンネル
- 画面中心から ±8 div、垂直軸LF除去のトリガ・カップリングが選択されている場合は0Vから±8 div。
- Aux In(外部)
- ±8V
- 電源ライン
- ライン・トリガ・レベルはACライン電圧の約50%に固定
- トリガ周波数のリードアウト
- トリガ・イベントの周波数を6桁でリードアウト表示
- トリガ・タイプ
- エッジ
- 任意のチャンネルの立上り、立下り、またはその両方。カップリングにはDC、AC、HF除去、LF除去、ノイズ除去がある
- シーケンス(Bトリガ)
- 時間遅延トリガ:8ns ~ 8 s。またはイベント遅延トリガ:1から4,000,000イベント。Either のエッジが選択されている場合、使用不可能
- パルス幅
- 正または負のパルス幅との>、<、=、≠、または指定した時間範囲の内外でトリガ可能
- タイムアウト
- 指定された時間(4ns~8s)、High、Low、あるいはHigh/Lowいずれかのままのイベントでトリガ
- ラント
- 2つのスレッショルド・レベルのうち、1つ目のスレッショルドを横切り、2つ目のスレッショルドを横切ることなく、再び1つ目のスレッショルド・レベルを横切る場合にトリガ
- ロジック
- 任意の信号のロジック・パターンが「偽」になったり、指定した時間「真」の状態が続いた場合にトリガ。エッジを検出するためのクロックは、任意の入力信号が使用可能。すべてのアナログ、デジタルの入力チャンネルのパターン(AND、OR、NAND、NOR)は、High、LowまたはDon't Careとして定義
- セットアップ/ホールド時間
- 1つまたは複数のアナログ/デジタル・チャンネルで、クロックとデータの間にセットアップ時間とホールド時間の違反がある場合にトリガ
セットアップ/ホールド・トリガの種類 説明 セットアップ時間レンジ -0.5ns~1.024ms ホールド時間レンジ 1.0ns~1.024ms セットアップ+ホールド時間レンジ 0.5ns~2.048ms - 立上り/立下り時間
- 指定したパルス・エッジ・レートよりも速いまたは遅い場合にトリガ。スロープは立上り、立下り、またはそのいずれか、時間レンジは4.0ns~8sに設定可能
- ビデオ
- NTSC、PAL、およびSECAMビデオ信号の全ライン、奇数ライン、偶数ライン、または全フィールドでトリガ
480p/60、576p/50、720p/30、720p/50、720p/60、875i/60、1080i/50、1080i/60、1080p/24、1080p/24sF、1080p/25、1080p/30、1080p/50、1080p/60
カスタムの2値または3値同期信号規格
- パラレル(Opt. MDO3MSOがインストールされている場合に使用可能)
- パラレル・バスのデータ値でトリガ。パラレル・バスは1 ~ 20ビット(デジタル・チャンネルおよびアナログ・チャンネルから)。バイナリまたはHexをサポート
アクイジション・システム
- アクイジション・モード
- サンプル
- サンプル値の取込み
- ピーク・ディテクト
- 最小1.5ns(1GHzモデル)、2.0ns(500MHzモデル)、3.0ns(350MHzモデル)、5.0ns(200MHzモデル)、7.0ns(100MHzモデル)のグリッチを、すべての掃引速度で取込み可能
- アベレージング
- 2 ~ 512回の波形の平均
- エンベロープ
- 複数回の波形取込みから、最小値と最大値の包絡線を表示することでピーク値を検出。 エンベロープの波形数は、1~2,000の間、および無限大に設定可能
- ハイレゾ
- リアルタイム・ボックスカー・アベレージングにより、ランダム・ノイズを低減して垂直軸分解能を向上
- ロール
- 掃引速度40 ms/div以下で、画面の右から左に流れるようにスクロール表示
- FastAcq®
- FastAcqを使用すると、1GHzモデルでは毎秒280,000回以上、100MHz~500MHzモデルでは235,000回以上の波形取込みが可能となり、急激に変動する信号 の解析や発生頻度の低いイベントの取込みに大きな威力を発揮
波形測定
- カーソル
- 波形およびスクリーン
- 自動測定(時間ドメイン)
- 30種類(最大4項目を一度に画面表示可能)。 測定項目: 周波数、周期、遅延、立上り時間、立下り時間、正のデューティ・サイクル、負のデューティ・サイクル、正のパルス幅、負のパルス幅、バースト幅、位相、正のオーバシュート、負のオーバシュート、トータル・オーバーシュート、P-P、振幅、ハイ、ロー、最大値、最小値、平均値、サイクル平均値、実効値、サイクル実効値、正のパルス・カウント、負のパルス・カウント、立上りエッジ・カウント、立下りエッジ・カウント、面積、サイクル面積
- 自動測定(周波数ドメイン)
- 3項目。一度に表示できるのは1項目。測定項目:チャンネル・パワー、隣接チャンネル・パワー比(ACPR)、占有帯域幅(OBW)
- 測定結果の統計値
- 平均値、最小値、最大値、標準偏差
- リファレンス・レベル
- 自動測定で使用されるリファレンス・レベルは、%または単位でユーザ定義が可能
- ゲーティング
- 画面上または波形上のカーソルを使用して、取込んだ波形の任意の部分を指定して測定することが可能
- 波形ヒストグラム
- ユーザがディスプレイ内で設定した領域内にヒットするトータルのデータ数を示す。 波形ヒストグラムは、ヒット分布のグラフ表示であり、測定される数値
- ソース
- Ch1、Ch2、Ch3、Ch4、Ref1、Ref2、Ref3、Ref4、Math
- タイプ
- 垂直、水平
- 波形ヒストグラム測定
- 12種類(最大4項目を一度に画面表示可能)。 波形数カウント、ボックス内のヒット数、ピーク・ヒット数、中央値、最大値、最小値、P-P、平均値(μ)、標準偏差(σ)、μ+1σ、μ+2σ、μ+3σ
波形演算
- 演算
- 波形の加算、減算、乗算、除算。
- 演算関数
- 積分、微分、FFT
- FFT
- スペクトラム振幅、 FFT垂直軸スケール: リニアRMSまたはdBV RMS、FFT窓関数: 方形波、ハミング、ハニング、ブラックマン・ハリス
- スペクトラム演算
- 周波数ドメイン波形の加算または減算
- 拡張演算
- 波形、リファレンス波形、演算関数を含む拡張演算式を定義。複雑な式による演算が可能:FFT、積分、微分、対数、指数、平方根、絶対値、サイン、コサイン、タンジェント、ラジアン、度、スカラ、2つまでのユーザ定義の変数、測定結果(周期、周波数、遅延、立上り時間、立下り時間、正のパルス幅、負のパルス幅、バースト幅、位相、正のデューティ・サイクル、負のデューティ・サイクル、正のオーバシュート、負のオーバシュート、P-P、振幅、RMS、サイクルRMS、ハイ、ロー、最大値、最小値、平均値、サイクル平均値、面積、サイクル面積、トレンド・プロット。例: (Intg(Ch1 - Mean(Ch1)) × 1.414 × VAR1)
イベントに対するアクション
- イベント
- なし、トリガが発生した場合、または指定回数(1~1,000,000)のアクイジションが完了した場合
- アクション
- 取込みの停止、波形のファイル保存、画面イメージのファイル保存、画面印刷、AUX OUTパルス出力、リモート・インタフェースSRQ、電子メールによる通知、画面での通知
- 反復
- イベントによるアクションを反復(1~1,000,000、および無限大に設定可能)
ビデオ・ピクチャ・モード
- ソース
- Ch1、Ch2、Ch3、Ch4
- ビデオ規格
- NTSC、PAL
- コントラストおよび輝度
- 手動および自動
- フィールド選択
- 奇数、偶数、インタレース
- 画面上の映像の位置
- X軸およびY軸の位置指定、幅および高さの調節、開始ラインとピクセル、ライン間のオフセット制御が可能。
パワー測定(オプション)
- 電源品質測定
- 実効電圧、クレスト・ファクタ電圧、周波数、実効電流、クレスト・ファクタ電流、有効電力、皮相電力、無効電力、力率、位相角
- スイッチング損失測定
- 電力損失
- Ton、Toff、導通、トータル
- エネルギー損失
- Ton、Toff、導通、トータル
- 高調波歪み
- THD-F、THD-R、RMS 測定。 高調波歪のグラフ表示とリスト表示 IEC61000-3-2 Class AおよびMIL-STD-1399 Section 300Aに準拠したテスト
- リップル測定
- リップル電圧、リップル電流
- 変調解析
- 正のパルス幅、負のパルス幅、周期、周波数、正のデューティ・サイクル、負のデューティ・サイクルの変動をグラフ表示
- 安全動作領域
- スイッチング・デバイスの安全動作領域測定のグラフ表示およびマスク・テスト
- dV/dtおよびdI/dt測定
- スルー・レートのカーソル測定
リミット/マスク・テスト(オプション)
- テスト・ソース
- リミット・テスト: 任意のCh1~Ch4、または任意のRef1~Ref4
マスク・テスト: 任意のCh1~Ch4
- マスクの作成
- マスクの作成リミット・テストの垂直軸マージン: 0~1 div(1 m divステップ)、リミット・テストの水平軸マージン:0 ~ 500 m div(1 m divステップ)
テキスト・ファイルから、最大8セグメントまでのカスタム・マスクをロード
- マスク・スケーリング
- マスクにソースをロックする(ソース・チャンネルの設定変更時、マスクのスケールを自動調節する)
マスクにソースをロックしない(ソース・チャンネルの設定変更時、マスクのスケールを自動調節しない)
- テストの実行回数
- 最小波形数(1~1,000,000、および無限大)
最小経過時間(1秒~48時間、および無限大)
- 違反のスレッショルド
- 1~1,000,000、および無限
- テスト・フェイル時のアクション
- 取込みの停止、画面イメージのファイル保存、波形のファイル保存、スクリーン・イメージの印刷、AUX OUTパルス出力、リモート・インタフェースSRQのセット
- テスト完了時のアクション
- AUX OUTパルス出力、リモート・インタフェースSRQのセット
- テスト結果の表示
- テストのステータス、トータルの波形数、違反数、トータルのテスト回数、テスト・フェイルの数、経過時間、各マスク・セグメントへのトータルのヒット数
2-スペクトラム・アナライザ
- 取込み帯域
- MDO3012型、MDO3014型: 100MHz
MDO3022型、MDO3024型: 200MHz
MDO3032型、MDO3034型: 350MHz
MDO3052型、MDO3054型: 500MHz
MDO3102型、MDO3104型: 1GHz
全機種: 3GHz(Opt. MDO3SAが必要)
- スパン
- MDO3012型、MDO3014型: 9kHz~100MHz
MDO3022型、MDO3024型: 9kHz~200MHz
MDO3032型、MDO3034型: 9kHz~350MHz
MDO3052型、MDO3054型: 9kHz~500MHz
MDO3102型、MDO3104型: 9kHz~1GHz
全機種: 9kHz~3GHz(Opt. MDO3SAが必要)、1-2-5シーケンス
- 分解能帯域幅
- 20Hz~150MHz(1-2-3-5シーケンス)
- リファレンス・レベル
- -130dBm~+20dBm(5dBm刻み)
- 垂直軸スケール
- 1dB/div~20dB/div(1-2-5シーケンス)
- 垂直軸ポジション
- -100 div~+100 div(表示単位: dB)
- 垂直軸単位
- dBm、dBmV、dBμV、dBμW、dBmA、dBμA
- 表示平均ノイズ・レベル(DANL)
- 9kHz~50kHz
- -109dBm/Hz未満(-113dBm/Hz未満、代表値)
- 50kHz~5MHz
- -126dBm/Hz未満(-130dBm/Hz未満、代表値)
- 5MHz~2GHz
- -136dBm/Hz未満(-140dBm/Hz未満、代表値)
- 2GHz~3GHz
- -126dBm/Hz未満(-130dBm/Hz未満、代表値)
- TPA-N-PRE型プリアンプを装備した場合のDANL
- プリアンプを"Auto"に、リファレンス・レベルを-40dBに設定
- 9kHz~50kHz
- -117dBm/Hz未満(-121dBm/Hz未満、代表値)
- 50kHz~5MHz
- -136dBm/Hz(-140dBm/Hz未満、代表値)
- 5MHz~2GHz
- -146dBm/Hz未満(-150dBm/Hz未満、代表値)
- 2GHz~3GHz
- -136dBm/Hz未満(-140dBm/Hz未満、代表値)
- スプリアス応答
- 2次高調波歪(100MHz以上)
- -55dBc未満(-60dBc未満、代表値)
- 3次高調波歪(100MHz以上)
- -53dBc未満(-58dBc未満、代表値)
- 2次相互変調歪(15MHz以上)
- -55dBc未満(-60dBc未満、代表値)
- 3次相互変調歪(15MHz以上)
- -55dBc未満(-60dBc未満、代表値)
- 残留応答
-78dBm未満(リファレンス・レベル: -15dBm以下、RF入力を50Ωで終端)
- 2.5GHzにおいて
- -67dBm未満
- 1.25GHzにおいて
- -76dBm未満
- オシロスコープ・チャンネルからスペクトラム・アナライザへのクロストーク
- 入力周波数800MHz以下において
- リファレンス・レベルから-60 dB未満(代表値)
- 入力周波数800MHz~2GHzにおいて
- リファレンス・レベルから-40 dB未満(代表値)
- 位相ノイズ(1GHz CW)
- 10kHzオフセットにおいて
- -81 dBc/Hz未満、-85 dBc/Hz未満(代表値)
- 100kHzオフセットにおいて
- -97 dBc/Hz未満、-101 dBc/Hz未満(代表値)
- 1MHzオフセットにおいて
- -118 dBc/Hz未満、-122 dBc/Hz未満(代表値)
- レベル測定の不確かさ
- リファレンス・レベル: 10dBm~-15dBm。 入力信号範囲: リファレンス・レベル~リファレンス・レベルの-40dBまで。 不整合による誤差を除く
- 18℃~28℃
- ±1.2dBm未満(±0.6dBm未満、代表値)
- 全温度範囲
- ±2.0dBm未満
- TPA-N-PRE型プリアンプを装備した場合のレベル測定の不確かさ
- プリアンプのモード: Auto。 リファレンス・レベル:10dBm~-40dBm。 入力レベル・レンジ: リファレンス・レベル~リファレンス・レベル-30dBまで。 不整合による誤差を除く
- 18℃~28℃
- ±1.5dBm未満(代表値)、プリアンプ・ステートがどちらの状態でも
- 全温度範囲
- ±2.3dBm未満、プリアンプがどちらの状態でも
- 周波数測定確度
- ±(([リファレンス周波数誤差]×[マーカ周波数])+(スパン/750 + 2)) Hz、リファレンス周波数誤差=10ppm (10Hz / MHz)
- 最大動作入力レベル
- 平均連続パワー
- +20dBm(0.1W)
- 非破壊最大DC電圧
- ±40V DC
- 非破壊最大パワー(CW)
- +33dBm(2W)
- 非破壊最大パワー(パルス)
- +45dBm(32W)(パルス幅: 10μs未満、デューティ・サイクル: 1%未満、リファレンス・レベル:+10dBm以上)
- TPA-N-PRE型プリアンプを装備した場合の最大動作入力レベル
- 平均連続パワー
- +20dBm(0.1W)
- 非破壊最大DC電圧
- ±20V DC
- 非破壊最大パワー(CW)
- +30dBm(1W)
- 非破壊最大パワー(パルス)
- +45dBm(32W)(パルス幅: 10μs未満、デューティ・サイクル: 1%未満、リファレンス・レベル: +10dBm以上)
- 周波数ドメインの波形タイプ
- ノーマル、アベレージ、MAXホールド、MINホールド
- 検波方式
- +ピーク、-ピーク、アベレージ、サンプル
- 自動マーカ
- ユーザ設定可能なしきい値とエクスカージョン値をもとに1~11のピークを検出
- マニュアル・マーカ
- 2 つのマニュアル・マーカによる周波数、振幅、ノイズ密度、位相ノイズ測定
- マーカのリードアウト
- 絶対値または相対値
- FFTウィンドウ
FFTウィンドウ 帯域幅係数 カイザ 2.23 方形 0.89 ハミング 1.30 ハニング 1.44 ブラックマンハリス 1.90 フラットトップ 3.77
3-任意波形/ファンクション・ジェネレータ
(Opt. MDO3AFGが必要)
- 波形
- サイン、方形、パルス、ランプ/三角、DC、ノイズ、Sin(x)/x (Sinc)、ガウシャン、ローレンツ、指数立上り、指数立下り、ハーバサイン、心電図波形、任意波形
- サイン波形
- 周波数範囲
- 0.1Hz~50MHz
- 振幅レンジ
- 20mVp-p~5Vp-p (オープン回路)、10mVp-p~2.5Vp-p(50Ω負荷)
- 振幅フラットネス(代表値)
- 1kHzの振幅に対して±0.5dB(振幅20mVp-p未満の場合±1.5dB)
- 全高調波歪み(代表値)
- 1%(50Ω負荷)
2%(振幅50mV未満、周波数10MHz以上の場合)
3%(振幅20mV未満、周波数10MHz以上の場合)
- スプリアス・フリー・ダイナミック・レンジ(SFDR)(代表値)
- -40dBc(振幅0.1V以上)、-30dBc(振幅0.1V未満)、50Ω負荷
- 方形波/パルス
- 周波数範囲
- 0.1Hz~25MHz
- 振幅レンジ
- 20mVp-p~5Vp-p (オープン回路)、10mVp-p~2.5Vp-p(50Ω負荷)
- デューティ・サイクル
- 10%~90%または最小パルス(10ns)、どちらか長い方
- デューティ・サイクル分解能
- 0.1%
- 最小パルス幅(代表値)
- 10ns
- 立上り/立下り時間(代表値)
- 5ns(10%~90%)
- パルス幅分解能
- 100ps
- オーバシュート(代表値)
- 2%未満、100mVを超える信号ステップ
- 非対称性
- ±1% ±5ns、デューティ・サイクル50%のとき
- ジッタ(タイム・インターバル・エラー、代表値)
- 500ps未満
- ランプ/三角
- 周波数レンジ
- 0.1Hz~500kHz
- 振幅レンジ
- 20mVp-p~5Vp-p (オープン回路)、10mVp-p~2.5Vp-p(50Ω負荷)
- シンメトリ
- 0%~100%
- シンメトリの分解能
- 0.1%
- DC
- レベル・レンジ(代表値)
- ±2.5V(オープン回路)、±1.25V(50Ω負荷)
- ノイズ波形
- 振幅レンジ
- 20mVp-p~5Vp-p (Hi-Z終端)、10mVp-p~2.5Vp-p(50Ω終端)
- 振幅分解能
- 0%~100%、1%刻み
- Sin(x)/x(Sinc)
- 周波数範囲(代表値)
- 0.1Hz~2MHz
- 振幅レンジ
- 20mVp-p~3.0Vp-p (オープン回路)、10mVp-p~1.5Vp-p(50Ω負荷)
- ガウシアン
- 周波数範囲(代表値)
- 0.1Hz~5MHz
- 振幅レンジ
- 20mVp-p~2.5Vp-p (オープン回路)、10mVp-p~1.25Vp-p(50Ω負荷)
- ローレンツ波形
- 周波数範囲(代表値)
- 0.1Hz~5MHz
- 振幅レンジ
- 20mVp-p~2.4Vp-p (オープン回路)、10mVp-p~1.2Vp-p(50Ω負荷)
- 指数立上り/立下り
- 周波数範囲(代表値)
- 0.1Hz~5MHz
- 振幅レンジ
- 20mVp-p~2.5Vp-p (オープン回路)、10mVp-p~1.25Vp-p(50Ω負荷)
- ハーバサイン波形
- 周波数範囲(代表値)
- 0.1Hz~5MHz
- 振幅レンジ
- 20mVp-p~2.5Vp-p (オープン回路)、10mVp-p~1.25Vp-p(50Ω負荷)
- 心電図波形(代表値)
- 周波数範囲
- 0.1Hz~500kHz
- 振幅レンジ
- 20mVp-p~5Vp-p (オープン回路)、10mVp-p~2.5Vp-p(50Ω負荷)
- 任意波形
- メモリ容量
- 1~128 k
- 振幅レンジ
- 20mVp-p~5Vp-p (オープン回路)、10mVp-p~2.5Vp-p(50Ω)
- 繰返しレート
- 0.1Hz~25MHz
- サンプル・レート
- 250 MS/s
- 周波数確度
- サイン波およびランプ
- 130ppm(周波数10kHz未満)
50ppm(周波数10kHz以上)
- 方形波とパルス
- 130ppm(周波数10kHz未満)
50ppm(周波数10kHz以上)
- 分解能
- 0.1Hzまたは4桁、どちらか大きい方
- 振幅確度
- ±[ (振幅設定の1.5%) + (DCオフセット設定の1.5%) + 1mV ](周波数=1kHz)
- DCオフセット
- DCオフセット・レンジ
- ±2.5V(オープン回路)、±1.25V(50Ω負荷)
- DCオフセット分解能
- 1mV(オープン回路)、500μV(50Ω負荷)
- オフセット確度
- ±[(オフセット電圧設定の1.5%)+1mV]、25℃以上では10℃毎に3mV低下
- ArbExpress®
- MDO3000シリーズは、PCベースのシグナル・ジェネレータ用波形生成/編集ソフトウェア、ArbExpress®に対応しています。MDO3000シリーズ・オシロスコープで取込んだ波形をArbExpressに転送して編集することができます。ArbExpressで作成した複雑な波形をMDO3000シリーズに転送し、任意波形/ファンクション・ジェネレータ機能を使用して出力することもできます。ArbExpressソフトウェアをダウンロードするには、jp.tek.com/downloadsにアクセスしてください。
4-ロジック・アナライザ
(Opt. MDO3MSOが必要)
- 入力チャンネル数
- 16デジタル・チャンネル(D15~D0)
- スレッショルド
- 8チャンネルごとのスレッショルド
- スレッショルドの選択肢
- TTL、CMOS、ECL、PECL、ユーザ定義
- ユーザ定義のスレッショルド範囲
- -15V~+25V
- 最大入力電圧
- -20V~+30V
- スレッショルド確度
- ±[100mV + スレッショルド設定の 3%]
- 入力ダイナミック・レンジ
- 50Vp-p(スレッショルド設定に依存)
- 最小電圧スイング
- 500 mV
- 入力抵抗
- 101kΩ
- プローブ負荷
- 8pF
- 垂直軸分解能
- 1ビット
水平軸システム - デジタル部
(Opt. MDO3MSOが必要)
- 最高サンプル・レート(メイン)
- 500MS/s(2ns分解能)
- 最大レコード長(メイン)
- 10Mポイント
- 最高サンプル・レート(MagniVu)
- 8.25GS/s (121.2ps分解能)
- 最大レコード長(MagniVu)
- トリガを中心に10 kポイント
- 最小検出パルス幅(代表値)
- 2ns
- チャンネル間スキュー(代表値)
- 500ps
- 最大入力トグル・レート
- 250MHz(ロジック方形波として正確に再現できる正弦波の最高周波数。 各チャンネルで短いリードセットを使用する必要があります。 最小スイング振幅における最高周波数。 振幅が高くなるとより高いトグル・レートが可能。
5-シリアル・プロトコル・アナライザ
I2C、SPI、RS-232/422/485/UART、USB 2.0、CAN、CAN FD(ISOおよび非ISO)、LIN、FlexRay、MIL-STD-1553、ARINC-429、オーディオ・バスに対して、自動シリアル・トリガ/デコード/サーチが可能。
シリアル・バスをサポートした製品の詳細については、
シリアル・トリガ/解析アプリケーション・モジュールのデータ・シートを参照してください。
6-デジタル・ボルトメータ
- ソース
- Ch1、Ch2、Ch3、Ch4
- 測定項目
- AC RMS、 DC、AC+DC RMS(読み値の単位はVまたはA)、周波数
- 分解能
- AC電圧、DC電圧、4桁
周波数: 5桁
- 周波数確度
- ±(10µHz/Hz+1カウント)
- 測定レート
- 100回/秒。測定値の表示の更新回数は4回/秒。
- 垂直軸設定のオートレンジ
- 垂直軸設定を自動調節して測定のダイナミック・レンジを最適化: 任意の非トリガ・ソースに使用可能
- グラフィカル測定
- 最小値、最大値、現在値、直前の5秒間に測定された値のレンジを示すグラフィカル・インジケータ
一般性能
- ディスプレイ・タイプ
- 9型(229 mm)カラー・ディスプレイ
- ディスプレイ解像度
- 800×480ピクセル(WVGA)
- 補間方式
- Sin(x)/x
- 波形スタイル
- ベクタ、ドット、可変パーシスタンス、無限パーシスタンス
- FastAcq.パレット
- 色温度、スペクトラル、通常、反転
- 波形目盛
- フル、グリッド、ソリッド、クロスヘア、フレーム、IRE、mV
- フォーマット
- YT、XY、XY/YT同時
- 波形取込レート
- 280,000波形/秒以上(1GHzモデル、FastAcqアクイジション・モード)
235,000波形/秒以上(100MHz~500MHzモデル、FastAcqアクイジション・モード)
50,000波形/秒以上(全モデル、DPOアクイジション・モード)
入出力インタフェース
- USB 2.0ハイスピード・ホスト・ポート
- USBマス・ストレージ・デバイス、プリンタ、キーボードをサポート。 前面パネルに1ポート、後部パネルに1ポート。
- USB 2.0デバイス・ポート
- 後部パネルにあり、USBTMCまたはGPIB(TEKUSB-488を使用)経由でオシロスコープと通信/制御、またはPictBridge対応プリンタを接続して直接プリントアウトが可能
- 印刷
- ネットワーク・プリンタ、PictBridgeプリンタ、または電子メールの印刷が可能なプリンタへの出力。 本製品には、OpenSSL Projectによって開発されたソフトウェアが含まれていますが、これはOpenSSL Toolkitで使用します (http://www.openssl.org/)。
- LANポート
- RJ-45コネクタ、10/100 Base-Tをサポート
- ビデオ出力ポート
- DB-15 Feコネクタ。外部モニタやプロジェクタに接続し、ライブ波形などのオシロスコープ画面を表示。SVGA解像度。
- 外部入力(代表値)
- (2チャンネル・モデルのみ)
- 前面パネルのBNCコネクタ
- 入力インピーダンス: 1MΩ
- 最大入力電圧
- 300Vrms CAT II、ピーク値は±425V以下
- プローブ補正出力端子
- 前面パネルに出力ピン
- 振幅
- 0 ~ 2.5V
- 周波数
1KHz
- AUX OUT
- 後部パネルのBNCコネクタ
VOUT(ハイ): オープン回路に対して2.25V以上、50Ω負荷でグランドに対して0.9V以上
VOUT(ロー): 0.7V以下(負荷4 mA以下)、50Ω負荷でグランドに対して0.25V以下
オシロスコープがトリガした場合(内部の任意波形/ファンクション・ジェネレータのトリガ信号、またはリミット/マスク・テストの違反イベントをトリガした場合)のアクションとして、パルス信号の出力を設定可能
- ケンジントン・ロック
- 後部パネルにケンジントン・ロック用のセキュリティ・スロットを装備
- VESAマウント
- VESA標準(MIS-D 75)の75mm VESAマウント・ポイントを後部パネルに装備
LXI(LAN eXtention for Instrumentation)
- クラス
- LXI Core 2011
- バージョン
- バージョン1.4
ソフトウェア
- OpenChoice®デスクトップ
- MDO3000シリーズとWindows PCが、USBまたはLAN経由で高速かつ簡単に通信できます。 設定、波形、測定値、および画面イメージの転送、保存が可能です。 WordとExcelのツールバーを使用して、オシロスコープのアクイジション・データと画面イメージをWordとExcelに自動転送し、すばやくレポートを作成したり、さらに解析することができます。
- IVIドライバ
- LabVIEW、LabWindows/CVI、Microsoft .NET、およびMATLABなど、一般的なアプリケーション用の標準測定器プログラム・インタフェースを提供。
- Webベースのe*Scope®インタフェース
- 標準Webブラウザを通じて、ネットワーク接続経由でオシロスコープの制御を可能にします。 オシロスコープのIPアドレスまたはネットワーク名を入力するだけで、ブラウザにWebページが表示されます。 このWebページから、設定、波形、測定値、画面イメージを転送および保存したり、オシロスコープの設定をWebブラウザから直接変更することもできます。
- LXI Core 2011 Webインタフェース
- ブラウザのアドレス・バーにオシロスコープのIPアドレスまたはネットワーク名を入力するだけで、標準のWebブラウザ経由でオシロスコープと接続できます。 Webインタフェースで、機器のステータスと構成、ネットワーク設定のステータスと変更、e*Scope Webベースのリモート・コントロールを通じた機器の制御を行うことができます。 すべてのWebのやり取りがLXI Core 2011仕様、バージョン1.4に準拠しています。
電源
- 電圧
- 100~240V ±10%
- 周波数
- 50~60Hz、100~240V
400Hz±10%、115V
- 消費電力
- 120W(最大)
寸法/質量
- 寸法
- 高さ
- 203.2 mm
- 幅
- 416.6 mm
- 奥行
- 147.4 mm
- 質量
- 本体
- 4.2 kg
- 出荷梱包時
- 8.6 kg
- ラックマウント・タイプ
- 5U
- 冷却に必要なスペース
- 左側と後部に51 mmの空間が必要
EMC(電磁適合性)および安全性
- 温度
- 動作時
- -10℃~+60℃
- 非動作時
- -40℃~+71℃
- 湿度
- 動作時
- +40℃以下、相対湿度5%~90%
+40℃~+55℃、相対湿度5%~60%
- 非動作時
- +40℃以下、相対湿度5%~90%
+40℃~+55℃、相対湿度5%~60%
+55℃~+71℃、相対湿度5%~40%、結露なし
- 高度
- 動作時
- 3,000 m
- 非動作時
- 12,000 m
- 規制
- EMC(電磁適合性)
- EC Council Directive 2004/108/EC
- 安全性
- UL61010-1:2004、CAN/CSA-C22.2 No. 61010.1: 2004、Low Voltage Directive 2006/95/ECおよびEN61010-1:2001、IEC 61010-1:2001、ANSI 61010-1-2004、ISA 82.02.01
- ランダム振動
- 非動作時:
- 2.46GRMS、5~500Hz、各軸に10分間、3軸で計30分
- 動作時:
- 0.31GRMS、5~500Hz、各軸に10分間、3軸で計30分
IEC60068 2-64およびMIL-PRF-28800 Class 3に準拠
- 衝撃
- 動作時:
- 50G、半正弦波、11msの持続時間、各軸/各方向に3回の衝撃(合計18回)
IEC 60068 2-27およびMIL-PRF-28800 Class 3に準拠
- 音響ノイズ放射
- 音響出力レベル
- 32.0dBA(ISO 9296に準拠)
ご注文の際は以下の型名をご使用ください。
ステップ1: MDO3000シリーズの基本モデルを選択してください
MDO3000シリーズ
- MDO3012
- ミックスド・ドメイン・オシロスコープ、100MHzアナログ・チャンネル×2、100MHzスペクトラム・アナライザ・チャンネル×1
- MDO3014
- ミックスド・ドメイン・オシロスコープ、100MHzアナログ・チャンネル×4、100MHzスペクトラム・アナライザ・チャンネル×1
- MDO3022
- ミックスド・ドメイン・オシロスコープ、200MHzアナログ・チャンネル×2、200MHzスペクトラム・アナライザ・チャンネル×1
- MDO3024
- ミックスド・ドメイン・オシロスコープ、200MHzアナログ・チャンネル×4、200MHzスペクトラム・アナライザ・チャンネル×1
- MDO3032
- ミックスド・ドメイン・オシロスコープ、350MHzアナログ・チャンネル×2、350MHzスペクトラム・アナライザ・チャンネル×1
- MDO3034
- ミックスド・ドメイン・オシロスコープ、350MHzアナログ・チャンネル×4、350MHzスペクトラム・アナライザ・チャンネル×1
- MDO3052
- ミックスド・ドメイン・オシロスコープ、500MHzアナログ・チャンネル×2、500MHzスペクトラム・アナライザ・チャンネル×1
- MDO3054
- ミックスド・ドメイン・オシロスコープ、500MHzアナログ・チャンネル×4、500MHzスペクトラム・アナライザ・チャンネル×1
- MDO3102
- ミックスド・ドメイン・オシロスコープ、1GHzアナログ・チャンネル×2、1GHzスペクトラム・アナライザ・チャンネル×1
- MDO3104
- ミックスド・ドメイン・オシロスコープ、1GHzアナログ・チャンネル×4、1GHzスペクトラム・アナライザ・チャンネル×1
スタンダード・アクセサリ
プローブ
- 100MHz、200MHzモデル
- TPP0250(250MHz、10:1、3.9pF)、 アナログ1Chにつき1本の受動電圧プローブ
- 350MHz、500MHzモデル
- TPP0500B(500MHz、10:1、3.9pF)、 アナログ1Chにつき1本の受動電圧プローブ
- 1GHzモデル
- TPP1000型(1GHz、10:1、3.9pF) アナログ1Chにつき1本の受動電圧プローブ
- Opt. MDO3MSOを追加した機種
- P6316型16チャンネル・ロジック・プローブ(1本)およびアクセサリ
アクセサリ
- 103-0473-00
- N-BNCアダプタ
- 063-4526-xx
- マニュアルCD
- 071-3249-00
- インストールと安全確保に関するマニュアル(英語、日本語、簡体字中国語版)
- 016-2008-xx
- アクセサリ・バッグ
- -
- 電源ケーブル
- -
- OpenChoice®デスクトップ・ソフトウェア(ドキュメントCDに収録、jp.tek.com/software/downloadsからダウンロードも可能)
- -
- 計量標準総合センターへのトレーサビリティと、ISO9001 品質システム登録を文書化した校正証明書
保証期間
本体と部品はすべて3年保証。付属プローブに関連する部品と技術料はすべて1年保証。ステップ2: オプションを追加してMDO3000シリーズ・オシロスコープを構成する
機器オプション
すべてのMDO3000シリーズは、以下のオプションを工場内で事前設定し、出荷することができます。
電源ケーブルとプラグ
- Opt.A0
- 北米仕様電源プラグ(115 V、60 Hz)
- Opt.A1
- ユニバーサル欧州仕様電源プラグ(220 V、50 Hz)
- Opt.A2
- イギリス仕様電源プラグ(240 V、50 Hz)
- Opt.A3
- オーストラリア仕様電源プラグ(240 V、50 Hz)
- Opt.A5
- スイス仕様電源プラグ(220 V、50 Hz)
- Opt.A6
- 日本仕様電源プラグ(100 V、50/60 Hz)
- Opt.A10
- 中国仕様電源プラグ(50 Hz)
- Opt.A11
- インド仕様電源プラグ(50 Hz)
- Opt.A12
- ブラジル仕様電源プラグ(60 Hz)
- Opt.A99
- 電源コードなし
言語オプション
すべてのMDO3000シリーズ製品は、Opt. L99を指定してご注文された場合(印刷マニュアルなし)を除き、インストールと安全確保に関するマニュアル(英語、日本語、または簡体字中国語版)付きで出荷されます。完全なユーザ・マニュアルは以下に示す各言語版とも、ドキュメントCDにPDFフォーマットで収録されています。
- Opt. L0
- 英語(前面パネル・ラベル)
- Opt. L1
- フランス語(前面パネル・オーバーレイ)
- Opt. L2
- イタリア語(前面パネル・オーバーレイ)
- Opt. L3
- ドイツ語(前面パネル・オーバーレイ)
- Opt. L4
- スペイン語(前面パネル・オーバーレイ)
- Opt. L5
- 日本語(前面パネル・オーバーレイ)
- Opt. L6
- ポルトガル語(前面パネル・オーバーレイ)
- Opt. L7
- 簡体字中国語(前面パネル・オーバーレイ)
- Opt. L8
- 繁体字中国語(前面パネル・オーバーレイ)
- Opt. L9
- 韓国語(前面パネル・オーバーレイ)
- Opt. L10
- ロシア語(前面パネル・オーバーレイ)
- Opt. L99
- マニュアルなし、英語(前面パネル・ラベル)
サービス・オプション
- Opt.C3
- 3年標準校正(納品後2回実施)
- Opt.C5
- 5年標準校正(納品後4回実施)
- Opt.D1
- 英文試験成績書
- Opt.D3
- 3年試験成績書(Opt. C3と同時発注)
- Opt.D5
- 5 年試験成績書(Opt. C5 と同時発注)
- Opt.G3
- 3年間ゴールド・サービス・プラン
- Opt.G5
- 5年間ゴールド・サービス・プラン
- Opt.R5
- 5年保証期間
オシロスコープのプローブとアクセサリは、保証およびサービスの対象外です。 プローブとアクセサリの保証と校正については、それぞれのデータ・シートをご参照ください。
ステップ3:アプリケーション・モジュールとアクセサリを選択する
- アプリケーション・モジュール
- 別売のアプリケーション・モジュールは、MDO3000シリーズ製品の購入時または導入後に購入することができます。また、30日間試用可能なオプションのアプリケーション・モジュール機能も提供されます。この無料試用期間は、電源を最初に投入した時点で自動的に開始されます。
アプリケーション・モジュールにはライセンスがあり、アプリケーション・モジュールとオシロスコープ間で移動できます。ライセンスはモジュールに含めることもできるため、モジュールを他のオシロスコープに移動することができます。または、ライセンスをオシロスコープに残しておくこともできるため、モジュールを外して保管しておくこともできます。ライセンスをモジュールに戻して、他のMDO3000シリーズ・オシロスコープで使用することもできます。ライセンスをオシロスコープに転送して、そのモジュールを取り外すことによって、2つ以上のアプリケーションを同時に使用することもできます。
- MDO3BND
- MDO3AERO型、MDO3AUDIO型、MDO3AUTO型、MDO3COMP型、MDO3EMBD型、MDO3FLEX型、MDO3LMT型、MDO3PWR型およびMDO3USB型アプリケーション・モジュールのすべての機能を1台のモジュールで提供するアプリケーション・モジュール。複数のシリアル・バス・デバッグ/解析アプリケーション・モジュールが必要な場合に経費節約になり、さらに必要な機能全体を機器間で簡単に移動可能。
- MDO3AERO
- 航空/宇宙通信用シリアル・トリガ/解析モジュール。MIL-STD-1553/ARINC-429バスにおけるパケット・レベルでのトリガが可能で、信号のデジタル表示、バスの観測、パケット・デコーディング、検索ツール、タイムスタンプ付パケット・デコード・テーブルなどの解析ツールを提供。
信号入力-任意のCh1~Ch4、Math、Ref1~Ref4
推奨プローブ-差動またはシングルエンド(1つのシングルエンド信号のみ必要)
- MDO3AUDIO
- オーディオ用シリアル・トリガ/解析モジュール。I2S、LJ、RJ、TDMオーディオ・バスにおけるパケット・レベルでのトリガが可能で、信号のデジタル表示、バスの観測、パケット・デコーディング、検索ツール、タイムスタンプ付パケット・デコード・テーブルなどの解析ツールを提供。
信号入力-任意のCh1~Ch4、任意のD0~D15
推奨プローブ-シングルエンド
- MDO3AUTO
- 車載用シリアル・トリガ/解析モジュール。CAN、CAN FD(ISOおよび非ISO)、LINバスにおけるパケット・レベルでのトリガが可能で、信号のデジタル表示、バスの観測、パケット・デコーディング、検索ツール、タイムスタンプ付パケット・デコード・テーブルなどの解析ツールを提供。
信号入力-CAN、CAN FD、またはLIN:任意のCh1~Ch4、任意D0~D15
推奨プローブ-CAN、CAN FD:シングルエンドまたは差動、LIN:シングルエンド
- MDO3COMP
- コンピュータ・シリアル・トリガ/解析モジュール。RS-232/422/485/UARTバスにおけるパケット・レベルでのトリガが可能で、信号のデジタル表示バスの観測、パケット・デコーディング、検索ツール、タイムスタンプ付パケット・デコード・テーブルなどの解析ツールを提供。
信号入力-任意のCh1~Ch4、任意のD0~D15
推奨プローブ-RS-232/UART:シングルエンド、RS-422/485:差動
- MDO3EMBD
- 組込み用シリアル・トリガ/解析モジュール。I2C、SPIバスにおけるパケット・レベルでのトリガが可能で、信号のデジタル表示、バスの観測、パケット・デコーディング、検索ツール、タイムスタンプ付きパケット・デコード・テーブルなどの解析ツールを提供。
信号入力-I2CまたはSPI:任意のCh1~Ch4、任意のD0~D15
推奨プローブ-シングルエンド
- MDO3FLEX
FlexRayシリアル・トリガ/解析モジュール。FlexRayバスでは、パケット・レベルの内容にトリガ可能。さらに、信号のデジタル表示、バスの観測、パケット・デコーディング、検索ツール、タイムスタンプ付パケット・デコード・テーブルなどの解析ツールを提供。
信号入力-任意のCh1~Ch4(およびOpt. MDO3MSO使用時は任意のD0~D15、シングルエンド・プローブのみ)
推奨プローブ-シングルエンドまたは差動
- MDO3USB
- USBシリアル・トリガ/解析モジュール。ロースピード、フルスピードUSBシリアル・バスでは、パケットレベルの内容にトリガ可能。さらに、ロースピード、フルスピード、ハイスピードUSBシリアル・バスにおける信号のデジタル表示、バス表示、パケット・デコード、検索ツール、タイムスタンプ付パケット・デコード・テーブルなどの解析ツールを提供。
信号入力-ロースピードおよびフルスピード:任意のCh1~Ch4、任意のD0~D15、ロースピード、フルスピード、およびハイスピード:任意のCh1~Ch4、Math、Ref1~Ref4
注:ハイスピードのデコードは1GHzモデルのみ。
推奨プローブ-ロースピードおよびフルスピード:シングルエンドまたは差動、ハイスピード:差動
- MDO3PWR
- パワー解析アプリケーション・モジュール。電源品質、スイッチング損失、高調波、SOA、変調、リップル、スルーレート(dI/dt、dV/dt)をすばやく、正確に測定可能。
- MDO3LMT
- リミット/マスク・テスト用アプリケーション・モジュール。見本波形から作成したリミット・テンプレートに対するテスト、およびカスタム・マスクを使用したマスク・テストが可能。
推奨アクセサリ
プローブ
当社は、お客様のアプリケーションに合った、数多くのプローブをご用意しています。プローブの詳細については、当社ウェブ・サイト(jp.tek.com/probes)を参照してください。
- TPP0250
- 250MHz、10:1 TekVPI®受動電圧プローブ、入力容量:3.9pF
- TPP0500B
- 500MHz、10:1 TekVPI®受動電圧プローブ、入力容量:3.9pF
- TPP0502
- 500MHz、2:1 TekVPI®受動電圧プローブ、入力容量12.7pF
- TPP0850
- 2.5kV、800MHz、50:1 TekVPI®受動高電圧プローブ
- TPP1000
- 1GHz、10:1 TekVPI®受動電圧プローブ、入力容量:3.9pF
- TAP1500
- 1.5GHz TekVPI®アクティブ・シングルエンド電圧プローブ
- TAP2500
- 2.5GHz TekVPI®アクティブ・シングルエンド電圧プローブ
- TAP3500
- 3.5GHz TekVPI®アクティブ・シングルエンド電圧プローブ
- TCP0020
- 50MHz TekVPI® 20A AC/DC電流プローブ
- TCP0030A
- 120MHz TekVPI® 30A AC/DC電流プローブ
- TCP0150
- 20MHz TekVPI® 150A AC/DC電流プローブ
- TDP0500
- 500MHz TekVPI®差動電圧プローブ、差動入力電圧±42V
- TDP1000
- 1GHz TekVPI®差動電圧プローブ、差動入力電圧±42V
- TDP1500
- 1.5GHz TekVPI®差動電圧プローブ、差動入力電圧±8.5V
- TDP3500
- 3.5GHz TekVPI®差動電圧プローブ、差動入力電圧±2 V
- THDP0200
- ±1.5kV、200MHz TekVPI®高電圧差動プローブ
- THDP0100
- ±6kV、100MHz TekVPI®高電圧差動プローブ
- TMDP0200
- ±750V、200MHz TekVPI®高電圧差動プローブ
アクセサリ
- TPA-N-PRE型
- プリアンプ、公称ゲイン12dB、9KHz~6GHz
- TPA-N-VPI型
- N-TekVPI変換アダプタ
- 119-4146-00
- 近接界プローブ・セット、100KHz~1GHz
- 119-6609-00
- フレキシブル・モノポール・アンテナ
- 077-0981-xx
- サービス・マニュアル(英語版のみ)
- TPA-BNC型
- TekVPI®-TekProbe™ BNC変換アダプタ
- TEK-DPG
- TekVPIデスキュー・パルス・ジェネレータ
- 067-1686-xx
- パワー測定用デスキュー/校正フィクスチャ
- SignalVu-PC-SVE
- ベクトル信号解析ソフトウェア
- TEK-USB-488型
- GPIB-USB変換アダプタ
- ACD3000
- ソフト・キャリング・ケース(前面保護カバー付き)
- HCTEK4321
- ハード・キャリング・ケース(ACD3000型が必要)
- RMD3000
- ラックマウント・キット
- 200-5052-00
- 前面カバー
その他のRFプローブ
Beehive Electronics社の発注問い合わせ先:http://beehive-electronics.com/probes.html
- 101A
- EMCプローブ・セット
- 150A
- EMCプローブ増幅器
- 110A
- プローブ・ケーブル
- 0309-0001
- SMAプローブ・アダプタ
- 0309-0006
- BNCプローブ・アダプタ
ステップ4: 購入後にアップグレード製品を購入する
機器のアップグレード
MDO3000シリーズ製品は購入後、様々な方法で機能を追加することができます。 以下に、用意されているさまざまな製品アップグレードと、各製品のアップグレード方法を示します。
- 機能拡張オプション
- MDO3000シリーズは、以下のオプション製品を追加購入することで機能を拡張することができます。
- MDO3AFG
- 任意波形/ファンクション・ジェネレータ。任意のMDO3000シリーズ製品に追加できます。
任意の機種を一度だけアップグレードできるアプリケーション・モジュール・ハードウェア・キーです。 機能追加したモデルでは、その機能は永久に有効です。機能を追加した後にハードウェア・キーは必要ありません。
- MDO3MSO
- チャンネル数を16追加します(P6316型デジタル・プローブとアクセサリ付き)。
任意の機種を一度だけアップグレードできるアプリケーション・モジュール・ハードウェア・キーです。 機能追加したモデルではその機能は永久に有効です。機能を追加した後にハードウェア・キーは必要ありません。
- MDO3SA
- スペクトラム・アナライザの入力周波数レンジを9kHz~3GHzに、取込み帯域を3GHzに拡張します。
任意の機種を一度だけアップグレードできるアプリケーション・モジュール・ハードウェア・キーです。 機能追加したモデルではその機能は永久に有効です。機能を追加した後にハードウェア・キーは必要ありません。
- MDO3SEC
- 全ポートのオン/オフ制御をパスワードで保護し、ファームウェア更新機能を追加して、機器のセキュリティを強化します。
任意の機種を一度だけアップグレードできるソフトウェア・オプション・キーです。 ソフトウェア・オプション・キー製品の購入時には、MDO3000シリーズの型名とシリアル番号が必要です。 ソフトウェア・オプション・キーは、型名と特定のシリアル番号の組み合わせに対してのみ有効です。
- 帯域アップグレード・オプション
- MDO3000シリーズ製品は購入後、アップグレードにより帯域を拡張することができます。アップグレード製品は、いずれもアナログ帯域とスペクトラム・アナライザの周波数レンジを拡張します。帯域のアップグレードは、現在の帯域と必要な帯域の組み合わせに基づいて購入してください。該当する帯域アップグレード製品には新しいアナログ・プローブが付属します。ソフトウェア・オプション・キー製品を購入できるかどうかは、特定の型名とシリアル番号の組み合わせにより異なります。500MHzまでの拡張であれば、お客様のサイトでアップグレードできます。1GHzへの拡張の場合は、当社サービス・センターでのアップグレードが必要です。